横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

自律神経失調症や更年期障害などによる体調不良にお悩みの方は、是非一度ご相談下さい!

治療室cureのオステオパシーは・・・

2013年09月19日 | オステオパシーとは
つい最近、同業の先輩にあたる方(鍼灸師)に、こんなことを言われました。

「治療室cureで施っているオステオパシーは、ある意味では“あんパン”みたいだよね。」

はじめは何を言われているのか、どういう意味合いで言っているかが解らなかったのですが、その先輩が解説してくれたところによると、パンは西洋のもの、餡は東洋のもの、ということらしい。

表面は西洋のパンに覆われているけれど、中身は東洋で愛されている餡が詰まっていると。

オステオパシーという手技療法は西洋の文化の中で生まれたもので、その医学体系も思想や哲学も西洋文化に支えられているが、治療室cureでオステオパシーを施している私は・・・生まれも育ちも日本であり、日本文化、東洋文化の詰まった人間であります。

表面的にはオステオパシーを学び、その習い覚えたオステオパシーの技術を使っているけれど、その技術を使っている私の肉体や感性、そうした私の中身は東洋文化に支えられていて、その日本的なところや東洋的なところが色濃く出ている、と先輩は指摘するのです。

これは自分自身では今まで意識したこともなく、私的には逆に・・・古き時代のオステオパシーを体現していけるようにと、創始者やその直弟子達の施していた効果あるオステオパシーの再現を、くらいの事を傲慢ながらも意識していたので、先輩のこの指摘は意外でもありました。

しかし、こういう事というのは、自分自身で意識しているものよりも、他人の方がよく見えている事が多いと思われるし、自分自身で意識している自分というのは、所詮は自分の希望的認識に過ぎないのだから、先輩の言葉の方がより多くの人達も思う事なのだろう、と。

日本で生まれ育った東洋人の私が、西洋文化のオステオパシーの見地と技術を学び、そして日本の横浜という街で小さな治療室を開き、日本人の患者さん達を施術しています。

治療室cureのオステオパシーは・・・あんパンみたい。

確かに、その通りかも知れませんね。

パンと言っても本格的な英国のブレッドでもなく、米国のバンズや仏国のクロワッサンなんかではない。

餡が詰まっていると言っても、日本の饅頭でもなければ、中華の月餅のようなものでもない。

オステオパシーと言っても、アメリカの現代オステオパシーでもなければ、ヨーロッパ諸国に根づいたそれとも違うし、では東洋医学の範疇なのかと言えば、これまた違う療法であると。


治療室cureのオステオパシーは欧米諸国の本物ではないかも知れませんが、銀座木村屋のあんパンが極上の味のように、より良いオステオパシーを皆さんに味わって頂けるようにしていきたいと思っています。

是非、治療室cureの、あんパンのようなオステオパシーを味わいにいらして下さい。
 
 
 

秋の腰痛

2013年09月05日 | 適応症状
今年の夏は本当に暑かったですね。

様々な地区で、観測史上最高気温を記録してしまうほど、また熱中症でダウンしてしまった人の数も、とてつもない人数になってしまった夏でした。

9月に入ってもまだ残暑はキツイようで、30℃を越える日もまだまだあるようですが、少しずつは秋を感じるようになってくるでしょうし、朝晩だけでも過ごしやすくはなってきてくれていますね。


毎年、夏の暑さが一段落し、秋の声が聞こえる様になる頃になると多くなるのが・・・ぎっくり腰です。

これは夏の〈暑さ疲れ〉による、内臓疲労からのものが多い様です。

特に夏は内臓の中でも、腎臓が一番疲れてしまう季節です。

腎臓は泌尿器系をコントロールしてくれる臓器ですが、腎臓はただ尿を作るだけの臓器ではなく、人間が生きる上で大切な仕事をいくつも受け持っています。

良く知られているように腎臓の主な仕事は「尿」を作る事です。

これは血液を濾過する事により、老廃物を排出する働きな訳です。

老廃物とは窒素を含んだ窒素系老廃物で、クレアチニン、尿素、尿酸などで、これらはタンパク質が体の中で利用された後の分解産物であり、有害物質なんですね。

人間の体の中で濾過された水分の99%は、体の中に再吸収されます。

この働きにより体のさまざまな電解質の濃度は一定に保たれています。

血液の白血球や赤血球は骨髄で作られているのですが、これには腎臓も一役買っていて、造血ホルモンであるエリスロポエチンを腎臓から分泌する事で、骨髄に働きかけ赤血球の生産を促すしくみになってます。

つまり赤血球を作る指令を出しているのです。

腎臓は血圧も調節しています。

レニンと呼ばれる一種の酵素を出すことで、血液中のタンパク質に働きかけアンジオテンシンと呼ばれる物質を作ります。

この物質は血管を収縮させて血圧を上げる働きを持っています。


この様に腎臓は体内に於いて、様々は水分調整・水圧調整をしてくれているのです。

夏は冷たいものを摂りがちですから、どうしても排尿の回数も多くなりますし、今年の様に余りに暑い時は、汗の分泌もかなり活発だったでしょう。

そうした時に一所懸命に働いてくれていたねが、この腎臓なのですね。


腎臓は丁度、身体の両腰の上部辺りの位置にあります。

この腰の位置にある腎臓が疲労を起こす事で、急性の腰痛が引き起こされてしまうと考えられます。


慢性的に腰痛のある方や、年に何回かぎっくり腰を起こしてしまう方は、秋のぎっくり腰予防の為に、ちょっと早めにご来院下さいませ。