こころがかるくなる心理カウンセラーかきかわのブログ

山口市で心療カウンセリングルームを営みながら日常のエピソードをまじえて泣いたり笑ったり感情を動かすお話を掲載しています。

カウンセリングでできることは寄り添うこと

2012-03-09 22:12:31 | 日記
日々カウンセリングは真剣勝負です。


よく受ける質問です。

「 カウンセリングで良くなるのですか?。」


この質問、未だ適切な回答が出来ずにいます。

カウンセリングとは本来助言(アドバイス)をすることではなく、クライアントさんの話を共感的に聞き、

自然治癒力、自己治癒力を助けることです。


カウンセリングで良くなるのですか?という疑問があれば、まず、良くなるかどうか疑問に思われているのですね・・・

というところから始まります。


ともあれ、特に新規のクライアントさんと向き合う時は、限られた時間の中で、一つでも手ごたえを得てもらえたい。

楽になっていただきたい。

その気負いがないと言えば嘘になります。


そこに焦りがあると、言葉では共感していても、こころが伴っていないと感じる時もあります。


微かな違和感も、直感もすべて素直に感じるには、この気負いをリセットしないといけない・・・常に思うことです。

ただ、目に前のクライアントさんが持つ力を信じるだけ。


同じような悩みがあっても、同じであることはない。

知っているつもり。わかっているようなつもりになること。

これが最も大きな壁になります。


真っ白なキャンバスでいつも在りたいと思います。

どんな画材で彩られても、表すことができるように・・・


思う存分、描いてください。

五感をフルに使って表現されてください。


いつも、どんな時も、ここに居ります。

誰にも言えない。

親しいからこそ言えない。



「 カウンセリングで良くなるのですか?」

の質問が、

「 私はきっとよくなります。」


と心から言えて、そして癒えるその日まで併走します。


この頃、ちょっぴり涙腺がゆるいです。

悲しいわけではないですが、色々な人の痛みを感じるにつれ、一人になると特に何かを強く感じている

わけではないですが、ワインが少し体にまわると涙があふれます。


その後は笑顔に戻ります。

平安という言葉がぴったりの安らかな時に戻ります。


ここ一年で成長した点は、リセット力がついたことなのかもしれません。

日々学んでいます。出会いに感謝です。


見出し画像は、下関市長府の壇具川で身を寄せる鴨です。一人では生きられず、しかしながら

人から産まれ、一人で生まれ、人に看取られ、一人で逝く。そんなことを感じました。


山口市宮野の緑いっぱいの自宅で営む心療カウンセリングルーム

かきかわ統合医療相談室


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長府でのんびり一人の時を過ごす☆交流することの喜び

2012-03-06 23:44:49 | 日記
見出し画像は昨日長府の功山寺周辺で撮影したものです。

椿と川の流れの雰囲気がよくて思わずシャッターをきっていました。


月曜日はこの辺り、お休みのお店も多く人もまばらでした。

雨もちょうど小止みで、コートも要らないぐらい温かく、大切な人とお会いする前のほんのひと時

自分と向き合うのにいい時間でした。


石畳を踏みしめていると、故郷である宇治の平等院周辺と似ていると感じます。

功山寺の山門は大原三千院にも似ています。


こうしてゆっくりとした時間を過ごしている時は、どういう訳か、新規のカウンセリングの問い合わせが続きます。

私のこころが落ち着かない時は、電話が途絶えます。

そうしたことを省みますと、電話と言えど、出逢いのタイミングとは実に絶妙ですべては必然なのだと思います。


今日は、この静けさとは打って変わって、先ほどまでFacebook関連のイベントで先ほどまでお酒をいただき

盛り上がっておりました。


こうして、真面目にブログを綴っていると、酒席ではかなり毒舌でやんちゃな部分に驚かれることは多々あります。

私自身、どこにこのパーソナリティーの切りかえポイントを持っているのか自分のことながら不思議に思えます。


異業種同士の交流を通して、色々な人の言葉をお聞きすると本当に元気になれます。

優しさを取り戻せる気がします。

その優しさは自分に向けるものがまずは大きいです。


カウンセラー同士、あるいは近い仕事をしている人と向き合っていると時に閉塞感を感じることがあって辛くなることが

ありますが、まったく違うお仕事をされている人と関わることで、純粋に働くことの意味とか、自分の目的を

思い出すことができるように思えます。


立ち位置とは人との関わりで見えるのですね。


よし、明日もがんばりましょう。

やまぐちカルチャーの心理講座も残り二回で終わります。


山口市宮野の心療カウンセリングルーム


かきかわ統合医療相談室

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ありのまま、あるがままで生き続けること

2012-03-04 23:06:51 | 日記
私の役割ってなあに?

私ってなあに?

私らしさってなあに?


