もともと僕はブランフォード・マルサリスが駄目で,巧いのは分かるんだけど,どうも好きになれないんです。世間が“現代サックス界最高峰”とか“なになに賞受賞”とか褒め称えるからついつい新譜が出ると買ってしまうけど,ほとんど当たりの経験がありません。だからColumbia時代など『Royal Garden Blues 』以外は既に手元にありません。同じタイプであろうケニー・ギャレットは大好きなのに自分でも不思議です。どうしてでしょうかね。モード・スケール・エクササイズ的なメカニカルなフレーズ,歌心の無いバラード,それにあのソプラノの音色など,気になりだすと無性に嫌になる。
結局,彼の音楽って真面目一辺倒でエンターテインメントの要素があまり感じられないんですね。ジャズに対する真摯な姿勢は生まれ育った拭い去れない音楽家庭環境によるものなのでしょうけど,媚びる必要はありませんが,もう少し聴き手へのサービスを忘れないで欲しいと思ったりもします。
廣瀬大輔さんがRittor Music出版の『 Spiritual Jazz 』 (小川充 監修)の中で次のように述べています。
《 作品で“何を表現したいか”,“それを表現できる技術があるか”,それが伝わっているか“といったことはいかなる音楽でも聴き手にとって重要なファクターであると考える。 》
そう,3番目が彼の音楽には無いんです。ブランフォードの目指すジャズは分かるけれど,それが僕の心の響いてこない。そんな気がします。
ということで,ブランフォードの新作『 Braggtown 』が発売になったのですが,やっぱりメディアでの評判ほど良いとは思いません。M-1 《 Jack Baker 》は一発モードのコルトレーン路線で,凄まじい破壊力のジェフ・ワッツのドラムに乗せてブランフォードが吹きまくる曲。これは良かった。Marsalis Music第一弾の『 Footsteps of Our Fathers 』(2002)や『 A Love Supreme Live in Amsterdam 』(2004 DVD&CD)の流れが今回も見られるのは嬉しかったですね。
でもその後はあまりパッとしない曲ばかり。バラードも多いし,中にはM-5《 O Solitude 》のようにEGEA風のチェンバー・ジャズもあったりと,良く言えば多彩。悪く言えば統一感のない聴いていて妙に疲れるアルバムです。ちょうど前作の『 Eternal 』と『 A Love Supreme Live in Amsterdam 』を1枚にまとめちゃった感じかな。
ジェフ・ワッツやジョーイ君など,ギャラの馬鹿高いメンバーを集めているのだから,もう少し出来が良くても良いような気もしますが,昔のColumbia時代に比べたら段々面白くなってきたので,次作に期待することにしましょう。
結局,彼の音楽って真面目一辺倒でエンターテインメントの要素があまり感じられないんですね。ジャズに対する真摯な姿勢は生まれ育った拭い去れない音楽家庭環境によるものなのでしょうけど,媚びる必要はありませんが,もう少し聴き手へのサービスを忘れないで欲しいと思ったりもします。
廣瀬大輔さんがRittor Music出版の『 Spiritual Jazz 』 (小川充 監修)の中で次のように述べています。
《 作品で“何を表現したいか”,“それを表現できる技術があるか”,それが伝わっているか“といったことはいかなる音楽でも聴き手にとって重要なファクターであると考える。 》
そう,3番目が彼の音楽には無いんです。ブランフォードの目指すジャズは分かるけれど,それが僕の心の響いてこない。そんな気がします。
ということで,ブランフォードの新作『 Braggtown 』が発売になったのですが,やっぱりメディアでの評判ほど良いとは思いません。M-1 《 Jack Baker 》は一発モードのコルトレーン路線で,凄まじい破壊力のジェフ・ワッツのドラムに乗せてブランフォードが吹きまくる曲。これは良かった。Marsalis Music第一弾の『 Footsteps of Our Fathers 』(2002)や『 A Love Supreme Live in Amsterdam 』(2004 DVD&CD)の流れが今回も見られるのは嬉しかったですね。
でもその後はあまりパッとしない曲ばかり。バラードも多いし,中にはM-5《 O Solitude 》のようにEGEA風のチェンバー・ジャズもあったりと,良く言えば多彩。悪く言えば統一感のない聴いていて妙に疲れるアルバムです。ちょうど前作の『 Eternal 』と『 A Love Supreme Live in Amsterdam 』を1枚にまとめちゃった感じかな。
ジェフ・ワッツやジョーイ君など,ギャラの馬鹿高いメンバーを集めているのだから,もう少し出来が良くても良いような気もしますが,昔のColumbia時代に比べたら段々面白くなってきたので,次作に期待することにしましょう。
というかまだレコード店に引取りにも行ってませんよ(苦笑)
ナカーラさんのホームページでも酷評していましたので、あせって聴くこともないような気がしてきました。
やっぱりブランフォードはライブに限りますね。
私もマルサリス兄弟は聞いていなくて、特に弟は苦手です。ブランフォードは“Contemporary Jazz”ですごいと思って聴くようになりました。“Eternal”はかなり好きです。このアルバムでは、最後の曲“BLACK ELK SPEAKS”がストレートで素直でよいと思っています。 TBさせていただきました。
眠りを誘うアルバムです。
僕は1曲目のコルトレーン・ライクな曲が好きですね。
こちらからもTBさせていただきます。
私も、この盤よりも前の盤かなぁという印象ですが
酷評するほどでもないかなぁとも思いますが..
4、5曲目あたりは・・・ですけど。
TBさせていただきます。
今後ともよろしくお願いします。
ちなみに星4つでしたよ(^^)
TBさせていただきます。
トラバ,ありがとうございます。こちらからもトラバさせていただきました。今後とも,よろしくお願いします。
あたりですね(笑)。
僕はちょっと点数低いですが,
愛聴度★★
評価★★★★
ですかね。
>ギャラの馬鹿高いメンバーを集めているのだから,もう少し出来が良くても。。。
に、過剰反応しちゃった感じです。
TBありがとうございます。
今後ともよろしくお願いします。
僕も時々おじゃまさせていただきます。