横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

オステオパシー〔歯周病の話、その他〕

2010年12月28日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという手技療法を施術しています。

脊柱を中心に全身の骨格の不具合を、緩やかな手技にて調整し

血液循環や神経伝達を正常にし、自然治癒力を高めていく手技療法です。


本日は、

オステオパシーでの施術には、直接に関係がある訳ではありませんが・・・歯周病のお話を。


歯周病とは、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていたものです。

歯の根元の周囲に付着した、細菌が原因となって歯茎が腫れることから始まり

歯の根の奥に進行するに従って、歯を支えている顎の骨が溶けてしまう事から

歯がぐらぐらするようになる症状。

20代から始まり、ゆっくり進行する事が多い為、特に50歳を過ぎた頃から、歯がぐらぐらになってしまいます。


現在ではその原因やメカニズムも解明されて、治療法や予防法などが確立されるようになってきています。

しかし歯周病は、虫歯に比べて進行しても痛みが出難い事が多く

発見が遅れがちで、気づいた時には手遅れになる事もあるそうです。

そのようにならない為にも歯周病に対して、しっかりと理解しておいた方が良さそうです。


歯周病は決して年齢からくる老化現象ではありません。

虫歯とは若干種類の異なる細菌が引き起こす、一種の感染症と考えられます。

それでは、どうして歯周病が起こるのでしょうか?


