治療室cureでは
オステオパシーという手技療法を施術しています。
脊柱を中心に全身の骨格の不具合を、緩やかな手技にて調整し
血液循環や神経伝達を正常にし、自然治癒力を高めていく手技療法です。
本日は、
オステオパシーでの施術には、直接に関係がある訳ではありませんが・・・歯周病のお話を。
歯周病とは、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていたものです。
歯の根元の周囲に付着した、細菌が原因となって歯茎が腫れることから始まり
歯の根の奥に進行するに従って、歯を支えている顎の骨が溶けてしまう事から
歯がぐらぐらするようになる症状。
20代から始まり、ゆっくり進行する事が多い為、特に50歳を過ぎた頃から、歯がぐらぐらになってしまいます。
現在ではその原因やメカニズムも解明されて、治療法や予防法などが確立されるようになってきています。
しかし歯周病は、虫歯に比べて進行しても痛みが出難い事が多く
発見が遅れがちで、気づいた時には手遅れになる事もあるそうです。
そのようにならない為にも歯周病に対して、しっかりと理解しておいた方が良さそうです。
歯周病は決して年齢からくる老化現象ではありません。
虫歯とは若干種類の異なる細菌が引き起こす、一種の感染症と考えられます。
それでは、どうして歯周病が起こるのでしょうか?
虫歯は、虫歯菌が出す酸で歯を溶け、歯に穴が開いた状態です。
これに対し、歯周病は種類の異なる細菌が出す毒素が、歯茎から体内に侵入することで起こります。
歯周病の原因は、歯の表面に付着する細菌なのです。
細菌は歯茎の炎症部分から進入して、体内の血管に乗って全身に巡っていきます。
歯茎が炎症状態になると、出血や膿が見られるようになってきたり
体の抵抗力が低下した時などは、歯茎に腫れや痛みの発症を繰り返す事もあります。
また、ひどい痛みや腫れなどの自覚症状がない炎症でも、歯の周囲の骨が自らの細菌感染を防ごうとして
骨を溶かし歯がぐらつくようになります。
予防としては、毎日の歯磨き以外にも注意すべき事があります。
まずは、咬み合わせ。
咬み合わせは歯に加わる力のバランスを変化させます。
歯の許容範囲以上の力は、歯周病を悪化させ易くなってしまいます。
次は、歯ぎしり。
就寝中の歯ぎしりは、歯により高い、力のストレスを加えます。
寝ている間に歯をペンチで挟んで揺すられるようなもので
歯と歯茎の境目が緩んで歯周病の進行させやすくなります。
そして、歯並び。
歯並びが悪い場合、同じように歯磨きしても、磨き残しが生まれる事が多く、歯周病リスクが高まります。
歯周病は歯磨き以外の注意点も押さえて予防する必要があるのです。
咬み合わせ不良は、自分では気がつき難くく、発見が遅れがちになります。
咬み合わせ不良は、自然に歯が削れたり移動したりと、ごく僅かな変化が蓄積して起こります。
歯に負担が加わると、歯周病の進行を加速的に悪化させる原因となっていくそうです。
歯周病にならない様にするには、日頃の歯磨きによるセルフケアの徹底と
定期的に受ける専門家(歯科医・歯科衛生士)による、プロフェッショナルなケアが大切だという事になります。
そうした意識を高く持って、尚且つしっかりと実践していく事で
老齢になっても、入れ歯にしなくても済む訳です。
しかし、これは
歯周病予防に於ける意識・心構えだけの話ではないのです。
オステオパシーやカイロプラクティックによるケアも、同じ様な意識が大切だと思います。
腰や首に痛みの発症してしまった状態は、歯で云えば虫歯や歯肉炎を起こしてしまった状態。
日頃の生活の中で、少しずつ痛みを発症させてしまう原因(歪みや疲労)を蓄積させていた。
歯で云えば、少しずつ歯垢や歯石が蓄積されていた状態。
やはり日頃からストレッチや何かで運動をしたり、しっかりと栄養と睡眠を摂る必要がある。
これは歯で云えば、日頃の歯磨きみたいなものでしょう。
歯磨きにしても専門家にしっかり指導してもらい、それを日常で実践すると全然違います。
何も考えずシャカシャカやっているだけでは、充分なセルフケアにはなりません。
そして痛みや腫れが出てしまった場合は、その治療を短い期間での定期通院で治していく。
最初は1週間に1回の通院ペースだったり、炎症がひどければ間隔を調整しみたりと
その状態・状況によって、歯科医の適切な判断の下に、通院間隔を決めていく。
まずはそれを守りながら、口内の環境を調整し治していく訳ですね。
これも、オステオパシーやカイロプラクティックと同じだと云えます。
そして痛みや不調の治療を終えた後でも、歯垢や歯石のケアをする為に、定期的にプロのケアを受ける。
日々のセルフケアへの意識も高く持つ様にする。
いつの日にか
オステオパシーやカイロプラクティック等の手技療法が、こうした意識を持って頂ける様になると嬉しい。
歯周病の話から、自分の領域の話に繋げてみた
2010年、最後のブログ記事でした。
治療室cureホームページ
オステオパシーという手技療法を施術しています。
脊柱を中心に全身の骨格の不具合を、緩やかな手技にて調整し
血液循環や神経伝達を正常にし、自然治癒力を高めていく手技療法です。
本日は、
オステオパシーでの施術には、直接に関係がある訳ではありませんが・・・歯周病のお話を。
歯周病とは、以前は「歯槽膿漏」と呼ばれていたものです。
歯の根元の周囲に付着した、細菌が原因となって歯茎が腫れることから始まり
歯の根の奥に進行するに従って、歯を支えている顎の骨が溶けてしまう事から
歯がぐらぐらするようになる症状。
20代から始まり、ゆっくり進行する事が多い為、特に50歳を過ぎた頃から、歯がぐらぐらになってしまいます。
現在ではその原因やメカニズムも解明されて、治療法や予防法などが確立されるようになってきています。
しかし歯周病は、虫歯に比べて進行しても痛みが出難い事が多く
発見が遅れがちで、気づいた時には手遅れになる事もあるそうです。
そのようにならない為にも歯周病に対して、しっかりと理解しておいた方が良さそうです。
歯周病は決して年齢からくる老化現象ではありません。
虫歯とは若干種類の異なる細菌が引き起こす、一種の感染症と考えられます。
それでは、どうして歯周病が起こるのでしょうか?
