ポッピン族はタドナが可愛いです。
1月のうちにアニメ映画を3本観たので感想を書いておきます。
最初の2本はちょっと辛口多めになってしまいましたが、面白かったです。(念)
「映画 妖怪ウォッチ 空飛ぶクジラとダブル世界の大冒険だニャン!」
今回一番の目玉だった実写パート。アニメとのギャップを積極的にネタにしたり面白かったです。
CGでももっちもちのコマ母ちゃんとか好きです。
ただそれ以外の要素はちょっと物申したい事が。
ゲスト以外の妖怪がほとんど“いつものメンバー”で、舞台もさくら町の中だけなのがちょっと物足りなさを感じました。
1作目とかほんとにいっぱい妖怪出してた分余計に。
キュウビとオロチはせっかくかっこよく戦ってたのにヒカリオロチ・ヤミキュウビになった途端退場してたのも、
ギャグのつもりなのかもしれないけど惜しかったです。そこはかっこいいバトルを貫いてほしかった…
そしてゲストの女の子・カナミに焦点が当たりすぎて、カナミのシーンが多いのにあまり感情移入できない。
個人的には好きだし応援したくなる子だと思ったんですけど、ぽっと出のキャラなのでカナミのシーンだけ妖怪ウォッチじゃない別の作品を見てるような感覚になってしまいました。好きなんだけど。
まあまあ面白かったけど、前2作がとても良く出来てたのもあって今作はちょっと評価低めになりそうです。(個人的に)
あと、同時上映のスナックワールドがミュージカル仕立て&王道ストーリーで地味に面白かった。
「ポッピンQ」
キャラクターもみんな可愛いし時の谷のファンタジーな感じも良いしCGのダンスシーンも綺麗でした。
歌もどれも明るくて好きだしストーリーは王道の少女の成長物語。
素材はとてもいいなと思ったんですけど、内容も宣伝も子供向けかオタク向けかで中途半端になってると感じました。
これはTVシリーズでじっくりやるか、もっとそぎ落として思いっきり子供向けにしたらとても面白くなったのではと思います。映画1本でやるにはヒロイン5人(それぞれ悩み持ち)は多すぎると思いました。
映画1本でやるならヒロインは伊純と沙紀ぐらいで十分だったと思います。
ポスターも子供向けにしてはシリアスそうだったりオタク向けにしては子供っぽかったりで、
これ見ても子供とその親は選ばなそうだなあ…という感じ。
小さい子もですがヒロイン達と同じくらいの思春期の子にも見てほしい内容だと思ったのですが、
それぐらいの子も映画見るにしても「君の名は」とかを選んでもこれは選ばないだろうなあ…
「こうすればもっと良くなったのに」というのがはっきり見えてる分、とても勿体無いアニメだと感じました。
妖怪ウォッチもポッピンQもダメ出しばかり書いてしまいましたが面白かったか駄目だったかと言われれば面白かったので、これ読んで見るのやめようかと思った人はそのまま見てください。
「この世界の片隅に」
すずさんの人生に笑ったり泣いたりときめいたり。各メディアで話題になっているのも納得のとてもよい映画でした。
ぎりぎりの状況で製作、小規模で公開し始めて徐々に評判が広がりやがてすっかり話題の映画へ…というヒットの流れがキンプリと似ているのでどうしてもお仲間意識的なものを感じてしまいます。(内容的には全然違うけど)
キンプリよりもずっと一般向けのよい映画なので、このままたくさんの人に見てほしいと思えます。
アニメや洋画の芸能人声優には厳しいのですが、これはなんか、受け入れてしまいました。
のんさんのあの喋りが映画にすっかり馴染んでいました。
そして 刀語の七花ととがめが好きな人間なので、周作さん(細谷佳正)がとてもかっこよかったです。
声もキャラも七花が好きな人間にはたまらない男性でした。
とうしても刀語と重ねてしまいそうになるのですが、すずさんと周作さん(細谷佳正)が結婚して愛し合って生きていく様子を見ているとほんとに、よかった…となります。
すっかり話題作になってこの映画の片渕監督の関連作品も名前があがるようになってきてるので、
ここで世界名作劇場・名犬ラッシーがどこかで再放送されたりしないかな…とちょっと望みをかけていたり。
そして同じく世界名作劇場のロミオの青い空が関東で再放送が始まって結構話題になってるようなので、嬉しく思っています。(本音を言うと私も見たいのですが。)