横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

医食同源・身土不二

2010年07月30日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱矯正を主軸にした、手技療法を施術しています。

脊柱を中心に骨格の不具合を調整し、血流や神経伝達を促し

身体の自然治癒力を高めていく療法です。


皆さんは体調が優れない時や不具合があった時、どのように対処するでしょうか?

大半の方が病院で薬を処方してもらおうとする方が、多いのではないでしょうか?

カイロプラクティックやオステオパシー、鍼などの手技療法を思い浮かべる方は

それ等の療法の体験者か、継続的に利用されている方だけでしょう。


戦後の西洋医学の発達と定着がもたらした価値観なのでしょうが

日本人というものは本当に「医薬品」が大好きな民族です。

因みに、世界で最も薬を消費している国は、大国アメリカでも漢方の本場中国でも医学先進国ドイツでもなく

この日本なのだそうです。

確かに、日本人は何かあればすぐに薬に頼るという傾向にありますが

人口一億数千万の小さな島国が、大国を出し抜いて薬を消費しているという現実は驚くべき事です。


医薬品というものは、人体にはっきりとした作用をします。

それと同時に、ある一定の作用が起きるという事は、必ず反対の作用が起きます。

つまり副作用という問題が必ず付いて回るという事です。

それに医薬品というものの大半は化学合成物質が多量に含まれていますので、その効果と引き換えに

根本的な抵抗力、即ち自己免疫力・自然治癒力を弱めてしまうのです。

ですから、医薬品は根本的な改善・治癒には不向きであるとも言えるのです。

では、医薬品や化学的治療に頼らずに積極的な治癒を求めるにはどうしたらよいのか?

その問題に関しては、非常に複雑で「これ」という決定的な対処法が未だ確立されていません。

ただ、間違いなく言える事は、そうした対処療法よりも予防医学がとても大切であるという事ではないでしょうか?

そしてその予防医学の中心を担うのが、カイロプラクティックやオステオパシーや鍼といった手技療法であり

自らが自発的に出来るものとしては、日々の「食」ではないかと思います。


古くから医食同源とよく言われている様に、食事を上手に摂というる事は

お医者さんや薬に匹敵するほど健康維持には大変重要な事です。

「医食同源」とは

「病気を治療する(医)事も、日常の食事をする(食)事も、共に生命を養い、健康を保つために欠かせないもので、源は同じ(同源)である」という意味です。

中医学の発祥の大陸では、「薬食同源」と云われている身体観・健康観で

日本でも古来から食こそ薬と見なす考え方があり

薬膳というものはそういう観点から生まれた食養法のひとつです。

食は我々の肉体を形成し、健康な状態を保つのに最も必要なものであり

生命維持に決して欠かす事のできないものである事は言うまでもありません。

しかし、先進国であればあるほど、飽食であればあるほど、医食同源という思想から徐々に離れ

美食のみを追い求めた非常にアンバランスな食生活を送る様になってしまっています。

それは日本とて例外ではなく、ファーストフード・ジャンクフードに代表される欧米食が瞬く間に根付き

日本の誇る食文化が大変な勢いで破壊されつつあります。

その結果、一昔前では考えられないほどの生活習慣病が蔓延するようになってしまったのです。

元々、日本人は肉食中心の欧米食を食べ続けられる体の構成ではありません。

他の人種と比べ日本人・東洋人は腸がかなり長い構造になっているからなのです。

比較的消化.吸収に時間のかかる野菜や穀物を主食とする日本人は必然的に腸を長くする必要性があり

逆に西洋人は肉食中心ですから

摂取した食物が腸内で腐敗し易く、腸内発酵による悪玉菌の毒素の影響を受けやすい為

出来る限り早く体外に排泄できる様、腸が非常に短い構造になっているのです。

こう聞けば「なるほど、その通りだ」と、納得はしてはみるものの

現代日本人の食生活を振り返ってみてみると

朝食や忙しい時の食事をパンやシリアルで済ませていたり

ファイバー入り飲食物で食物繊維の摂取を済ませている。

パスタやハンバーグやピザで食事を済ませ、ファーストフードで食事を済ませてしまう。

やたらとサプリメントやビタミン剤にに頼る食生活が、当たり前になってしまっています。


本来、日本には

ご飯や味噌汁、旬の野菜や果物、糠漬けや納豆といった自然発酵食品など

日本人の体質に合ったものがたくさんあります。

実際に、日本食は世界的に見ても素晴らしく高水準なバランスの取れた機能性食品群の宝庫です。

その事は1977年にアメリカで発表されたマクガバン・レポートにも記されています。

そのマクガバン・レポートには

「諸々の慢性病は、肉食中心の誤った食生活がもたらした食原病である」という指針を明示し

加えて「最も理想的な食事とは元禄時代以前の日本人の食事である」という食の理想像を打ち出していたのです。

しかし、現代の日本人の食事はどうなのか?

