横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

オステオパシー〔地震酔い〕

2011年03月29日 | 適応症状

史上最高規模の巨大地震が日本を襲ってから、2週間が過ぎました。
まだまだ被災地には余震も多く、油断ならない気配があるそうです。

復興の為の援助も、避難地区への支援も行き届かず、心身の疲労はピークに達してしまっているようです。

被災地の方々だけでなく、東京や神奈川に暮らす人達にも、様々なかたちで震災の影響があり、それがストレスになり心身疲労からダウンしてしまう人が多くなってきているそうです。

この東北関東大震災以降に、実際には地震でもないのに揺れている感じがする、目眩がする、吐き気がするといった症状を訴える人が急増しているようです。
現代医療のお医者様の見解によると、病気ではなく、地震が相次いでいる為に「地震酔い」している可能性があるのだと云います。
気象庁の調べによると、2011年3月11日の大地震以降に、マグニチュード7以上の余震が3回、6以上は49回、5以上だと263回も日本で18日朝までに地震が発生しているそうです。

「立っていても座っていてもなんとなく揺れてる気がする」
「目眩がひどい。座っててもグラグラすることがある」
「書き物をしてると気持ち悪くなる。料理してるキモチワルイ」

また、テレビや新聞で見た衝撃的な現場の光景のショックによる、精神的なものからではないか?と考えている専門家もいるのだそうですが、この症状は、繰り返し地震を体感した事による「地震酔い」の可能性が高いのだとしています。

車酔いや船酔いなど乗り物酔いと同じようなもので、目眩や吐き気、手足が冷たくなったり、冷や汗なども出たりするもので
目眩の専門家、聖マリアンナ医科大学病院耳鼻咽喉科の肥塚泉教授によれば、「地震酔い」は「後揺れ症候群」と呼ばれるもので、例えば、船に乗った後に陸に上がると自分の体が揺れているように感じるのに似ている、と。
人間の脳には「速度蓄積機構」というシステムがあり、自分が直前に体験した加速度や回転の情報を蓄えていて、個人差はあるが、直前のそうした情報が残っているため起きるのだそうです。

地震は人体に与える刺激が強いため揺れている感覚が残りやすい。
さらに、今回は地震が繰り返し起こっている。
「大震災のショックで、多くの人は揺れに対するストレスを溜めている。ストレスに対抗するためホルモンが分泌されるものの、このホルモンは耳に良い方向には働かない。こうした事によって目眩などの症状を訴える人が増えているのではないか」
と教授は説明しています。

乗り物酔いは車から降りれば治ると同じように、「地震酔い」の症状が出ても特に心配する必要は無いという。
今後も地震が続いたとしても、殆んどの人は揺れに体が慣れてきて「地震酔い」しなくなってくる。
苦しければ乗り物酔いの薬を飲むという方法もあるが、出来るだけリラックスするようにし、運動したり、違った景色を見たりしてこれまでの感覚をリセットする。
そういったことが効果的だと教授はアドバイスしています。



私は目眩の専門家ではないし、心療内科の医師ではありませんが、手技療法を通じても、そうした症状の改善や緩和は可能だと思っています。
私はオステオパシーの手技に於いてしか、何も手立てを持ち合わせてはいませんが、自律神経失調からのメニエール症の目眩や、事故のショック・後遺症による吐き気やふらつき等の症状も、オステオパシーの施術によって改善していくと考えていますし、実際に改善・緩和していった方々を多く知っています。

今の日本で誰もが体験した事のないような、巨大地震と継続的余震の多発、壮絶な光景を見た事によるショック。
この「地震酔い」と名付けられた症状も、初めて体験する人が殆んどだと思われます。

目眩の専門のお医者様も、心療内科のお医者様も、そう多くの臨床経験のある症状ではないでしょう。

しかし、人間の身体というのは、強い自然治癒力というのを誰もが内在し持っていて、その眠れる治癒力を起こしていく事で、不調症状というのは自然に回復に向かうのです。
私はそれを信じて今まで仕事をしてきましたし、オステオパシーの施術でそれを鼓舞し、治癒力が溢れ出す奇跡を見てきました。


