みどりの森ノート

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「アルセウス 超克の時空へ」 感想

2009-08-21 | ポケモン(アニメ)(~2017.4)
 1度しか見てないのに今年も馬鹿みたいに長い感想文です。
 あともし記憶が間違ってる点があったらごめんなさい。

 ↓それではネタバレ全開ですのでまだ見てない人は逃げるなりしてください。↓





 良かったです。シンオウ四大神揃い踏みという事で、一昨年のようなスケールでか過ぎて話が収拾つかなくなってる心配もしていましたが、今年は物語がうまくまとまっていると感じました。
 それから…ここ何年かの映画のピカチュウの作画がかわいくない。。動いてると気になりにくいせいか今までは後でパンフ見てみて「あれ、かわいくないな…」って気付く程度だったんですが、今年は本編の動いてる映像見てる段階で感じました。。後でパンフ見たらますます。

  <映画の前にHGSSのCM>
 大スクリーンで見るとやっぱりテンション上がりますね!

  <ぬりえコンテスト>
 ここでもえよギザみみピチューが使われるのかと思ったら使われなかった。中の人はともかくこの歌はわりと好きなのでちょっと肩透かしでした;
 一昨年からこのコーナーが今は無き短編っぽいアニメーションになってるのが密かに楽しいです。今年も3匹のアニメがついてて楽しかった。…手持ち全員集合してくれたらもっと嬉しかったけど。

  <ポケットモンスター、ちぢめてポケモン…>
 今年もこの部分を楽しみにしてました♪毎年ここでテンション上がります。シロナVSクロツグ出ましたね。

  <OP、現代のミチーナ>
 スイカにトウモロコシにガマに川遊び…季節感たっぷりで眼福でした。おまけにゲストの子供達のポケモンもカブトムシにアゲハチョウと来たもんだ。アゲハントかわいい。
 結局今年もここだけだった“みんな出てこい!”…まあ、今までの映画を思い出せば全員集合があるだけまだいいのかな?; 川で遊んでるポケモン達が皆かわいいです。モウカザルとウソッキーが水しぶきにびびっているのが細かくていい。パチリスが絶えずちょこまかと動いてるのが小動物っぽくていい!ミミロルって水に入ったら下半身のもこもこが大変な事になるんじゃ;入ってる間はいいけど水からあがった時に…

  <三竜現る>
 のっけから喧嘩かよ、今まで散々喧嘩して暴れておいて今年もまだ暴れ続ける気か…こいつら本当に時空と世界の裏側を司っているポケモンなのか…と思わなかったと言えば嘘になる。

  <そして三部作完結>
 そこに駆けつけたシーナのテレパシーとその後のサトシ達への説明により、三部作である事の説明はこの最初の部分であっさり済んでしまいましたとさ。何で2年前「出会うはずのないディアパルが出会ってしまった」のか→全てはアルセウスの目覚めが影響していたんでした。すっきりしました。…今年のを見てすっきりしてもダークライ映画単品ではちょっとアレなのは変わらないですけどね;

 シーナ族のテレパシー能力はつくづく便利だなと思いました。あれだけ傍迷惑だった3年越しの三竜のもつれ喧嘩をテレパシー一発で解決してしまうとは…便利だけど悪い言い方をしてしまうと取って付けた都合いいキャラにも取れかねないような;いやでもそう思ったのは最初のこのシーンだけで、その他の「超克せよ~」は別に気にならなかったです。

 ・ピカチュウむにむに…ただでさえあまり言わなくなった「チャア~」はここ最近映画でばかり聞いてるような…
 ・ギラティナはディアルガを、自分の縄張りを侵された(と思った)から1年も追い回し続けていた、か…。何年か前の映画でも似たような事があったような・・・
 ・時空儀かっこいい。

  <アルセウスVS三竜>
 これまで低能怪獣のレッテルを貼られるがままだった3匹(主にディアパルか)が、ここに来て好感度急上昇しました。怒りのアルセウスを人間のために自身が倒れるまでくい止めようとしたり、ディアルガが誤解を解かせるためにサトシ達を過去にとばしたり。やっぱりただの低能じゃなかったんだね!