甚だ心許ないのが現状ですね。

まるで、かつてのアメリカが犯した食文化の荒廃を見事に敷き写している様です。

確かに戦後の日本は欧米からは非常に優れた産業や新しい文化を驚くほど短期間で得る事ができました。

そして国は豊かになり、人々の生活水準も年々向上して行きました。

ところが

最も誇るべき日本の美しい食文化までも欧米化の波に揉まれ、悪しき方向へと変化してしまったのです。

日本には「医食同源」だけでなく、風土と身体は一体であると言う意味の「身土不二」や

食材は丸ごと全部食べ事ににより

全てのエネルギーが得られるという「一物全食」という素晴らしい思想があります。

己を知り、旬を知り、食を知る事で間違いのない食生活というものが見えてくる筈です。

全てを正しく続ける事は難しい時代になってしまいましたが

寧ろこんな飽食の時代だからこそ、正しく選んで食べることが大切なのですね。


カイロプラクティックやオステオパシー、鍼などの療法には「時間が無くて受けられない」という人でも

日々の食事だけは、必ず摂るものでしょう。

「医食同源・身土不二」を忘れずに、一食一食を大切にしていきたいものですね。


治療室cureホームページ

オステオパシー 〔緊張性頭痛〕

2010年07月29日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという130年前にアメリカで研究・発表された、自然療法・手技療法を施術しています。