専門のお医者様の話によると、この「地震酔い」の症状は、今の余震の続く状態が落ち着けば、放っておいても自然に治まるものだと診ています。
放っておいて、自然に治まるならば、それが一番良いと思います。

もし、その症状が何ヵ月も継続的・断続的に起こってしまう場合は、もしかしたら何らかの治療なり施術を受けた方が良い事もあるかも知れません。

治療室cureはオステオパシーの治療室ですので、オステオパシーの施術で皆様の健康回復のお手伝いをしたいと思います。
不安や様々なストレスでの緊張から、乱れてしまった身体のバランスを調整し、ゆっくりと柔らかな施術で、自律神経を整えていき治癒力を高めていきます。

今回の震災が起こるまでは「地震酔い」を主訴とする方を施術した事はないのですが、オステオパシーの手技でも回復は可能だと考えています。
過去の臨床経験を踏まえて、すべての知識と技術を駆使して、施術にあたりたいと思っています。

継続的・断続的な「地震酔い」でお困りの方、自力でなかなか改善されない方は、治療の選択肢の一つとして、オステオパシーによる施術というがあるという事を、心に留めておいて欲しいと思います。

 
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治療室cureより

2011年03月15日 | オステオパシーとは

関東各地では、東京電力による『計画停電』なるものが実施される予定です。
情報や発表が二転三転しているので、詳細が分かりにくい状況ではありますが、需給電力が安定していれば、実施しないでも済むようです。

その為には、各自・各社・各々が節電に勉める必要があるのだそうです。



治療室cure

朝の10時から夜は8~9時まで営業しています。

いつもは様々な電力を使ってしまっていますが、『計画停電』をしなければならないような状況の内は、無駄な電力を使わないようにしたいと思っています。

治療室cureの在る、横浜市の神奈川区の計画停電は3グループなのですが、西神奈川は計画停電回避地区になっていますので、営業はいつも通りにしています。

節電の為、いつものアロマの香りはしないかも知れませんが、ちゃんと営業しています。



国交省と東京電力での協議で、首都圏の鉄道は『計画停電』の対象外となったようです。

運転区間の短縮や運行本数を少なくしたりという事はあるようですが、停電で急に電車が止まるという事態を招く可能性はなくなった、という事です。


今週もいつものように

治療室cureは営業するつもりです。

こうした時にこそ、体調を万全に整えておくという意識も大切に感じます。
健康な身体を維持しておく、不調を改善しておく、という事は、自分の為だけの事ではなく、家族や周囲の人達の為にもなるのだと強く思っています。