  <ダモスとアルセウスの物語>
 話の本筋やメインのシンオウ四大神のドンパチに埋もれがちですけど、これがとてもいい話でした。宝玉の力で荒地がみるみる緑に覆われていく様子はCG効果も手伝ってすごい綺麗で感動しました。倒れているアルセウスに野生のポケモン達が集まってきて寄り添っている所も微笑ましかったです。やっぱり神様だから本能的に皆に愛されているんだなあ…。

 ・シーナとダモス役の2人、ゲスト芸能人がやるメインキャラにしてはけっこう上手かったんじゃないかと。お2人は俳優の経験あるんだろうか。

  <ヒードラン>
 ギシンとシーナが食卓で話し合ってる間壁をカサカサ這い回る様はまさにG(  いや、良かったですよw 後半のバトルも迫力ありました。
 とはいえ、やっぱり一応伝説のポケモンなのに鎧を着て人間に使われてる役なのはどうだろうなあ;しかもドータクンと同列の扱い。

  <アルセウスを攻撃するポケモン達>
 人間キャラより何よりポケモンを見に来ている者としては、このポケモン達の描写がもっとあったら良かったなーとすごく思いました。たぶん今年の映画で一番欲求不満なのはこれかも?
 ピカポチャが同じ牢屋に放り込まれた時に疲弊している様子がちょっとうつっただけで、他にも普段からギシンに酷使されてる所とか見れたらもっと同情できたかも。あとレントラーとかアブソルとかニドキングとか好みなポケモンばっかりだった事だし。
 アルセウスに一斉攻撃していた時の技って全員電気技なんですかね?アルセウスは雷プレートない状態だし。

 ・銀の水って水銀の事ですかね。アルセウス相手とはいえ恐ろしい事するな…

  <厨房の兵士馬場>
 このシーンもコミカルで好きです♪あの兵士後で怒られただろうなあ(笑)
チコリータかわいいよ。声誰だったんだろう。金銀御三家はこの後のクライマックスでも出番があって満足でした♪

 ・コラッタの大群…!予告のコラッタ橋こそ嘘だったものの、本当にたくさん出てきたのでとても満たされましたvv 好きだ。

 ・クライマックスはサトシ&ピカチュウと見せかけてダモスとアルセウスの絆で救われたのも良かったです。やっぱりこの二者の物語はいい。

 ・今年のロケット団…遺跡の中でサトシ達が行った時代の道具やら本物の宝玉を見つけてたり、途中三竜とニアミスしてたり、細かいながらも面白い立ち回りでした。
 ・会場内の子供達が一番笑っていたのが、シーナ初登場の時の言い寄るタケシにグレッグル突込み&ラストのシーナとケビンが抱き合って関係発覚・タケシ落胆のシーンでした。タケシとグレッグルのお約束パターンはやっぱり人気ですねw

  <エンディング>
 最後にダモスが言っていた「人間とポケモンが力を合わせてこの豊かな土地を守っていく」というのが壁画調で見れてすごい良かったです。なんかちょっと感動した。
 それから過去2作の登場人物達が元気にやっているのも見れて良かった!アリス達の三角関係相変わらずだな(笑) ゼロはインフィの事を自分の何だと思っているんだろうか;… ダークライとシェイミも皆を見守っているんですね。(シェイミは映画のと同じ個体かどうか不明ですけど)

 主題歌は。まあ中の人の事は置いといて、今年も悪くない曲だったと思います。3年も続いた物語の終わりらしい穏やかな曲。(逆に3年も続いた物語の締めなのに軽い感じもしなくもないけど;)メロディも覚えやすい。歌詞がちょっと抽象的で映画の内容及びポケモンに合っているか怪しい所もありますが。

