横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

オステオパシー 〔逆流性食道炎〕

2010年10月26日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体とした、手技療法を施術しています。

脊柱を調整する事で血液循環・神経伝達を正常化し、自然治癒力を高めていく療法です。


脊柱を調整する事は、脊柱近辺の筋肉の不調を改善するだけでなく

その椎骨から繋がっている内臓筋や、間接的にですが神経反射作用による内臓の活発化も期待出来ます。


ここ1年くらい治療室cureへは、内臓の不調を訴えてこられる患者さんが増えています。

中でも、急激に増えていると感じるのは「逆流性食堂炎」と診断される症状です。

以前はバリウム等を使った消化管造影検査等でみられる胃食道逆流現象という病態や

内視鏡検査でみられる逆流性食道炎という病名が用いられていましたが

現在ではこれらを含めて包括的な疾患概念として

胃食道逆流症(Gastroesophageal Reflux Disease:GERD)と呼ばれています。

胃食道逆流症は欧米に患者数が非常に多く、日本では比較的少ないと考えられていました。

しかし高齢化・食事の欧米化・診断の進歩などにより

日本でも近年この病気に悩まされる人が増えてきている様です。


本来食道と胃の繋ぎ目の部分は括約筋と呼ばれる筋肉等で

胃の中の物が逆流しない様に弁の働きを持っていますが

加齢やストレスと共にこの働きが弱くなったり、食道裂孔ヘルニア(繋ぎ目の部分の固定が弱くなり

本来お腹の中にあるものが胸の方へ飛び出してしまう)や胃の手術などで形態が変わる事によって起こります。

食道へ逆流してきた胃液を胃に送り込むのが遅れ、食道内に止まる時間が長くなったり

胃炎や胃漬瘍などによって胃の働きが弱まり、食物が長時間止まる様になると起こり易くなります。


肥満やお腹を締めつけたり、重い物を持つ事により胃が圧迫され、胃液を逆流し易くなりますし

また、胃液の分泌が多くなると、逆流が起こった時に食道粘膜が傷つけられ易くなります。

食べ過ぎたり、脂肪の多い食事をとると胃の働きが悪くなり、胃と食道の問にある「噴門」が開き易くなります。

空気がでれば「げっぷ」、胃液がでれば「逆流」になります。


一番多い症状は“胸やけ”ですが

胃食道逆流症では前胸部灼熱感という“胸がチリチリ焼ける様な”症状の事が多いと云われています。

この他には“胃液や胃内容物が食道や喉

あるいは□の中へ逆流する感じ(吐出)”や“ 口が酸っぱくなる感じ(呑酸感)”