身体の不調の原因を、筋骨格の不具合にあると診て

その骨格・関節の不具合を調整する事で、血流や神経伝達を正常化し

身体が本来持っている自然治癒力を高め、身体自ら不調を改善していくのを促す療法です。


頸椎や頭蓋骨の不具合によって起こり易い症状に、筋緊張性頭痛と云うのがあります。

機能性頭痛のひとつで、日本でも約20~30%の有病率といわれ、最も多く認められる頭痛です。

以前は筋収縮性頭痛と云われていましたが

筋肉の収縮を伴うタイプと伴わないタイプがあり、緊張型頭痛と云われる様になりました。

首筋が張る、肩が凝るなどの訴えと共に、頭痛は徐々に始まり、後頭部の鈍痛が多くみられる様になります。

症状は片頭痛に比べて、長く続くのが特徴です。

頭痛の誘因としては、ストレス・不安・鬱病など、様々な因子が関係します。

多くの場合は睡眠不足が続いたり、あるいは心配事が頭から離れなかったりするとひどくなる様です。

また、結婚・離婚・失恋・就職・転職など、生活環境の変化に伴って増悪する事が多くみられます。


緊張型頭痛は徐々に始まり

首筋が張る、肩が凝るなどの訴えと共に、後頭部の鈍痛として認められる事が多くなります。

痛みというよりも重い感じ・圧迫される感じ・締めつけられる感じ

また、何かをかぶった感じ(被帽感)と訴える事もあります。

頭痛は1週間~10日ほど続く事が多いのですが

時には1ヶ月のうち15日以上、殆んど毎日頭痛が続く事もあります。


片頭痛と同様に、機能性の頭痛ですので、器質的疾患を除外する事が重要であり

頭痛外来などでの、脳の画像診断は必要だと思います。

一般に、内科的・神経学的診察では特に異常を認めませんが

肩・後頭筋・側頭筋の硬結(しこり)、圧痛を確認することが診断の根拠になります。

硬結と圧痛の間には一般に相関関係がありますが、時に硬いのに圧痛を訴えない事もあります。

稀に、硬くなっていないのに圧痛を訴える事もあります。


オステオパシーでは頸椎や胸椎、頭蓋縫合部分の機能障害を弛めていく事で

肩~首~後頭部の筋緊張を緩和し、血流や神経伝達が正常に機能する様に促していきます。

また、全身のバランスも重要だと考えていますので、骨盤などの状態も調整していきます。

特に気圧の不安定な梅雨時期などは、こうした症状が出易いと云われています。

急激な気圧の変化に身体が対応出来ずに、頭蓋内の様々な組織が気圧に圧迫される為に

頭痛として発症するのではないかと云われています。

こうした症状も、オステオパシーの頭蓋療法を継続的に受けて頂く事で

徐々に痛みも緩和していき、発症頻度も少なくなっていきます。


緊張性頭蓋だと思われる症状のある方は、鎮痛剤によるその場凌ぎの対処療法だけでなく

その原因である筋緊張を解消していく治療を心掛けて下さい。


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オステオパシーと解剖学

2010年07月28日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体とした、手技療法を施術しています。

身体の様々な関節の不具合を調整し、血流や神経伝達の円滑を計り

身体が本来持っている自然治癒力を高めていく事で、様々な不調の改善を促していきます。


我々がオステオパシーの手技をもって施術にあたる時に、一番必要なものが解剖学の知識です。

触診技術や矯正技術というのは、正確な解剖学の知識に裏づけられたものでなければなりません。

手技療法の中には、解剖学知識を余り必要としない手法もありますし

解剖学・生理学の知識よりも、自分の持つ「感覚的」なものだけを重視している療法もありますが

少なくともオステオパシーに於いては、まずは解剖学を徹底的に学ばなければなりません。

その深い解剖学の知識を持っていなければ、オステオパシーの技術は全く活かせないでしょうし

活かせないという事は、医療技術・治療技術としては効果を発揮出来ていないという事になります。

ですから、オステオパシーの治療技術の、その「形」だけを真似しても

オステオパシーの哲学的視点からの厳密な解剖学を学び、身につけていなければ無意味になります。


オステオパシーはその発祥から、外科・内科の医師の研究から発達したものですから

進化の過程としては、医療行為・治療技術として研究され、また発展してきた経緯があります。

そこには徹底的に解剖学や生理学を掘り下げ

オステオパシーの創始者の哲学的原理に叶う体系でなければならなかった。

そうして発達してきたオステオパシーの治療技術を活かす為の、最低限の必須学が解剖学であるのは

至極当然の事になります。

オステオパシーの創始者は、人体の「機能と構造の相互関係」を重視していました。

構造は機能に影響を与え、機能も構造に影響を与えている。

構造のアンバランスが機能に影響を与える事で、身体は不具合を起こし不調へ導いています。

機能が不具合を起こすと、間接的・直接的に構造に影響を与えアンバランスに導いてしまう。

オステオパシーではこの構造を調整・矯正する事で、機能を治していく訳です。

構造とは解剖学に裏づけられていますし、機能とは生理学に裏づけられます。

ですから、徹底的に学んだ解剖学知識を、脳裏で正確に活き々きとビジュアライズしていける事で

構造の不正を、正へと導いていける指標になるのです。

施術前の触診から、施術中も脳裏で骨や筋肉や靭帯の状態を、しっかりと映像化していく。

そして調整して正しい状態に戻った時の映像に、施術によって近づけていく訳です。

そういう意味では、解剖学を学び、そしてそれをビジュアライズしていく

想像力と感性も必要になってくると思います。

しかしその想像力や感性というのも、徹底的に学んだ知識に支えられていなければならない事は当然でしょう。


オステオパシーの創始者は

「オステオパシーとは、治療技術ではなく、医療知識であり、医療哲学である」と云い

「オステオパシーは、解剖学に始まり、すべては解剖学が導いていくれる。」

「オステオパシーが治すのではない。治すのは人間の治癒力であり、オステオパシーは調整するだけなのだ。」


オステオパシーの旗を掲げる以上は、寝る時間さえ惜しんで解剖学を学ばなくてはならない。

手技の技術が高まるほどに、その事を実感していく事でしょう。


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オステオパシー 〔熱中症〕

2010年07月27日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体にした手技療法を施術しています。

