横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

Dr.stills's word ~  An artery and a vein

2012年03月27日 | Dr.stills 's word

オステオパシーの創始者であるスティル博士は、健康な肉体には動脈と静脈の働きが重要であると考えていました。

その事についてスティル博士は、こんな言葉を残しています。

 

動脈

「動脈の流れ方は絶対的、普遍的な法則に従わなければならないものであり、妨げられてはならないものである。
もしそれが妨げられれば、病気が引き起こされる。

1874年に、私は動脈における異常が、病気が人体を壊しはじめる際の最初の1時間、もしくは1分間となるということを発表した。

動脈血は、全ての神経、靭帯、筋肉、皮膚、骨、そして動脈自身に栄養を供給するものである。
全ての病気は、動脈流における異常を伴う。
病気、もしくは体の変形を治療しようとする人は、例外なく、動脈もしくはその支流における異常を見つけだすことになるだろう。」


静脈

「動脈を経由する動脈血は、人体の腺、器官、そして全ての場所に、完璧に供給されなければならない。
そして、動脈血がその働きを終えた後には、それらは遅滞なく静脈に回収され、リフレッシュのために、心臓や肺へと送られなければならない。」

 

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自律神経の調整

2012年03月13日 | オステオパシーとは

最近の治療室cureでのオステオパシーの施術では、筋骨格の凝りや痛みの解消よりも、自律神経の調整に重きをおくようになっています。

それは、そうした調整の必要な患者さんが増えてきているというのが、まず第一の理由なのですが、もう一つ大きな理由があります。


まず、その自律神経とは何かという事ですが、自らが意識しないでも自然に体の各機能を調整するように働いてくれる神経。
汗をかいたり、ホルモンの分泌を調整したり、心臓を動かしたりするのが自律神経です。

心臓は我々が自ら意識的にコントロールしなくても動いている。
食べ物を食べれば胃や腸が動いて消化され、暑い時には汗をかいて体温を調節し、ウィルスに感染した時は熱が出て、ウィルスを攻撃したりします。

このような働きをしているのが自律神経で、我々の健康を保つためには、自律神経が正常に機能している事が重要になるのです。


自律神経は交感神経と副交感神経の2つの神経がバランスを取りながら働いている。
簡単に云うと、活動的な交感神経と、休養するための副交感神経が相互にバランス良く働くことで、動いたり休んだりをうまくコントロールしている。
この2種類の神経がバランスを保っているのが健康な状態と言えますが、何らかの影響でバランスが崩れると「不定愁訴」と言われるような、体や精神に色々な症状が現れてしまう。
このような状態を「自律神経失調症」と言っています。


自律神経のバランスが崩れると、身体の各器官に様々な不調が現れたり、精神的に落ち込んだり、苛々したりするなど、その症状が肉体面に出たり、精神面に出たり、あるいは重複して出たりします。

しかも人によってその症状も様々ですし、同じ症状であってもその程度に違いもある。
このように自律神経失調症の症状に個人差があるのは、その人の性格や体質、生活習慣、ストレスの度合いなど、様々な要因が異なるためだと考えられています。

現代、我々はストレス社会の中で生活していると言っても過言ではないと思われます。
文明の進化によって、全ての物事はスピードを強いられ、仕事や学業もそれに準じたスピードと量を求められてしまう。
仕事場や学校に於ける人間関係などでも、様々な形でストレスを受ける環境にあり、ストレスの原因はいくつでもあります。
また、地球の環境破壊が叫ばれる昨今、自然環境から受けるストレスもあり、これが実は我々の心身を、知らぬ間に蝕んでいる。

このように我々は日常的なストレスに晒され、その中で日々を暮らしている。

自律神経失調症は男性よりも女性に多い症状だと言われているのですが、これは女性は一生を通じてホルモンのリズムが変化し続け、この変化が自律神経の働きに影響を与えることが考えられます。
男性は思春期に性ホルモンの分泌が高まり、以降は初老期まで比較的安定していますが、女性は初潮、毎月の生理、妊娠・出産、更年期~閉経と、一生を通じてホルモンが変化し続けるためです。