また頻度としては少ないですが、喉の痛みやつっかえる感じ

嗄声(しわがれ声)、胸痛、喘患様などの症状等が出る患者さんもいらっしゃいます。

実際、長い間原因の解らない頑固な咳で苦しんでおられた方が検査によってこの病気と解り

治療と共に今までが嘘の様に頑固な咳から開放されたり

原因不明の胸痛で苦しんでおられた方がこの病気と解ったなどという事もあります。


逆流性食道炎の症状は、日常生活の改善だけでも緩和されることがあります。

次のことに注意して下さい。

前屈みの姿勢、排便時の力み、ベルトや帯びでお腹を締め付ける

重い物を持つなどの腹圧を上げる事を避けて下さい。

腹圧が上がる事によって逆流しやすい状態を作ってしまいます。

食事では脂肪の多い食物、チ ョコレートなどの甘いもの

柑橘類、コーヒー・紅茶、香辛料、アルコール類、タバコなどは胃酸の分泌を高めたり

胃内での食物の停滞時間が長くなる事などで逆流を起こし易くします。

そして何よりは、食べ過ぎない、食後すぐ横にならない事が大切です。

過食は、胃酸の分泌や胃内の圧を上げますので、特に夕食は“あっさりとしたものをほどほどに”して頂き

食後すぐ横になると胃酸が逆流しやすいので、食後1~2時間は横にならないように心掛けて下さい。

寝る時に胸やけが強い場合は寝る前の食事は避け

夕食の量は少な目にして、上体を少し高くして寝ると効果的です。

横向きに寝る場合は、右を下にして寝ると良いですが、うつ伏せ寝はお奨めできません。



オステオパシーによる治療も、こうした事を踏まえた上での施術になります。

胸部や食道、気管支などに影響する第4胸神経の調整(第4胸椎・第5胸椎の矯正)。

胃や十二指張に影響する第7胸神経の調整(第7胸椎・第8胸椎の矯正)。

内蔵を支配する迷走神経や自律神経系に影響する胸鎖乳突筋の調整。

骨格を整えると共に、胃や食道を覆う横隔膜を調整していったり

胸郭上口の調整、胃の調整も行っていきます。

また、内臓が速やかに本来の活動が出来る様、

頭蓋調整により、自律神経を整えていったりします。


当然、専門医による検査や診断はして貰うべきですし、その方が安全だと思いますので

お医者様の診断・治療と併用しながら、我々の様な代替療法を受けていく事をお薦めします。


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生薬で風邪予防

2010年10月19日 | オステオパシーとは
あの猛烈な酷暑から、一気に涼しくなった今年の秋。

その急激な気候の変化に身体がついていかずに

体調を崩してしまっている方が多い様です。

空気も乾燥してきている為に、風邪をひいてしまう人が多いみたいです。


風邪をひいたら・・・風邪薬です、普通は。

しかし

オステオパシーという自然療法に従事している私としては、薬を奨めるのは筋が違う。

風邪程度で薬に頼らなければならないのなら、オステオパシー創始者に嘆かれてしまう。


私が患者さんに奨め、自らも実践している風邪予防・風邪対策は

「梅干生姜湯」です。

生姜を磨り下ろしたものと、梅肉をお湯に混ぜるだけ。

それだけのものですが、これが効くのです。

私はこの梅干生姜湯だけで、この13年間は風邪で寝込んだ事は1度もありません。

風邪の兆しを感じたら、その日の夜には必ず飲む。

そうすると次の日の朝には、完全に回復してしまっている。


生姜の殺菌作用と発熱作用、梅干しのクエン酸や胃腸を活発にする作用。

その他のこの2つの素材が合わさる事で、様々な相乗作用が働くそうです。


オステオパシーの原理原則の本幹は、大自然の摂理を学びそれに従う事。

風邪気味だからとオステオパシーの創始者が否定した「化学薬品」に頼ってしまったら

オステオパシー術者として、自らその原点を踏み潰す事になる。


風邪薬には頼りたくない、風邪薬を飲むほどではないという時には

是非この梅干生姜湯を試してみて下さい。

身体の真ん中の芯から温かくなり、その自然治癒力が発動していくのを実感出来ると思いますよ。


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『代替療法ナビ』 上野圭一・監修

2010年10月12日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主軸にした、手技療法・自然療法を施術しています。

脊柱を中心に全身の骨格の不具合を解消し、血液循環を促す事によって

身体が本来持っている自然治癒力を高めていくという代替療法の一つです。


代替療法というのは端的に云えば、現代医療以外の治療法・健康法という事になります。

当然、オステオパシー以外にも多くの種類の療法があります。

カイロプラクティック・鍼灸・指圧・マッサージ・アロマテラピー・気功

アーユルベーダ・中医学・ロルフィング・リンパドレナージュ・ホメオパシー・ナチュロパシー

まだまだ数え切れないくらいの治療法・健康法が存在しています。


しかし、余りにも多くの療法がある為に、利用する側からすると選択に困ってしまう。

現代医療の献身的な治療を受けてきて、それでもなかなか改善しなかった症状を

伝統的な、もしくは新たな民間療法・代替療法で治していこう、とする時に

その民間療法や代替療法についての知識がまったく無ければ、選択の基準になるものが必要になります。


この本は、そんな方々にお薦めのガイドブックです。

代替療法・自然療法などを長年研究されている著者が

代替療法の受診初心者の方々にも理解し易く、各療法を紹介しています。


現代日本は民間療法天国とも云えるくらいに、各種療法が溢れ返っています。

やはりその中には長年の実績から信用に値するものから

新興の詐欺行為と呼べるものまで様々です。

よく新聞やニュース等で、新興整体師による様々な事故や事件が取り上げられています。

正しくその治療法や治療家を選択する為に、事件や事故に巻き込まれない為に

著者はナビゲーションを始めるにあたり、まず前提としてのチェック・ポイントを上げています。


◎その療法の原理が納得出来る

病気や治癒が科学ですべて解明された訳ではない以上、一見非科学的とされている原理でも、整合性があり、心の奥に響くものがある原理ならば試してみる価値はあります。但し、場当たり的で整合性がなく、心の琴線に触れない原理のものは敬遠した方がいいでしょう。

