横浜にある自律神経調整に特化したオステオパシー施術室 【治療室cure】のブログ

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緊張性頭痛の改善に

2014年09月21日 | 適応症状

治療室cureでは、オステオパシーという130年前にアメリカで研究・発表された、自然療法・手技療法を施術しています。

身体の不調の原因を、筋骨格の不具合にあると診て、その骨格・関節の不具合を調整する事で、血流や神経伝達を正常化し、身体が本来持っている自然治癒力を高め、身体自ら不調を改善していくのを促す療法です。


頸椎や頭蓋骨の不具合によって起こり易い症状に、筋緊張性頭痛と云うのがあります。

機能性頭痛のひとつで、日本でも約20~30%の有病率といわれ、最も多く認められる頭痛です。

以前は筋収縮性頭痛と云われていましたが、筋肉の収縮を伴うタイプと伴わないタイプがあり、緊張型頭痛と云われる様になりました。

首筋が張る、肩が凝るなどの訴えと共に、頭痛は徐々に始まり、後頭部の鈍痛が多くみられる様になります。

症状は片頭痛に比べて、長く続くのが特徴です。

頭痛の誘因としては、ストレス・不安・鬱病など、様々な因子が関係します。

多くの場合は睡眠不足が続いたり、あるいは心配事が頭から離れなかったりするとひどくなる様です。

また、結婚・離婚・失恋・就職・転職など、生活環境の変化に伴って増悪する事が多くみられます。


緊張型頭痛は徐々に始まり、首筋が張る、肩が凝るなどの訴えと共に、後頭部の鈍痛として認められる事が多くなります。

痛みというよりも重い感じ・圧迫される感じ・締めつけられる感じや、何かをかぶった感じ(被帽感)と訴える事もあります。

頭痛は1週間~10日ほど続く事が多いのですが、時には1ヶ月のうち15日以上、殆んど毎日頭痛が続く事もあります。

片頭痛と同様に、機能性の頭痛ですので、器質的疾患を除外する事が重要であり、頭痛外来などでの、脳の画像診断は必要だと思います。

一般に、内科的・神経学的診察では特に異常を認めませんが、肩・後頭筋・側頭筋の硬結(しこり)、圧痛を確認することが診断の根拠になります。

硬結と圧痛の間には一般に相関関係がありますが、時に硬いのに圧痛を訴えない事もあります。

稀に、硬くなっていないのに圧痛を訴える事もあります。


オステオパシーでは頸椎や胸椎、頭蓋縫合部分の癒着や緊張を弛めていく事で、肩~首~後頭部の筋緊張を緩和し、血流や神経伝達が正常に機能する様に促していきます。

また、全身のバランスも重要だと考えていますので、骨盤などの状態も調整していきます。

特に気圧の不安定な梅雨時期などは、こうした症状が出易いと云われています。

急激な気圧の変化に身体が対応出来ずに、頭蓋内の様々な組織が気圧に圧迫される為に、頭痛として発症するのではないかと云われています。

こうした症状も、オステオパシーの頭蓋療法を継続的に受けて頂く事で徐々に痛みも緩和していき、発症頻度も少なくなっていきます。


緊張性頭痛だと思われる症状のある方は、鎮痛剤によるその場凌ぎの対処療法だけでなく、その原因である筋緊張を解消していく治療を心掛けて下さい。

 

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