それてもやはり、男女共にストレス社会の中に浸かっていると言えるでしょう。

私はそのストレス社会を変える事は出来ないし、治療室cureにそうしたストレスに晒される環境から解放する力はないのですが、オステオパシーはそのストレスによって乱れた自律神経を整えて心身の不調を改善していくお手伝いは出来ます。

実は、自律神経の乱れからも、骨格・関節というのは歪み(可動制限)を起こしたりします。
交感神経の緊張によって、生理な過剰反応を起こしてしまい、それが不調の原因になり易い状態を作ってしまう。

最近の施術で、足や身体を柔らかく揺らし動かす施術は、筋肉を弛ませ、骨格を調整してだけではなく、血流やリンパ液といった身体の中を流れる体液の流れを改善し、内臓だけでなくホルモンの分泌から精神的なものまでコントロールしている自律神経というものを安定させることを目的としたもの。

交感神経に対して抑制効果のある、少し特殊な揺らし方をする事で、筋緊張を弛めていき、自律神経のバランスをも回復させていくようにします。
自律神経のバランスが回復し、それが正しく働く事で、自然治癒力の活動が活発になり、不調の原因を身体自ら改善していくようになるのです。

自律神経の乱れは、精神的なストレスからの影響もありますが、身体の調整させてあげる事で、身体~精神の調和に繋がっていくとも考えられます。


治療室cureで考えるオステオパシーによる健康管理というのは、身体・肉体の痛みや不調の解消だけでなく、身体と共に精神的なところに於いても健全を維持出来る事だと思っています。

そしてオステオパシーは、そのサポートをしていく為の自然療法であると考えています。

そうした理由から、最近の施術は自律神経の調整に重きをおくようになっているのです。

現在の治療室cureでのオステオパシーの施術、その主軸になるのは、自律神経の調整と改善にあると云えると思います。

 

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治療室cureでの施術

2012年03月01日 | オステオパシーとは

治療室cureへお越しの際に・・・

世間一般でイメージされる整体を期待されていた方。

グイグイと筋肉を圧したり揉んだり、腰や首を捻ってボキボキしたりを期待されていた方。

ツボと称される部分をグッと圧され痛気持ち感覚を期待されていた方。

1回の施術によって10年20年の不調が一気に改善し爽快になれると期待されていた方。

高級リラクゼーション・サロンの様な心地好い施術を期待されていた方。

温泉やスパで受けれる様な指圧・マッサージ的な施術を期待されていた方。

痛みを伴う刺激が「効く」と漠然と認識されていて、そうした施術刺激を期待されてい方々。

そうした期待にお応え出来ずに、申し訳ございません。


治療室cureでの施術は、オステオパシーという療法で、しかも治療室cureでの施術技術はオステオパシーの手技技術の中でも、一番緩やかで優しい、触れるくらいの力で骨を操作・調整していくという技術です。

骨そのものを動かしていくと云うよりも、骨の周囲の硬くなった靭帯を穏やかに弛めていき 、各関節の正常な可動性を取り戻していく。

その事で血流を促し神経伝達を改善し、自然治癒力を高めていくのが治療室cureでのオステオパシーです。


ですから・・・

上記に挙げた様な施術を期待されていた方々には、期待外れだったと思います。

揉まれ圧されての気持ち良さや快感、その後の爽快感等を感じて頂く種類の療法ではないのですね。


治療室cureでのオステオパシーの施術でも、心地好さを感じて頂けている方もいらっしゃいますが、それはその方の身体に治療室cureのオステオパシーの施術が合っているのだと思います。

私が意図して、そうした施術(快楽性のある施術)をする事はありません。

好みの強さで揉んだり圧したり、快感性や爽快感をお求めの方には・・・物足りなく感じると思います。

そうした方々の期待に応える様に施術を調整するのは、オステオパシー治療室として本意ではありません。

治療室cureでは、治療室cureのオステオパシー療法しか施術・ご提供出来ないと思います。

施術は全身全霊・誠意をもってあたらせて頂きます。


どうぞご理解頂き、治療室cureをご利用下さい。

 

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