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先週、Blue Note Tokyo でRoberto Gatto ロベルト・ガットのライブを観たので、その余韻を感じながら、このところ彼の参加作品を引っ張り出して聴いている。そんなわけで今日は、彼の86年のデビュー作『 Notes 』( gala ) を取り出してきたところだ。
本作はなんといっても3曲でフューチャーされているマイケル・ブレッカーが一番の聴きどころ。そして本作は80年代を象徴するかのような典型的なフュージョン・サウンドであるのが興味深い。しかし、興味深いといはいうものの、実際に聴いてみると大した作品ではないのが悲しいところだが。マイケルの奮闘により辛うじて体裁を保っている感じだ。
本作はジャズ批評誌 No.104 『 マイケル・ブレッカー大全集 』に紹介されているが、そこには以下のようなメンバーが記されている。
Roberto Gatto ( ds )
MIcheal Brecker ( ts )
Danilo Rea ( key )
Enzo Pietropaoli ( b )
Flavio Boltro ( tp )
& others
実は、僕の所有しているCDは86年発売当時の輸入盤で、そこにはメンバーが一切記されていない。そこで、いろいろ調べてみたところ、この作品にはジャズ批評誌に記されたメンバー以外にも以下のようなミュージシャンが参加していることがわかった。
Maurizio Giammarco - tenor sax
Antonio Faraò - piano , keyboards
Rita Marcotulli - piano , keyboards
Stefano Sabatini - piano , keyboards
Francesco Puglisi - bass
Furio Di Castri - bass
Umberto Fiorentino - guitar
Danilo Terenzi - trombone
Gege Telesforo - vocals , percussion
(アントニオ・ファラオのOfficial Web Site より)
おそらく本作は20歳そこそこのアントニオ・ファラオの初レコーディングだったのだろう。彼は1曲だけだが曲も提供している。
また、ステファノ・サバティーノ、フリオ・ディ・キャステリ、ダニーロ・テレンツィなど、錚々たるミュージシャンも名を連ねているのに驚かされるが、これだけ集まってもこの程度か、という落胆は隠せない。
本作ではウイル・リーを彷彿させるタイトなスラップ・ベーシストがなかなかカッコいいノリをだしているのだが、エンゾ・ピエトロパオリにしては上手すぎると思っていた。やっぱりエンゾではなく、フランチェスコ・プグリシだったのだ。それなら納得。
長々と書いてしまったが、要はやっと正式なメンバーがわかって、僕としては嬉しかった、というだけ。すみません。
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