 ・来年はホウオウVSルギア なのか…?今までのアニメの2匹の扱いを思い出すと共演しにくそうな感じですけど; とりあえず情報待ちで。

  <全体まとめて>
 最初にも書きましたが、今年は物語がまとまっていて普通に楽しめました。核心であるダモスとアルセウスの話が良かったのと、あとシンオウ四大神のドンパチは現代で、サトシ達の本筋進行は過去でと土俵を分けてくれたおかげが強いと思います。もし同じ時代でやってたら4匹のドンパチで舞台が混乱→脚本も混乱→で、結局一昨年の二の舞になりかねなかったと思うので。ピカポチャギザみみピチューやロケット団のシーンはシリアスな本筋のいい息抜きになっていました。
 傑作だ!とまで行くかは分かりませんが特に目立った欠点も見当たらないので、全体評価はなかなか良い方です。面白かった。
 古代ローマっぽい舞台もいい雰囲気でした。

  <ギザみみピチュー>
 神殿の壁の穴や中の抜け道をいろいろ知っていてちょこまかと走り回るあたり、いかにもネズミらしい役回りなのが良かったです。中盤のピカポチャとの短編チックなシーンは見てて楽しかった。という事でこの映画内での役回りは問題なかったと思います。声も心配していた程下手でなく、「ゲスト芸能人ならこんなもんかな~」ってくらいで。
 だがしかし。必要以上に出しゃばらなかったのは何より良かったけど。「事前にあんだけプッシュしといて映画内の出番こんだけかよ!」とずっこけたのは私だけではないはずだ。
ウブの実が好きだという設定がさっぱり出てこなかった件。方向オンチだという設定がさっぱり出てこなかった件。おしゃまでおてんばだというのがあまり感じられなかった件。そしてギザみみピチューという名前が映画内で一度も呼ばれなかったような。
「もえよ~」の歌詞に出てくるやたらたくさんの設定は一体何のために出したんですか。あれか、サンリオとかサンエックスのキャラクターが、無駄に誕生日とか好きな食べ物とかのプロフィールも設定されてますとかいう、その程度のノリだろうか。いや普段はそういうの別に嫌いじゃないけど。
 あと「ピピピチュピチュ」と言ったのは、事前にポケサンのクイズでその部分の映像見ていたおかげで辛うじて分かりました。見てなかったら分からなかったかもしれないです。声小さかったし。「チュルッピチュー」と「ピピチュー」はどこで言ってたのかさっぱり。(そもそも「トゥットゥルー」てどんな時に使う言葉なんだ?;)

 あ、前の記事でアルセウスかわいいとか映画でアルセウスに萌えるとかそんな事発してましたけど、見てみたら普通に威厳たっぷりだったのでそういう思考には行き着きませんでしたとさ。グッズとか他のアルセウスで改めて萌えたいと思います(←)
 映画のアルセウスは美輪ボイスも手伝って神々しかった。

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2 コメント

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Unknown (RAGNA)
2009-08-22 20:46:15
お疲れ様です~!


おおむね好評だったみたいでよかったですw

個人的にも、歴代では上位に食い込む(順位は未定)ほどのクオリティだったし、自分の回りでもけっこう好評みたいでしたw

つか、この数年の出来があまりにあまりだった……といえなくもないかもw

そしてギザぴちゅ……
物語的には、まったくもって意味のない存在だったのが……あのアンチを大量に生み出したプッシュって、なんだったの???

とりあえず、期間内にあと1回観てこようかな~、と♪

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Unknown (コータ子)
2009-08-24 20:52:59
  ラグナさん>
 そうですね。ここ数年…特に個人的にはマナフィ~ダークライの2作がいまひとつだったせいでどうしても悪く見てしまいがちだったのかもしれません。今年のは特に突っ込み所が見当たらなくて良かったです。
 ギザみみピチューは本当に何のためのキャラ設定だったんでしょうね; 映画ではこの通りでしたけど、個人的にはまだ残っているHGSSの例のイベント絡みで何かやる可能性も…と何となく思っています。そっちには色違いピチューも絡んでいる事ですし。この件はそのうちまとまったら記事に書くかもしれないです。
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