みどりの森ノート

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ポケモン映画祭2022

2022-09-16 | ポケモン

#ポケモン むげんの海 - コータ子のイラスト - pixiv

水の都の護神/ピカピカ星空キャンプ 投票1位&リバイバル上映おめでとうありがとうございました。映画館で観てこその映像&音楽と魅力たっぷりなラティオス&ラティアス...

pixiv

 
 (大きいサイズ)
 主役からモブで映っただけのポケモンまで 水の都+ピカピカ星空キャンプに出た好きなポケモンを詰めました。
このポケモンはいるのにあのポケモンはいないのか?みたいな突っ込みは多々あると思いますがファンアートという事で…
ベイリーフは長編にも短編にも出てませんが出て欲しかったという願望を込めて。
ポケモン映画は内容は良くてもサトシ達の手持ちが出番に恵まれない年が多かったのは悩ましかったですね…
その辺キミにきめた以降は手持ちをほぼピカチュウ1匹に絞ってるのはいい判断だと思います。

 ポケモン映画祭 水の都の護神と七夜の願い星ジラーチの2本を観てきました。
何度でも言いたい感想と、今回改めて気づいた感想など。
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  「水の都の護神 ラティオスとラティアス」「ピカピカ星空キャンプ」
 イタリアンな美しさを徹底した背景と音楽、OPの臨場感たっぷりな水上レースに
SECRET GARDENが流れる中でのゆめうつし、ばっちり主役してたかっこかわいいラティオスとラティアス…と
まさにアルトマーレを“映画館で思いっきり浴びる”のが最高に心地いい映画でした。
やはりこの映画は映画館で観てこそだなあとつくづく。

 ザンナーとリオンってやってる事は悪だけどちゃんと魅力的なんですよね。
終盤リオンが一人でどんどん装置を暴走させてくのを見てザンナーが良心をちらつかせたり
それでも良心があるから許してあげようみたいな流れにはせずちゃんと罰する所とか、かえって小気味よい。
2人ともゲスト声優で浮いてると言えば浮いてる声なんですけど大人のおねえさん感は出てるし
サトシ達とは離れた立場のキャラなのもあってかゲストの浮いてる声でもそんなに気にならない感じ。
 エーフィはキツめのビジュアルなので自分は悪役普通に似合ってると思っていたんですが
当時エーフィが悪役やるのは新鮮だったり嫌だったという感想を意外と見かけてそういえばそうだなと。

 ラティオスとラティアス 特にラティアスがサトシにべったり懐いたり表情豊かなのがとても可愛いし
ラティアスが無邪気に振る舞ってそれをラティオスが諫めるみたいなやり取りが劇中で何度もあって喋らなくてもこの2匹が兄妹である事が分かりやすく伝わる所がとても好きだし高評価ポイントです。
 今回初めてふと思ったんですが、ラティオスって津波に突っ込んでく時点で自分がこころのしずくになる覚悟が出来てたんでしょうかね。
ラティオス・ラティアス達って自分達が代々こころのしずくになる使命を自覚しているんでしょうか。
装置から解放された時点でラティオスはもう満身創痍で、ここで津波に突っ込んで行けばもう自分の命はないし、ここで自らをこころのしずくに捧げる意志で突っ込んでいったのかな…という事を今回初めて思い当たりました。

 ポケッターリモンスターリも好きな歌なので映画館で思いっきり聞けてよかったです。
バツグンタイプもしばらく使ってるのでTVアニメのEDもこれにしたらよかったんじゃないですかね。
すべてのポケモンを俯瞰する歌だから新無印の路線にも合うと思うし
前から思ってたんですがポケッターリモンスターリとドッチ~ニョの新無印バージョンを見てみたかったです。
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  「七夜の願い星ジラーチ」
 映画館で浴びるEDがやはり最高で、まずこれだけでも映画館で観てよかったと思えました。
小さきものは普通に聴くのも勿論大好きなんですがあの歌唱力とサウンドを映画館の音響で聴くとほんとに贅沢で…まさに「浴びる」体験ができます。
ポケモン星座も曲にぴったりで、歴代映画の中でも特に印象深いEDです。
水の都~と並んで映画館で観てこそと思える映像・音楽なのでこの2本が1位2位でほんとに良かったと思います。
 小さきものは劇中でも子守歌として歌われるわけですが、ハルカ役の鈴木カオリさんが歌手もやってるのを踏まえて聴くとこれをハルカに何度も歌わせてるのはキャラ的にも中の人的にもぴったりだなと思えます。

