オステオパシーというのは骨格を調整していく手技療法ではありますが、それによって改善されるのは,筋肉・骨格に起こっている痛みや不調だけはありません。
頸椎や頭蓋骨の調整によって、眼精疲労などの症状も緩和していったりします。
現代の生活に欠かせなくなっているテレビやパソコン。
長時間画面をみる機会が増えてきている為に、私達の目は大変な重労働を行う様になりました。
目を使い過ぎると、ショボショボとしてきて目の奥に痛みを感じたり、目の霞みや異物感を感じる様になります。
症状の軽いうちは疲れ目という事で、一晩よく眠ればその症状が和らいでくるのですが、疲れた目を特に何のケアをする事無く、さらに使い続けるとその症状が眼精疲労にまで進みます。
眼精疲労と呼ばれるほどに目の疲れを溜めると、一晩眠れば回復する様なものではなくなり、その症状は全身に進みます。
肩凝りや頭痛、吐き気、食欲不振や不眠の症状が現れたり、全身が怠く感じられる様になります。
ここまでくると睡眠を摂ったりするだけでは、なかなか症状が改善していかなくなります。
眼精疲労の解消法は、何より疲れた目を休める事です。
予防が最大の解消法となりますが、現在の生活は目から取り入れる情報にあふれている為に、普段の何気ない生活の中でも目はかなりの重労働をしています。
渇きを感じたら早めに目薬を注したり意識して遠くをボーっと眺めて眼の筋肉を緩めたり眼球を動かして筋肉の疲れを取る様にしましょう。
また目の周りを温めたり、軽くマッサージやツボを押して血流を良くし、筋肉にたまった老廃物の代謝を促す様にします。
近視や老眼などで目の焦点が合わせづらくなっていると、物をよく見ようと筋肉を余計に酷使している事がありますので、自分の目に合ったメガネやコンタクトを使用する事も大切です。
緑内障や白内障など、目の病気が眼精疲労の原因になっている場合もあるので、病院へ行って検査を行うことも眼精疲労を予防する上でも大切です。
目の疲れを感じたら、そのままにせずその都度解消していく。
細かくケアをして疲れ目を眼精疲労まで進めないことが一番の眼精疲労の解消法となります。
オステオパシーやカイロプラクティック、鍼などの手技療法を定期的に受ける事も眼精疲労の改善、そしてその予防になります。
とにかく、身体の様々な疲労は、そのままに放っておかない様にして、意識的にケアをしていく事が、快適で機嫌の良い日々を過ごすコツだと思います。