みどりの森ノート

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映画 妖怪ウォッチ エンマ大王と5つの物語だニャン! 感想

2016-02-07 | その他作品
 ネタバレリーナ注意です。あと、ゲームもメダルも遊んでない視点での感想です。

 去年に続いて今年もサービス満点でたいへん面白かったです。
笑いどころたくさん、熱くかっこいいバトル、そして感動するポイントが意外と多くていい意味で忙しかったです。
5つの話に分けた事でTVシリーズでメインの各キャラが一人ずつ主役を張って見せ場を作れたのがいいですね。
TVシリーズや去年の映画を観ていると繋がるシーンもたくさんあってさらに楽しめました。
進行役のウィスパーがタモリネタを連発してましたが保護者の人は分かっても子供は分からないのでは(笑)

  「妖怪になったケータ」
 ケータ君とウィスパーのいつもの掛け合いから始まる最初のお話。
ケータ君はおじいちゃんになって死んでもフウ2になるんでしょうか。
ケイゾウじいちゃんも去年の映画のラストでケイゾウ少年の姿でしたね。
ユウト君は成績がいいだけでなく真面目で優しい子なので、受験を乗り越えたら好きな漫画やサッカーをめいっぱい楽しんでほしいです。

  「ジバニャンの華麗なる作戦」
 TVシリーズで感動したエミちゃんとアカマルのさらなるスピンオフ。
ジバニャン、ブシニャン、ロボニャンF型と先祖三代勢揃いでエミちゃんのために頑張るのが健気でした。
ジバニャン達の力で加速した台車が倉庫を暴走するシーンのCGはスリル満点。
最後はTVシリーズに負けないくらいじーんとしました。

  「コマさん 家に帰る」
 コマ一家をめいっぱい楽しめました。コマさん達が画面に映っているだけで満足。
TVシリーズでは謎に包まれたまま話題だけが何度も出ていたコマさん達のお母さんと実家をやっと見る事ができました。
Suicaで電車に乗るコマさんが慣れていてTVシリーズを観ていると地味に感動。ちゃんと乗れるようになったんだね。
コマ母ちゃん、もっちもちでとても気に入りました。人をだめにするソファ的なグッズが欲しいです。
コマさんも可愛いのですが個人的にコマじろうとセットでいるのも好きなので、クライマックスでコマさぶろうを助ける所は2匹で協力プレイしてもよかったと思います。

  「USAピョンのメリークリスマス」
 去年のTVシリーズで「今年のサンタはコマサンタ」でしたが、今年はUSAピョン。
入院中のお母さんとお母さんに会えなくて寂しい男の子とか、お涙しちゃうに決まってるじゃないですか。ずるい(笑)
USAピョンとヒューリー博士のさらなる過去も明かされて、感動も二倍でした。

  「妖怪ワールドへ行こう」
 TVシリーズではなかなか絡まないケータ君達とコマさん、イナウサの夢の共演。そして繋がる5つの物語。
万尾獅子して出会ったW主人公。イナホちゃんのオタテンションに案の定押されるケータ君でしたがクライマックスでは何だかんだ協力プレイしていたので安心できました。
オタキャラのせいで初対面の相手に嫌われる事にならなくてよかったとしみじみ…。
 最後のお話は熱い王道バトルで、笑いながらも爽快でした。ぬらりひょんは熱い意志があって敵ながらかっこいいし手下の犬まろ・猫きよは可愛い。映画の後もどこかでまた出て欲しいです。
そんなぬらりひょんに挑むジバニャン達もそれぞれの個性を生かして戦ってかっこいいやら可笑しいやらでした。
 フユニャン、ダークニャン、ブチニャンは去年の映画に続いてまた見られて嬉しかったです。
「妖怪と人間が交流し始めてから…」のくだりではケータ君が意味ありげに映ったり(多分ケイゾウじいちゃんの事を思い出してる)、ケイゾウじいちゃんのバットが武器に出てきたりもしましたね。
去年の映画ネタがいろいろ出たのに「まだ去年の引っ張ってるのかよ」という悪い気は不思議としなかったです。上手い。
 USAピョンもいつものベイダーモードからさらにパワーアップ。イナホちゃん、薄々気付いていたとは鋭い。
コマさんは武器を使いきれずお笑い担当…コマさんはやはりこういう役目だとは思いますが去年の映画でアニメ初のひとだま乱舞を披露してくれた感動には届きませんでした。(個人的感想)
ウィスパーも、サンドバッグになったりいろいろ活躍しましたね。(適当)
ヒキコウモリはTVシリーズでお馴染みの実は億万長者設定を生かして活躍したし、2年連続で映画の敵を自白させたバクロ婆も何気に美味しい役どころでした。
 エンマ大王がいよいよ登場してのラスト。若くて柔軟だけど未熟なエンマ大王と有能な側近のぬらりひょんと犬まろ・猫きよ。このメンバーなら妖魔界は良くなるだろうなあ…と思える気持ちいい終わり方でした。妖怪大集合サービスシーンもGJ。
 最後の最後のオチにはTVシリーズでも絶好調のハナホ人。映画でまでやらかすとは思ってませんでした(笑)
ケータ君はいつかこいつのメダル獲得かやっつける事はできるのでしょうか…。

  <主題歌>
 5つの物語の各キャラの後日談にじんわりできるEDとおなじみのダンスED。どちらも楽しかったです。
OP・EDは正直去年のゲラゲラポーのうた映画版/ゲラゲラポー走曲が良すぎたので今回もゲラゲラポー走曲2015的なのを期待していたのですが、まあこれはこれで。

  <ゲスト声優>
 芸能人がやると事前に知っていた犬まろ・猫きよ以外は観ていて気付かなかったので、タレント声優アンチ寄りとしてはちょっと悔しい(笑)
言い換えればゲストの人がやっても目立たない脇キャラばかりだったので問題なかったという事でしょうか。
そもそもタレント声優はいらないんですけど。
エミちゃんは声変える必要なかったと思うんですけどね…ゲスト芸能人がいなければそのままだったのでは。

  同時上映「スナックワールド」
 正直全興味なかったのですが、妖怪ウォッチと同じくテンポのいい会話とギャグが予想外に楽しかったです。
このノリなら妖怪ウォッチの後もいい線行くんじゃないでしょうか なんて。