横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

Dr.Stillのオステオパシー

2011年01月25日 | オステオパシーとは

治療室cureでは

オステオパシーによる手技療法を施術しています。

オステオパシーとは、脊柱を中心に全身の骨格の不具合を、手技をもって調整し

血液循環や神経伝達を正常にする事によって、身体の自然治癒力を高めていき

痛みや不調を改善していく身体環境を整える、自然療法の医学体系です。


そのオステオパシー医学の創始者は、Dr.Stillというアメリカ人でした。

Dr.Stillがその当時(130年前)の実践医学を否定して自分の医学哲学を発表した時

それをオステオパシーと名づけました。

オステオパシーとは、骨(オステオ)からくる病理(パソス)という意味です。

それまで医学界ではこの用語が別の意味を持つ事を、Dr.Stillは知っていたが

「人間を中心に置いて、自然の法則を前面に出す原点に医学を戻したい。」と願い

病気(痛みや不調)が生体の機能障害(骨格の歪み等)の結果生じる事を明確にするには

オステオパシーという言葉が一番適した用語だと考えたのです。


Dr.Stillは、機能障害では運動器(特に脊柱)が中心的な役割を担うと見なした。

全ての病気と機能障害が、脊柱の可動域制限を伴う事に気づいたからでした。

症状の治療だけをしても治癒しない事を、Dr.Stillは経験から知っていました。

症状の原因を専門的知識に基づいて治療した場合にだけ、治療効果があった。

~~~~~~~~~~~

Dr.Stillが若かった頃に体験した事が、オステオパシーの成立に強い影響を与えています。

医師であると同時に、信心深い人間で

メソジスト派の牧師の息子でもあるDr.Stillは、宗教と神を身近に感じていました。

Dr.Stillのどの著書でもこれが伺える。

神は人間に健康を与えた。

病気(痛みや不調)は異常な事である。

患者の生体内に健康を見つけ出すのがオステオパシー治療家の使命であると、Dr.Stillは考えていました。