虫歯は、虫歯菌が出す酸で歯を溶け、歯に穴が開いた状態です。

これに対し、歯周病は種類の異なる細菌が出す毒素が、歯茎から体内に侵入することで起こります。

歯周病の原因は、歯の表面に付着する細菌なのです。

細菌は歯茎の炎症部分から進入して、体内の血管に乗って全身に巡っていきます。

歯茎が炎症状態になると、出血や膿が見られるようになってきたり

体の抵抗力が低下した時などは、歯茎に腫れや痛みの発症を繰り返す事もあります。

また、ひどい痛みや腫れなどの自覚症状がない炎症でも、歯の周囲の骨が自らの細菌感染を防ごうとして

骨を溶かし歯がぐらつくようになります。


予防としては、毎日の歯磨き以外にも注意すべき事があります。

まずは、咬み合わせ。

咬み合わせは歯に加わる力のバランスを変化させます。

歯の許容範囲以上の力は、歯周病を悪化させ易くなってしまいます。

次は、歯ぎしり。

就寝中の歯ぎしりは、歯により高い、力のストレスを加えます。

寝ている間に歯をペンチで挟んで揺すられるようなもので

歯と歯茎の境目が緩んで歯周病の進行させやすくなります。

そして、歯並び。

歯並びが悪い場合、同じように歯磨きしても、磨き残しが生まれる事が多く、歯周病リスクが高まります。


歯周病は歯磨き以外の注意点も押さえて予防する必要があるのです。

咬み合わせ不良は、自分では気がつき難くく、発見が遅れがちになります。

咬み合わせ不良は、自然に歯が削れたり移動したりと、ごく僅かな変化が蓄積して起こります。

歯に負担が加わると、歯周病の進行を加速的に悪化させる原因となっていくそうです。


歯周病にならない様にするには、日頃の歯磨きによるセルフケアの徹底と

定期的に受ける専門家(歯科医・歯科衛生士)による、プロフェッショナルなケアが大切だという事になります。

そうした意識を高く持って、尚且つしっかりと実践していく事で

老齢になっても、入れ歯にしなくても済む訳です。


しかし、これは

歯周病予防に於ける意識・心構えだけの話ではないのです。

オステオパシーやカイロプラクティックによるケアも、同じ様な意識が大切だと思います。

腰や首に痛みの発症してしまった状態は、歯で云えば虫歯や歯肉炎を起こしてしまった状態。

日頃の生活の中で、少しずつ痛みを発症させてしまう原因(歪みや疲労)を蓄積させていた。

歯で云えば、少しずつ歯垢や歯石が蓄積されていた状態。

やはり日頃からストレッチや何かで運動をしたり、しっかりと栄養と睡眠を摂る必要がある。

これは歯で云えば、日頃の歯磨きみたいなものでしょう。

歯磨きにしても専門家にしっかり指導してもらい、それを日常で実践すると全然違います。

何も考えずシャカシャカやっているだけでは、充分なセルフケアにはなりません。

そして痛みや腫れが出てしまった場合は、その治療を短い期間での定期通院で治していく。

最初は1週間に1回の通院ペースだったり、炎症がひどければ間隔を調整しみたりと

その状態・状況によって、歯科医の適切な判断の下に、通院間隔を決めていく。

まずはそれを守りながら、口内の環境を調整し治していく訳ですね。

これも、オステオパシーやカイロプラクティックと同じだと云えます。

そして痛みや不調の治療を終えた後でも、歯垢や歯石のケアをする為に、定期的にプロのケアを受ける。

日々のセルフケアへの意識も高く持つ様にする。


いつの日にか

オステオパシーやカイロプラクティック等の手技療法が、こうした意識を持って頂ける様になると嬉しい。


歯周病の話から、自分の領域の話に繋げてみた

2010年、最後のブログ記事でした。


治療室cureホームページ

オステオパシー〔老眼予防〕

2010年12月21日 | オステオパシーとは
治療室cureでは

オステオパシーという脊柱調整を主体にした、手技療法を施術しています。

脊柱や様々な骨格の不具合を調整し、血流や神経伝達を正常に働く様に促し

身体が本来持っている自然治癒力を高めていく療法です。


先日、治療室cureへ長年通って頂いている患者さんから

「オステオパシーをこうやって定期的に受けていると、老眼になり難いみたいね・・・どうやら。違うかな?」

との質問をされました。

老眼・・・ちょっと厭な響きの言葉ですが、最近では高齢視とも云います。


老眼は誰にでも訪れます。

早くて40代、遅くとも50代半ばには、全ての人が老眼になるでしょう。

目の老化は、体の老化と密接な関係にあると云われています。

目の調節は水晶体と毛様体筋の役目です。

水晶体は横から見ると楕円形です。

近くを見るときは、毛様体筋が緊張してチン小帯が緩み、水晶体が厚くなります。

水晶体の厚みを変えて、近くや遠くを見る訳ですが

水晶体が弾性を失い硬くなると、厚さを自由に変える事が難しくなります。

この調節機能の低下が老眼となって表れるのです。

水晶体は生きているレンズでエネルギーを使って透明性を維持しています。

断面は下図のように細長い細胞が層状に整然と並んでいます。

水晶体は外側ほど若い細胞でできています。

細胞は古くなるにしたがって、中へ中へ押し込まれ、中心部では押し固められて無構造の核になります。

これが、中心部からだんだん硬くなり、加齢にしたがって大きくなり、水晶体が硬くなっていく理由です。

やはり目を酷使ししてしまう、元々は視力の良い方が早く老眼になり易いのは

眼の使い過ぎによる疲労が、要因の一つと云える様です。

疲れ目や眼精疲労は様々な原因で起こります。

この疲れ目や眼精疲労を治すには目を休めることが一番です。

目が疲れたと感じた時、冷やして回復させようとしていた人が多いのですが

ひんやりして気持ちがいいのは確かですけど、実は目は温める方が疲労回復効果は高いのです。

ジンワリと温めるのが目の疲れの回復には大きな効果があります。

タオルを熱い湯に浸し、絞って蒸しタオルを作ります。

これを両目の上に乗せて、体温と同じくらいになるまでじっくりと目を温めます。

蒸しタオルが作れないときは使い捨てカイロで代用できますが

乾熱タイプよりむしタオルのように蒸気を発する湿熱タイプが効果的です。


そういう意味では、定期的にオステオパシーの施術を受ける事は、眼精疲労を和らげておく事になりますので

老眼の進行を遅らせたり、老眼の発生を遅らせたりする効果はあると云えそうです。



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よくある質問

2010年12月14日 | オステオパシーとは
治療室cureにて、患者さんからよくされる質問を、いくつか投稿してみます。





■何回施術を受ければ治りますか?

その方の症状や、身体の状態によって違いますが
自由診療で診させて頂いていますので、利用者の方の負担を減らす為に、出来る限り少ない回数で改善できるように、最善を尽くすようにしております。
施術は、毎回の患者さんの身体の状態の変化を見ながら、施術間隔を調節していきます。
症状によっては、定期的に施術を受けて頂く事をお薦めする場合もあります。
定期的な施術をお薦めするのは、症状が慢性化している場合や、自律神経の乱れからの症状。
その症状が出てから、かなり時間・日数が経っている場合、等です。
通常は初回の一週間程後に再度後来院頂き、患者さんの施術への反応を見させて頂いた後に計画を立て、相談の下に予約や施術間隔を決めていきます。


■あまり施術効果を感じないのですが、続けて通わなければなりませんか?