虫歯は、虫歯菌が出す酸で歯を溶け、歯に穴が開いた状態です。
これに対し、歯周病は種類の異なる細菌が出す毒素が、歯茎から体内に侵入することで起こります。
歯周病の原因は、歯の表面に付着する細菌なのです。
細菌は歯茎の炎症部分から進入して、体内の血管に乗って全身に巡っていきます。
歯茎が炎症状態になると、出血や膿が見られるようになってきたり
体の抵抗力が低下した時などは、歯茎に腫れや痛みの発症を繰り返す事もあります。
また、ひどい痛みや腫れなどの自覚症状がない炎症でも、歯の周囲の骨が自らの細菌感染を防ごうとして
骨を溶かし歯がぐらつくようになります。
予防としては、毎日の歯磨き以外にも注意すべき事があります。
まずは、咬み合わせ。
咬み合わせは歯に加わる力のバランスを変化させます。
歯の許容範囲以上の力は、歯周病を悪化させ易くなってしまいます。
次は、歯ぎしり。
就寝中の歯ぎしりは、歯により高い、力のストレスを加えます。
寝ている間に歯をペンチで挟んで揺すられるようなもので
歯と歯茎の境目が緩んで歯周病の進行させやすくなります。
そして、歯並び。
歯並びが悪い場合、同じように歯磨きしても、磨き残しが生まれる事が多く、歯周病リスクが高まります。
歯周病は歯磨き以外の注意点も押さえて予防する必要があるのです。
咬み合わせ不良は、自分では気がつき難くく、発見が遅れがちになります。
咬み合わせ不良は、自然に歯が削れたり移動したりと、ごく僅かな変化が蓄積して起こります。
歯に負担が加わると、歯周病の進行を加速的に悪化させる原因となっていくそうです。
歯周病にならない様にするには、日頃の歯磨きによるセルフケアの徹底と
定期的に受ける専門家(歯科医・歯科衛生士)による、プロフェッショナルなケアが大切だという事になります。
そうした意識を高く持って、尚且つしっかりと実践していく事で
老齢になっても、入れ歯にしなくても済む訳です。
しかし、これは
歯周病予防に於ける意識・心構えだけの話ではないのです。
オステオパシーやカイロプラクティックによるケアも、同じ様な意識が大切だと思います。
腰や首に痛みの発症してしまった状態は、歯で云えば虫歯や歯肉炎を起こしてしまった状態。
日頃の生活の中で、少しずつ痛みを発症させてしまう原因(歪みや疲労)を蓄積させていた。
歯で云えば、少しずつ歯垢や歯石が蓄積されていた状態。
やはり日頃からストレッチや何かで運動をしたり、しっかりと栄養と睡眠を摂る必要がある。
これは歯で云えば、日頃の歯磨きみたいなものでしょう。
歯磨きにしても専門家にしっかり指導してもらい、それを日常で実践すると全然違います。
何も考えずシャカシャカやっているだけでは、充分なセルフケアにはなりません。
そして痛みや腫れが出てしまった場合は、その治療を短い期間での定期通院で治していく。
最初は1週間に1回の通院ペースだったり、炎症がひどければ間隔を調整しみたりと
その状態・状況によって、歯科医の適切な判断の下に、通院間隔を決めていく。
まずはそれを守りながら、口内の環境を調整し治していく訳ですね。
これも、オステオパシーやカイロプラクティックと同じだと云えます。
そして痛みや不調の治療を終えた後でも、歯垢や歯石のケアをする為に、定期的にプロのケアを受ける。
日々のセルフケアへの意識も高く持つ様にする。
いつの日にか
オステオパシーやカイロプラクティック等の手技療法が、こうした意識を持って頂ける様になると嬉しい。
歯周病の話から、自分の領域の話に繋げてみた
2010年、最後のブログ記事でした。
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