~~~~~~~~~~~

Dr.Stillは、解剖学の正確な知識と優れた触覚を持ち、自己治癒力も信じていた。

どうにか助けてあげいたいという気持ちを持った、非常に優秀な施術者となっていきました。

解剖学と生理学の知識があるDr.Stillには、身体の構造が目に見える様に正確に解った。

触診で組織内の緊張を感じ取り、その症例に適したテクニックを意図的に用いる事が出来たのです。

~~~~~~~~~~~

オステオパシー医学の創始者である、Dr.Stillの小伝による初期の物語は

オステオパシーに従事する者、オステオパシーの技術を使う者

その医学体系や哲学を学ぶ者にとっての原点です。

創始者Dr.Stillの初期衝動を、自分の感情の如く感じる事によって

よりオステオパシーの思想や哲学、その技術の根本原理を理解する事が出来る。

オステオパシーの医学哲学に根差した技術を学び、それを名乗る以上は

意識の上では「現代のDr.Still」を目指すようでなければならない。

オステオパシーの思想や哲学を継承せず、その表層面である技術だけを見様見真似で使っているだけならば

もはやオステオパシーではないと言えるでしょう。

柔らかで優しい手技だからと言って、それだけではオステオパシーによる施術をしているとは言えないし

解剖学的に生理学的に、何故その手技を用いているのかが重要であって

感覚的な発想だけで、ソフトタッチの手技だの、触れているだけの手技だのの

表面的なスタイルだけでは、オステオパシーによる施術を表現していないし、名乗るのも憚れるでしょう。

優しく柔らかな手技がオステオパシーの特徴であるがの如く

まるでそれがオステオパシーであるように喧伝するのは

オステオパシーの重要な本質を全く理解していない証であり

オステオパシーとはまったく関わりの無いものでしょう。

Dr.Stillの初期衝動と原理原則を包括していない手技は、断じてオステオパシーよる手技とは呼べない。

その原理原則を拡大解釈して、整体もオステオパシーと呼べるとしてみたり

歴史根拠の無い源流思考を持ち出して、手技療法の全てはオステオパシーと呼べるとするのは

オステオパシーに限らず、その他の手技療法全てを愚弄した詭弁であろう。


オステオパシー創始者の初期衝動と、その手技の哲学と原理。

Dr.Stillの最初の治療室の写真を眺める度に想うのは

知識や技術を学ぶ前に、しっかりと身につけておかなければならない根幹があるという事。

オステオパシーに私が出逢い学び始めて10年が経ち、益々その想いは強くなってきています。


治療室cureでのオステオパシーは、私の身につけるオステオパシーは

Dr.Stillの初期衝動に駆られた、オステオパシーの技術でありたいと思います。

その後の現代医学へ迎合したオステオパシーや、骨格の調整を主にしないオステオパシーではなく

Dr.Stillが自分の医学哲学・原理原則、そしてその技術をオステオパシーと名づけた原点。

そこから外れないオステオパシーを、紡ぎ練っていきたいと思っています。



治療室cureホームページ


オステオパシー〔バネ指〕

2011年01月18日 | 適応症状
治療室cureへは、様々な患者さんがいらっしゃいますが

働く女性の患者さんに多く見られる症状に、バネ指と診断される症状があります。

スーパーのパートさん等が、特に多く主訴とされています。


バネ指とは、指の腱鞘炎の事です。

指には、3つの関節があり、これらの関節を曲げるには、屈筋腱が必要になります。

屈筋腱の側には、これ等をスムーズに曲げる為に、腱鞘というトンネルがついています。

これは、屈筋腱の通り道に該当するものです。

漢字で書くと弾撥指とも書き、病名は狭窄性腱鞘炎(きょうさくせいけんしょうえん)と云います。

症状としては主に親指や人差し指が曲がったまま戻らなくなり

無理に伸ばそうと力を入れると急に弾かれたように伸びます。

バネ指の原因にはいくつかの類型がありますが、やはり使い過ぎというのは一番多いでしょう。

手先・指先の使い過ぎによる、腱鞘炎と云う事ですね。


バネ指は症状が軽い内は、指の安静を心掛ける事で改善する事もありますが

仕事や家事となると指の安静とも言ってはおれず、治りが悪くなる事が多いようです。

バネ指の患部に痛みや熱を持っている感覚のある場合、塗り薬や湿布を使う事もあります。

湿布や薬で冷やして熱感を抑えるのですが、治療という意味では余り効果は期待出来ません。


治療室cureでは

バネ指の発症している指は勿論、そこ以外の全身の関節・骨格を診ていきます。

指の負担は手首に影響を与え、手首は肘に、肘は肩に影響を及ぼしています。

そう診ていくと、発症しているの身体の末部の指ですが

やはり全身の骨格に何かしらの影響を与えている筈ですし

逆に云えば、原因は患部の指先だけでない場合もある訳です。

しかも、手先・指先というのは、日常的に休ませる訳にはいかない「道具」でもありますから

「使いながら、治していく」という捉え方で、こちらも施術をしていきます。

オステオパシーの施術をし、患者さんご自身にも簡単に出来るケア方法を伝えて

治療室cureと患者さんと共同作業という感じで、なるべく早い回復を目指していきます。


バネ指は普段のケアによっても予防出来ますので、手先・指先を頻繁に使う方は

治療室cureへお越しの際に、是非ご相談下さい。



治療室cureホームページ

オステオパシー〔インフルエンザ予防〕

2011年01月11日 | 適応症状
治療室cureでは

オステオパシーによる手技を施術しています。

脊柱を中心に全身の骨格を調整し、血液循環・神経伝達を活性させ

身体の持つ自然治癒力・免疫力を高めていきます。


オステオパシーなどの手技療法を受ける事で、免疫力を高めておくというのは

風邪やインフルエンザの予防にもなります。

インフルエンザとは、インフルエンザウイルスの感染によって起こる病気です。

主な症状としては、高熱(38~40度)や頭痛、筋肉痛、全身倦怠感などの全身症状と、喉の痛み、咳や痰などの呼吸器の急性炎症症状などがみられます。

インフルエンザは通常の風邪と比べ、症状が重く、全身症状も顕著に現れます。

その為、高齢者が掛かると肺炎を併発したり、持病を悪化させたりして重篤になり、最悪の場合は死に至る事もあるそうです。

また、潜伏期間が短く感染力が強い事も特徴で、毎年、流行期の12月下旬から3月上旬に掛けては多くの方がインフルエンザに掛かっています。

インフルエンザウイルスに感染後、1~3日間の潜伏期間を経て、突然38~40度の高熱が出て発病します。

それと同時に、悪寒、頭痛、背中や四肢の筋肉痛、関節痛、全身倦怠感などの全身症状が現れます。

これに続いて、鼻水、喉の痛みや胸の痛みなどの症状も現れ、発熱は通常3~7日間続きます。

健康な成人であれば一週間ほどで治癒に向かいますが、インフルエンザウイルスは熱が下がっても体内には残っているため、他人に感染させる恐れがあります。

流行を最小限に抑える為にも、一週間は安静にしておく事が大切です。

インフルエンザは冬場に流行します。

それは、インフルエンザが空気感染する事、冬場は空気が乾燥する事、また寒くて乾燥した空気は気道粘膜の抵抗力を弱める事など

全ての面でインフルエンザウイルスにとって、好条件が整っているからです。

人混みは避けた方が良いのですが、人ごみを避けるといっても、冬場外出せずにずっと家の中にいる事は出来ませんので、外出時はなるべくマスクをつけるようにしましょう。

マスクを着用する事によって、他人からの感染を防ぎ、また他人に感染させる事も防ぐ効果があります。

うがい、手洗いは意識をして実行されている方も結構いらっしゃるのではないでしょう。

実は、顔などにもインフルエンザウイルスは付着している場合があります。

万全を期す為にも、洗える部位は洗うよう心掛けた方が良いようです。

インフルエンザウイルスは乾燥した状態で活発に活動します。

インフルエンザウイルスの活動を抑えるためにも加湿器などを使って部屋の湿度を保ち、その際は定期的に室内の換気も必ず行ないましょう。

そして何より、体力をつけ、抵抗力を高める事です。

体力が低下していると、インフルエンザウイルスに感染し易くなります。

バランスのとれた食事、十分な睡眠を心掛けて下さい。

インフルエンザといえども、充分な体力と免疫力があれば、通常の風邪より症状が激しいとしても、自然に治ります。


オステオパシーなどの手技療法は、この免疫力・自然治癒力を高めていく療法です。

是非、体調管理・風邪やインフルエンザ予防の一環として、オステオパシーなどの手技療法を利用してみて下さい。



治療室cureホームページ

謹賀新年

2011年01月04日 | オステオパシーとは
本日より治療室cureの2011年が始まります。

毎々格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

旧年同様本年も、治療室として皆様の期待に添うべく

健康管理のサポート等、一層のサービス向上を目指してまいります。

本年が皆様にとって、輝かしい年にならん事をお祈り申し上げます。


こちらのブログにても、オステオパシーについての記事や

オステオパシーによる健康管理、また皆様のお役に立つような健康情報を発信していきたいと思っております。


本年も治療室cureを、宜しくお願い致します。



2011年1月4日

治療室cure 三上晋吾


治療室cureホームページ