治療室を開院している意義に関わる事と考えている事ですが、当方の施術に効果を感じない、回復の希望を感じないという方、価値の無いものと判断された場合は、残念ではありますが通院をお止め頂いた方が良いかも知れません。
施術自体に納得して頂けなかった場合は、無理に通院を薦める事は致しません。


■痛みがなければ、もう施術を受けなくても?

基本的には構わないと思います。そしてまた痛みが出た時に、利用して頂くのも一つの方法です。
歯医者さんに通うような感覚で、利用して頂くのも良いと思います。


■痛みを感じなくなくなってきたら、もう施術を受けては駄目?

もう一つのオステオパシーの利用方法として、痛みや不調の予防というのがあると考えています。
健康管理・体質改善を目的に、定期的に施術を受けられる事で、痛みや不調を予防していく事が出来ますし
これからの時代のオステオパシーの存在意義は、そこに強くあると考えていますので、痛みがなくなってきてからでも、予防という意識で是非施術を定期的に受けてみて下さい。


■回数券や、その他の健康グッズ等を売りつけられる?

まったくありません。
これも治療室を開院している意義に関わる事と考えていますので、施術は1回1回毎に最良の効果を出せるように心掛けています。
補助的な処置としてテーピングその他をする場合に於いても、施術料金以上の料金を頂くという事は一切ありません。




上記が、治療室cureに於いて、初診時や通院始めに質問される事です。

当然、全ての患者さんに同じ言葉で説明する訳ではありません。

その患者さんその患者さんによって、症状や状況というのは違うものですから

そうした事を考慮しながら、相談させて頂きつつ、お答えするようにしています。


その他にも、施術に関する事や、その通院間隔、身体の状態やその後の計画等

疑問に思われる事がありましたら、気楽に質問をして下さい。




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オステオパシー〔生理痛〕

2010年12月07日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーという手技療法を施術しています。

背骨(脊柱)を中心に全身の骨格の不具合を

優しく柔らかな手技にて調整し、身体の自然治癒力を高めていきます。


女性の患者さんの主訴で多い症状に、生理痛があります。

まさに女性特有の不快症状ですね。

生理痛の多くは、生理が始まった1、2、3日目あたりに下腹部に鈍痛がするというものです。

また、吐き気や頭痛・目眩・下痢や便秘をしてしまったり、苛々する症状がある人もいる様です。


生理痛があるという事は、どこか身体のバランスが崩れているという事の合図だと思います。

鎮痛薬を飲んで一時的に痛みが抑えられたとしても、根本的な解決にはなりません。

毎月必ず薬を飲んでいる人は要注意でしょう。

一度ゆっくりと立ち止まって、「なぜ生理痛がおこっているのか、どうして生理不順になってしまったのか」

と、考えてみる必要があるかも知れません。


生理というのは、子宮の内側の膜(これを、子宮内膜と言います。)が剥がれ落ちる現象です。

この時、プロスタグランジンというホルモンが分泌されます。

そのプロスタグランジンが、子宮をギュッと収縮させ、経血を押し出すのです。

プロスタグランジンの原料は脂肪と言われていて

そのホルモンの量が多いと、子宮が必要以上に収縮して生理痛が起こります。

痛みの原因物質であるプロスタグランジン合成が過剰になってしまった後では

鎮痛剤はなかなか効かないとの事です。

ですから、生理痛の原因になる前から、プロスタグランジンの産生を抑えることが必要となります。

結局生理痛は、ホルモンバランスの崩れで起こる場合が多い様です。

体内に取り込んでいるはずのカルシウムやマグネシウムが

大量に不足しているから生理痛が起こる場合も多いそうです。


オステオパシーによる施術で身体を整えておく事は、生理痛の予防にも効果あります。

子宮を守っている骨盤を調整し、その環境を整えておく。

脊柱や頭蓋骨を調整する事で、自律神経を整えホルモンの状態を正常化しておく。

そうした全身の調整をしておく事で、かなり生理痛の強い痛み・重い不快感を軽減出来る様です。


痛くなったらすぐに鎮痛薬、次の月も痛くなったらまた鎮痛薬というスパイラルを抜け出したい方は

オステオパシーやカイロプラクティック等の

骨格矯正を主体にした手技療法を受けてみると良いかも知れません。



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