治療室cureを、オステオパシーを

必要だと感じられる方は、是非ご連絡下さい。

 
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オステオパシー〔パニック障害〕

2011年03月01日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主にした手技施術をしていますが

その調整範囲は脊柱のみに限らず、四肢の関節や頭蓋骨の縫合にまで及びます。

特に頭蓋オステオパシーと呼ばれる頭蓋縫合調整は、治療室cureの施術でも重要な施術になります。

治療室cureではこの頭蓋縫合の調整によって、自律神経のバランスを整えているのです。


自律神経の乱れや、それが原因による神経伝達の不具合からの誘発される症状に

パニック障害と呼ばれる症状があります。


パニック障害は病名だけが一人歩きをして、実際にどんな病気なのか

周囲の理解を得られずに苦しんでいる方がたくさんいます。

患者自身が病気を理解するのはもちろんの事、周囲の人にもパニック障害がどんなものなのか

きちんと理解してもらえれば、不安な気持ちも少しは和らぐと思います。

パニック障害になると、予期不安と広場恐怖症が一緒に訪れて、家から出られなくなってしまう場合があります。

症状が進むと鬱状態にもなってしまうのですが、見た目は普通の人と変わりありませんので

気持ちの持ちようだとか、怠け病だとか言われたりします。

これが家族の言葉だとしたらどうでしょう。

深く傷つき、益々症状が悪化してしまうかも知れません。

そうならない為にも、例え自分がパニック障害ではなくても、この病気の事をきちんと知る必要があります。


誰でも頭がパニックになる事はあります。

極度に慌てたりするとパニックを起こしたりします。

それにはちゃんとしたきっかけがあってパニックに陥るわけですが

パニック障害の場合は突然脳が現実ではない危機を感じてパニックに陥るものです。

自分でもパニックに陥ったきっかけが分からない為に

戸惑いと同時に、かなりの恐怖感を味わってしまう事になります。

年齢でいえば25~30歳が最も多く、女性でいえば35歳前後が最も多く発病しているそうです。

内科や循環器科に通院しても一向に症状が軽くならず、パニック障害を慢性化させてしまい

鬱病まで併発してしまうと治療も長くかかってしまいます。

どんな病気でもそうですが、早期発見・早期治療が望まれます。

パニック障害は現代医療では、精神神経科や心療内科になります。

心臓の検査や呼吸器の検査を受けてもどこも悪くなければ

パニック障害を疑ってみて、医師の診察を受けてみましょう。


パニック発作が起ると、息が苦しくなり心臓の鼓動も早くなります。

胸が締め付けられるように痛くなり、汗が噴き出したり体が震えたりします。

これらが突然なんの前触れもなく襲ってきます。

心臓発作と勘違いする人も多く、救急車で病院に運ばれ

検査をしてもどこにも異常が見つからないという結果になります。

パニックという現象は、元々人間が持っている反応ですから危険なものではないのですが

自分でも予測できない場面でいきなりパニックに陥るのですから

10分程でおさまるとはいえ、本人にとっては恐怖以外の何者でもありません。

一定の同じ場所、同じシーンで発作を起こす人も多いようです。


精神的な病気は、脳科学の研究が進むまでは気のせいだとか、性格のせいだとか言われてきました。

周囲が理解してくれないと言うことは、更に本人を苦しめる事になります。

パニック障害の原因はまだはっきりとは解っていませんが

脳内神経伝達物質のバランスの乱れが原因であることが解ってきています。

神経伝達物質であるセロトニンとノルアドレナリンの乱れによってパニック障害が起きると考えられています。

二酸化炭素や乳酸が原因で発作が起りやすいということが解ってきたのです。

脳が原因になっている為に、胸が苦しくなって病院に駆け込んで

呼吸器の検査や心電図などを撮っても何一つ異常が見つからないのはその為です。

この神経伝達物質の乱れを治すことで、パニック障害も改善されていきます。


医療機関ではやはり薬を用いて発作を抑える治療がメインになるそうですが

パニック障害は心の病気ですので薬で症状を抑えても

精神的な面を改善しなければ根本的な治療にはなりません。

精神的・心理的な面をクリアして初めてパニック障害を克服したと言えるのです。

心の病気と言われているものが、脳の問題だと解明されてきているという事は

脳への新陳代謝を促していく事は、とても有効な治療に繋がるようです。

オステオパシーでは胸椎~頸椎、そして頭蓋骨を緩めていく事で、その循環を促していきます。

その事で少しずつでもパニック障害の症状が、起こり難い身体環境に整えていきます。


パニック障害は自分一人で治せるものではありません。

医師や治療師と二人三脚するつもりで向き合いましょう。

最終的に病気を克服するのは自分なのですが、医師や治療師の指示もとても大事だと思います。

処方された薬を勝手にやめてしまったり、施術を受けるのを不定期にしてしまったりすると

治療前よりも状態が悪くなる場合があるのだそうです。

完治するまでは、途中で通院を諦めるような事はしないよう

最後までしっかりと、自分は病気を治すんだという意志を強く持って治療に望まれる事をお薦めします。


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