 今回ふと思ったのが、この映画って各キャラの心情描写が多くてストーリーに深みを与えているなと
マサトは初めて自分のパートナーポケモンが出来てジラーチが大好きでたまらなくて、だから別れたくないし
ハルカは年相応の可愛さも見せつつマサトが心配だし姉としての責任もあるし…な振る舞いが多く
(アブソルがマサトを襲ってきた時にサトシより先にアチャモを出して戦うなど)
バトラーはマグマ団を追われたのが悔しいから野望を成功させて見返したくてたまらない
そのためならどんな手段を使ってもいいというのが滲み出ているし
ダイアンは幼馴染みのバトラーが悪い方向に変わっていくのが辛くて、でも元に戻って欲しいからそばに居続けてる
群像劇のメインにはいないけどサトシだってマサトの兄的な役割をこなしてるしフライゴンに乗っての空中戦はかっこいいし、ちゃんとかっこいい主人公してるんですよね。
ポケモンも勿論ですが人間キャラの描写がしっかりしているおかげでストーリーが良く見えると感じた映画です。

 終盤力を取り戻したジラーチが光りながらメタグラードンを空高く押し上げて浄化するシーン
幻ポケモンの可愛くてか弱いだけじゃなくてちゃんと強い所も伝わるので高評価ポイントです。
映画の幻ポケモン、特にジラーチ以降は特殊能力を見せるシーンはあってもあまり強そうな印象がないなと思っていたので
 ストーリー的にも本物のグラードンを出現させるのはなかなか難しいというのは分かるんですけど
販促的な所を考えると回想、イメージ映像とか一瞬だけバトラーの装置が成功するとかで本物のグラードンも少しどこかに出したらよかったんじゃないかな、という気もします。
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 金銀、AG、DPと満遍なく世代がバラけたのも良かったと思うし
正直ミュウツーの逆襲あたりは個人的に腹一杯になりつつあるのでそういう意味でも金銀以降の作品に決まったのが嬉しいです。
一番お金と発言権を持ってる大きいお友達=赤緑世代ばかりだけでなくだんだん新しい世代にも移行しつつありファンの新陳代謝が起こってるのが分かったのもファンとして嬉しいです。

 投票企画から実際に上映するまであまり間が空かなかったので関連キャンペーン等が入場特典ぐらいでしたが
せっかく盛り上がったのでもうちょっと何か、グッズやキャンペーン等もう少しやってほしかったかな…と個人的には思います。
映画にちなんだポケモンのグッズやポケモンカードの再販とか

 個人的に気になってたのがEDのイラストコンテスト部分をどうするのか?という点で
さすがに20年も前のコンテストを今更そのまま流すのはあれだろうから新無印のPVにでも差し替えたらいいんじゃないかと思ってたんですが
ほんとにそのまんま上映したのはなんか予想外でした。まあ別に差し替える理由もないですしね。
他の感想なんか見てると当時のままのイラストコンテストのくだりを見て懐かしくなったとか
(載った人は)子供だった当時の自分とこうやって再会するのがエモい、みたいな感想を見かけたので
そのまんま上映するのもこれはこれで正解だったんだなと。

 自分語りですが 2本とも館内の顔ぶれが若い大きいお友達ばかりで、当時すでに大きいお友達の側になりかけてたぐらいの自分が親子連れに混じってアウェー感を感じながら観ていたのから
今回は皆ポケモンを見に来た大きいお友達として普通に一体になってたあたり、時代の流れを感じました。
きっと皆当時の子供達で、大きくなってまた思い出のポケモン映画を見に来たんだなあと思うとちょっと感慨深くなり…何目線なのか自分でも謎なんですがそんな温かい気持ちになりました。

 ポケモン映画の今後は分かりませんが、コロナ禍で一度止まったこの機会に配布や内容に課せられていたノルマを考え直して、個人的にこれからはONE PIECEみたいに2~3年に1本ぐらいのペースでもいいんじゃないかと思えます。
毎年毎年見るからにノルマに縛られていたここまでのポケモン映画を思うと尚更。
…とはいえ各シリーズ中に1作は最新シリーズの映画も観たいかなという個人的な願望も。
今回のようなリバイバル上映もよかったのでまた開いてほしいです。
あと個人的には薄明の翼、雪ほどけし二藍とサンムーンのベベノム編の劇場編集版を映画館で見たいですね…

 最後に、脚本の園田英樹さんが今回のリバイバル上映に当たってnoteを公開しているので貼って終わります。

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note(ノート)

 

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