◎同じ病気(症状)の治療実績が確実にある

過去に自分と同じ種類で同じ程度の病気(症状)だった人が、その療法でどれぐらい治っているか、いないかを治療家に尋ね、正直に答えているかどうか、直感で判断する必要がある。

◎適正な治療費である

治療費の体系が明示してある事。法外な治療費を請求する治療家は敬遠する事。

◎治療期間の目安が得られる

いつまでも治療を引っ張る治療家は敬遠する事。

◎相性がいい

自分と治療家との相性を直感で判断し、その直感に従う事。

注::患者は治療という大切な買い物をする消費者です。消費者の賢い選択が市場の商品の質の向上を促します。劣悪な商品やインチキ治療が世に蔓延らない様に、隠れた高品質の商品が世に出る様に、賢明な消費者の積極的な働き掛けを期待します。


代替療法・民間療法の仕事に従事している私から見ても、なかなか的を得たチェック・ポイントだと思います。

私もその業界の中にいる人間として、上記のチェック・ポイントは抑えておいた方が良いと思います。

特に最初のポイントである、「治療法の原理が納得出来る」というのは大切だと思います。

科学的に証明されていない様な治療法でも、自分なりに納得出来るものなら良いと思いますし

逆に科学的に証明されていないものは信用出来ないならば

医療科学的に立証されている治療法を選ぶべきでしょう。

人間自体が科学を越えた生き物なのですから、医療科学の及ばない力もあると思いますが

解剖科学で説明出来る現象に、敢えて霊的な表現や神秘を加える療法もあります。

ですから、自分の感性や性格から直感的に納得出来る治療法を選んだ方が良いでしょう。


この本は文庫化された書籍ですし、比較的入手し易いものです。

もしご自分の不調が現代医療の治療では埒が明かず、現代医療以外の代替療法を受けてみようとする時には

是非、ガイドブックとして参考にしてみては如何でしょうか?


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オステオパシー 〔秋の花粉症〕

2010年10月05日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体とした、手技療法を施術しています。

脊柱を中心に全身(頭から足先まで)の骨格を調整していく事で

血液循環や神経伝達を正常化し、身体の持つ自然治癒力を高めていく療法です。


自然治癒力の高まった状態というのは、免疫力も強くなっている状態とも云えます。

治療室cureへ定期的に通われている方には、免疫力を高めて体質を改善していった方が多くいらっしゃいます。

アレルギー体質の方などは、アトピーや喘息等の症状が緩和していっている様です。

特にアレルギー症状で多いものに、花粉症があります。

秋になり始めの今の時期には、「秋の花粉症」に困っている方もいらっしゃるでしょう。


花粉症の季節というとどうしても春先のイメージが強いですが、最近は秋の花粉症というのもあります。

秋の花粉症の症状の原因となっているのは

夏から秋に飛散するといわれているオオブタクサと呼ばれる草や

セイタカアワダチソウなどが秋の花粉症の原因で

この花粉以外にもイネやキクなどの花粉も原因になっていると云われています。

秋の花粉症と気づかずに見過ごしてしまう事も多い様です。

それは秋は季節の変わり目なので

風邪を引いてくしゃみや鼻水などが止まらないのかな?ぐらい思っていて放っておいたら

実は花粉症だったという事があります。

秋口にくしゃみや鼻水が止まらないと思ったら、一度耳鼻咽喉科にいき花粉症かどうか検査してもらいましょう。


治療室cureへ通われている患者さんの中にも、秋になると症状が出るという方がいますが

定期的にオステオパシーの施術を受ける事で、その症状が緩和している様です。

特に頭蓋領域のオステオパシー手技を丁寧に施術すると、自律神経の乱れが改善していきます。

その事で免疫力が高まり、アレルゲンから身を守れる身体になっていくのでしょう。


そういう意味では

オステオパシーの施術は、頭痛や腰痛等の痛みの緩和の目的だけでなく

体質の根本的改善や、日々の体調管理のお役にも立てると思います。


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