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Roberto Gatto 『 Notes 』

2008年05月22日 21時25分08秒 | JAZZ

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先週、Blue Note Tokyo でRoberto Gatto ロベルト・ガットのライブを観たので、その余韻を感じながら、このところ彼の参加作品を引っ張り出して聴いている。そんなわけで今日は、彼の86年のデビュー作『 Notes 』( gala ) を取り出してきたところだ。

本作はなんといっても3曲でフューチャーされているマイケル・ブレッカーが一番の聴きどころ。そして本作は80年代を象徴するかのような典型的なフュージョン・サウンドであるのが興味深い。しかし、興味深いといはいうものの、実際に聴いてみると大した作品ではないのが悲しいところだが。マイケルの奮闘により辛うじて体裁を保っている感じだ。

本作はジャズ批評誌 No.104 『 マイケル・ブレッカー大全集 』に紹介されているが、そこには以下のようなメンバーが記されている。

Roberto Gatto  ( ds )
MIcheal Brecker  ( ts )
Danilo Rea  ( key )
Enzo Pietropaoli  ( b )
Flavio Boltro  ( tp )
& others

実は、僕の所有しているCDは86年発売当時の輸入盤で、そこにはメンバーが一切記されていない。そこで、いろいろ調べてみたところ、この作品にはジャズ批評誌に記されたメンバー以外にも以下のようなミュージシャンが参加していることがわかった。

Maurizio Giammarco - tenor sax
Antonio Faraò - piano , keyboards
Rita Marcotulli - piano , keyboards
Stefano Sabatini - piano , keyboards 
Francesco Puglisi - bass
Furio Di Castri - bass
Umberto Fiorentino - guitar
Danilo Terenzi - trombone
Gege Telesforo - vocals , percussion
アントニオ・ファラオのOfficial Web Site より)

おそらく本作は20歳そこそこのアントニオ・ファラオの初レコーディングだったのだろう。彼は1曲だけだが曲も提供している。
また、ステファノ・サバティーノ、フリオ・ディ・キャステリ、ダニーロ・テレンツィなど、錚々たるミュージシャンも名を連ねているのに驚かされるが、これだけ集まってもこの程度か、という落胆は隠せない。

本作ではウイル・リーを彷彿させるタイトなスラップ・ベーシストがなかなかカッコいいノリをだしているのだが、エンゾ・ピエトロパオリにしては上手すぎると思っていた。やっぱりエンゾではなく、フランチェスコ・プグリシだったのだ。それなら納得。

長々と書いてしまったが、要はやっと正式なメンバーがわかって、僕としては嬉しかった、というだけ。すみません。


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