雨の日にはJAZZを聴きながら

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Jackie Mclean 『 Vertigo 』

2006年03月15日 22時24分23秒 | JAZZ
4月からの異動に向けて,今月中に片付けなきゃならない仕事が山積み状態で,目が回る忙しさです。のんびりブログ更新などしてられなくなってきました。とは言っても,ジャズを聴かずに寝れない性分ですので,なにか一枚でもと,「目が回る忙しさ」に引っ掛けて,こんなの引っ張り出してきました。

以前,LPでマクリーンのコンプリート・コレクションを目指していた頃,どうしても手に入らなかったアルバムがこの 『 Vertigo 』(眩暈)でした。Blue NoteのLT seriesから出ていたのですが,他のLT seriesって,結構安く見つけられたのに,このLPだけ見つからなかった記憶があります。コンプリート・コレクションなんて諦めていた頃の2000年に,Blue Noteのconnoisseur seriesからひょっこり発売されてしまいました。ジャケットは御覧のように多少Blue Noteっぽくなっています。ただ内容は多少LPと異なっています。まず,LPにはマクリーンの『 New Soil 』録音時にボツテイクになった<Formidable>という曲が納められていましたが,CDではこの曲が省かれ,代わりに“幻の4116盤”と呼ばれていた『 Jackie Mclean Quintet 』の6曲がカップリングされています。

録音は1962年2月で,ちょうど『 One Step Beyond 』の直前のレコーディングなんですが,このアルバムの目玉は,ご承知とは思いますが,当時若干17才のトニー・ウイリアムスの初録音だということです。ピアノもハンコックが弾いてます。ハンコック~トニー~マクリーンの組み合わせは本作だけです。本作は不器用でダサいマクリーンが,何とかカッコいいモード・ジャズをやりたいと,模索していた時期で,古いバップ・フレーズも見え隠れしながらのモード・ジャズを一生懸命吹いたアルバムです。その後,急速にいわゆる新主流派に接近し,ボビー・ハッチャーソンやグラチャン・モンカーらと『 One Step Beyond 』,『 Destination Out 』と,制作活動を活発化させていきます。

なんだか,つまらない文章になってしまいました。こんなの書いているからプロの方々にバカにされるんですね。正直,今日は疲れていて頭が働いていません。