オステオパシーの創始者であるスティル博士は、健康な肉体には動脈と静脈の働きが重要であると考えていました。
その事についてスティル博士は、こんな言葉を残しています。
動脈
「動脈の流れ方は絶対的、普遍的な法則に従わなければならないものであり、妨げられてはならないものである。
もしそれが妨げられれば、病気が引き起こされる。
1874年に、私は動脈における異常が、病気が人体を壊しはじめる際の最初の1時間、もしくは1分間となるということを発表した。
動脈血は、全ての神経、靭帯、筋肉、皮膚、骨、そして動脈自身に栄養を供給するものである。
全ての病気は、動脈流における異常を伴う。
病気、もしくは体の変形を治療しようとする人は、例外なく、動脈もしくはその支流における異常を見つけだすことになるだろう。」
静脈
「動脈を経由する動脈血は、人体の腺、器官、そして全ての場所に、完璧に供給されなければならない。
そして、動脈血がその働きを終えた後には、それらは遅滞なく静脈に回収され、リフレッシュのために、心臓や肺へと送られなければならない。」