社会人になってからも、有志達と草野球チームを作り、色々な地区の草野球チームと試合をしたりしていたのだけれど、仕事が忙しくなったり、家庭の事情で離脱する仲間が出てきたりで、ここ10年くらいは大好きだった野球をする機会が減ってきてしまっていたとの事。
それが、ある飲み会がきっかけになって、またその草野球チームを復活させようという話になり、早速メンバーに声を掛けて再集結を果たした。
すぐに練習を再開したのだが、やはり10年のブランクは大きかったらしく、自分の思うように身体が動かないし、またスタミナも落ちてきてしまっている事を実感したそうです。
改めて体力作りから始めようとした矢先に・・・無理をしてしまったのか、ぎっくり腰になってしまった。
以前にも2回くらいぎっくり腰になった事もあるし、最近は慢性的に腰に不快感を感じるようになっていたそうで、たまたま野球雑誌を読んだ時の記事に、イチロー選手をはじめメジャーリーガーがボディメンテナンスとして定期的に“オステオパシー”なる療法を受けている、と知ったそうで、自分でも受けてみたいと思っていたのだそうです。
触診にて急性の痛みを発している箇所を特定し、全身のバランスと身体の動きを見ながら下肢から股関節~腰椎下部を慎重に調整していきました。
胸椎~肋骨にかけても緩やかな捻れがみられたので、腰に負担にならない程度の調整をし、まずは1度立ってもらい痛みの度合いを確認してもらいます。
最初の痛みを10とすれば、現在は5くらいにまで減ったとのことだったので、そのまま仰向けの施術に入り、肋骨上部~脛椎~後頭部と調整をし、最後に全身のリンパの循環を促して施術を終わりました。
痛みは半分くらいに減った実感はあるけれど、やはりまだ鈍痛は残るので、ちょっと不安そうにしていました。
筋肉の質は弾力があり年齢のわりには良い方だと感じたので、あまり神経質にならずにもう日常生活は普通に動いてもらうようアドバイスをして、1週間から10日の間にまた施術を受けにきて頂きたいと伝えて、その日は終わりました。
その後、1週間過ぎても1ヶ月過ぎても連絡はなく、私としては・・・施術に満足して頂けなかったんだな、また痛みが振り返してしまい今度は違う治療院に行ったりしちゃったんだろうな、と反省をしていたところ、半年後にまた突然予約の連絡が入りました。
半年振りにお越しになり、前回の施術後の事を聞いてみたら、実は施術した次の日から痛みはどんどん減ってきて、その後はまったく調子が良くなってしまったので、もう治療を受けなくても大丈夫だろうと判断して、毎日を過ごしていたそうです。
野球の練習や試合も順調で、現役時代並みに楽しめるようになっている。
しかも・・・骨盤が整ったせいなのか、背骨が真っ直ぐになったからなのか、バッティングに於けるパフォーマンスが、オステオパシーの施術を受ける前と受けてからでは、格段に違ってきているのを実感する、と仰っていました。
バットの中心で球を捉えられるようになった、との事でした。
今回は、近々まだ試合が続くので、また全身のバランスを整えておきたい、という事でのご訪問。
私自身は野球はやらないし、やっても下手くそなので・・・骨盤や背骨を整えた時のパフォーマンスの向上を実感したことはないのですが、やはり骨盤は身体の中心ですし、背骨もそれを貫いている中心ですから、スポーツのパフォーマンス向上には繋がっていくのでしょう。
そして、全身の調整は神経伝達を促しますから、運動神経自体の活性化しますし、血液やリンパ液の循環も良くなっていて、筋疲労の回復能力も万全になると思います。
それからも年に数回施術を受けに訪問して頂いていますが、ぎっくり腰になることはないようで、自己回復力も高まっているのか、体調も良い状態が続き、疲労があってもしっかり睡眠を取れば復活する肉体を維持出来ているようです。