脊柱を中心に全身の骨格の不具合を調整し、血流や神経伝達を促し

身体が本来持っている自然治癒力を高め、健康回復のサポートをしていく療法です。


骨格というのは外的な圧力などを受けたりした時にだけ起こるものではなく

単純な肉体疲労やストレスが溜まったりした時にも起こりやすくなります。

内臓の疲れ等から、内臓筋が収縮したりすれば

その隣接した椎骨を歪ませてしまったりもします。

例えば、今の季節に発症しやすい熱中症で、肉体自体が疲労困憊してしまう事で

間接的に身体内部から、骨格を歪ませてしまっている事もあるのです。


熱中症とは

人間が活動するには食事で摂取した栄養を、熱エネルギーにし活動の為に使用するのですが

発生した余分な熱を効率的に体外へ出す為の機能が

環境が暑いなどの理由により、上手く働かないと熱中症という病気として症状が表れてしまいす。

熱中症は直射日光が当たる日差しの強い建設業の工事現場、野球グランド等の屋外

また、冷房やエアコンが効いていない工場、室内などの気温、室温や湿度が高い所や風通しの悪い場所などで

症状が表れやすいので注意が必要です。

熱中症の症状としては、発熱、頭痛、吐き気や息苦しさ、そして脱力感、眠気、耳鳴りが見られます。

意識を失うほどの重い症状に陥ってしまうことさえありますので、熱中症を予防する意識が大切です。

ちょっとした兆しに注意を払い、環境を整えるなどの熱中症予防・対策に努めましょう。

熱中症は室内でも起こります。

仕事や学業を終えた帰宅後は水分が不足していることが多いのです。

また、長時間水分補給が出来ない就寝後に症状が現れたりします。

体力が低下している高齢者は熱中症の症状が出やすく細やかな気遣い、そして対策が必要ですし

体力のあまりない発育途中の子供などは小児熱中症になりやすいので注意しましょう。

高齢者や子供、乳児は周りの人間が熱中症に気づかない事があるので

常に注意を向けあげていることが大切です。


熱中症では基本的に脱水症状になっていますので、先ずは水分補給をしましょう。

スポーツドリンクは水分の吸収が良いので熱中症には有効です。

そして身体を冷やすことが大切です。

ただ、熱中症だからと言って冷やしてやいけないところもあります。

基本的には、首筋、脇の下などは大丈夫でしょう。

建設業の工事現場や、野球グランドなど、直射日光の当たる場所では風通しの良い木陰

暑い工場、室内などではエアコン(冷房)の効いた涼しい部屋で休むのが良いでしょう。

熱中症の症状が重い場合、例えば嘔吐や頭痛、下痢などの症状がある時は

すぐにでも専門医師の処置や治療が必要だと思います。


ですから

オステオパシー等の手技療法で、体調を整えておく事も大切ですが

それ以上に、日々の暮らしの中で、自発的に出来る予防や対策が重要だと思います。



オステオパシー 〔脊髄内臓反射〕

2010年07月23日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主軸にした、手技療法を施術しています。

動きの悪くなった関節を、緩やかな手技にて弛めていきます。


脊柱をしっかりと弛めていく事によって、関節の不調の改善だけでなく、内臓器官の活性化にも繋がります。

脊柱は様々な内臓筋によって、それぞれの内臓器官と繋がっています。

内臓筋は不随意筋と云い、自分の意思では動かせない筋肉です。

手足などの筋肉は随意筋なので、自分の意思で動かす事が出来ますが

不随意筋である内臓を動かすのは、自律神経という事になります。

その神経の通る脊柱に歪みがあると、神経伝達は悪くなってしまい

脊柱と内臓を繋いでいる内臓筋の働きが鈍り、内臓に不具合が生じてしまう事になり易いのです。


脊柱を〈完全〉な状態にすれば、関節の不調が改善していくだけでなく

内臓疾患も背骨に兆候が出ているものなので、活性化・改善していく事になります。

また、将来起りうるであろうと予測される疾病も見つけ出し、予防する事にも繋がります。


オステオパシーの手技の中にも「内臓マニピュレーション」という、内臓器官を直接弛める技術がありますが

内臓を包んでいる筋膜の捻れを調整し、内臓の不具合を改善していく手技になります。

ただ直接筋膜を刺激する為に、炎症の強い状態では危険を伴いますので

治療室cureでは、病院での検査をしっかり受けて頂いてから、施術をする様にしています。


胸椎と内臓は脊髄神経に於いて、深く結びついていますので

胸椎をしっかりと調整する事で、内臓の神経に影響を与えて

内臓や内臓筋の不調を緩和していく事になります。


骨格の調整、特に脊柱をしっかり調整しておく事は

内臓の調子を整えておく事に繋がる訳です。


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