この頃よく自問自答しています。


怖さ知らずで勢いで起業しまして、その後に多くの方々に出会い、ご教示いただき、

広義の意味合いで多くの師と思う人が周りにおられます。


一年前には普通にお勤めしていて事務服を着ていた私が今は??

と思った時に、それは大きな変化だとも言えますし、何も変わっていない気もします。


変化はしていますが、変わってはいない・・・これが真実かもしれません。


恩師からは、

「 ありのまま、あるがまま。」

でいいと言われたことを馬鹿が付くほど正直に、素直に感じています。


また、私の尊敬する柳井市のある経営者の方からは、

「 目的を見失わないこと。肩の力を抜きながら笑顔をたたえて気楽に、しかし、真剣に。」

と教えを頂戴しました。


流れに逆らわなければ、たとえ激流であろうと、流れの先に大きな岩があろうと、流れは止まらず

岩の周りを沿うように繋がります。


これは、大きな事業であろうと、個人事業であろうと、勤めている立場であろうと同じではないかと

思います。


私の、心のノートには書き尽くせないほどの座右の銘が存在します。

それが生きる礎です。


人の世を生きていれば、裏切られたと感じて傷つくこともあれば、もうこれ以上無理だと自暴自棄になることもあるでしょう。


その時、その負の感情は在っても構わない。

泣くだけ泣いて、怒るだけ怒って・・・

少し落ち着いた時に、自分に聞いてみてほしいのです。


「 自分に起きている事実はなあに? 何に対して悲しいの? 何に対して怒っているの? 。」

恩師に言われました。

すべて自分に聞けと・・・

自分自身が答えを持っていると・・・

自分に問い続けろと・・・


私という存在は私が産みだしたものではなく、悠久の遥か彼方昔から繋がりがあります。

産まれてきたことには必ず意味があると以前は思っていました。

今は少し見方が変わりました。

生涯かけて、産まれてきた意味、生きる意味を探し続けることが生き続けることに他ならないと・・・


最初にオギャーと産まれてきた時に神様から命題を課せられているのではなく、選べない宿命、自分で選択する

責任のある運命を駆使しながら、考え続けること、学び続けることが成長であり生きる意味なのではないかと

思います。


私の今夜のブログを、ある人は今日関わったイベントに結びつけるかもしれません。

ある人はカウンセリングに結びつけるかもしれません。

また、ある人は講座に結びつけるかもしれません。


どれも、正解です。

なぜならば、すべて私だからです。


嘘をついていません。

プレッシャーはあります。

人と関わるということは責任を伴ないますから緊張も当然あります。


ただ、何に関わっていようと目的は一つなので、ぶれません。


みんな違ってみんないい。

本当の意味のゆとりって何でしょう?

違いを認めることは、他人をも認めることです。

私を認めてください・・・

皆が思うことです。


他人を認めることは、自尊心を築くことができなければ難しいのです。

幼い頃から、あなたの自由は認めるよ。と言われて成長してきて、自由の意味がわからず

迷走する人々。


組織や団体、何かに所属することが難しく折り合うことが困難な人々。

しかし、寂しさはあってわかってもらいたいという思いは人一倍あって・・・


誰にもわかってもらえない・・・の裏側には、自分を信じられない寂しさが隠れているように思えます。


頑固でいいです。

ありのままでいいです。

あるがままでいいです。


まずは、そこにスタート地点を置いてみませんか?

変わるのも変えるのもそれからです。

原点に戻りましょう。


かきかわルームは山口市の自宅で営む緑いっぱいの森に囲まれたところにあります。

かきかわ統合医療相談室






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私らしくあること☆自然体であること

2012-03-01 23:14:09 | 日記
今日はとても忙しい一日でした。

カウンセリングで、特に初回お問い合わせいただく時はかけてこられる方の緊張が私にも伝わってきます。

それぐらい、勇気の必要なことだと思いますので、ご予約いただくときは、とにかくお待たせしたくないです。


今日と仰ったら何としてでも時間を作りたいと思います。

この頃申し訳ないと感じるのが、平日の午前中の時間を確保することが困難であることです。

小さいお子さんを預けておられる人は特に午前中の時間を希望されるのですが、木曜日の二枠が精一杯でお待たせしている

状況です。申し訳ありません。


自宅ルームでカウンセリングをおこなっているので、たとえ半分化粧を落としていても??

パジャマに着替えていても、10分あれば変身できますから、自宅にいる限りはお断りすることはありませんので

お急ぎの場合はご遠慮なく遅い時間でもご連絡くださいますようブログを通じてお伝えいたします。


不思議に感じるのですが、カウンセリングでの出会い、ブログやFacebookなど他の方法での出会いも絶妙な

タイミングというものがあります。

どれだけ時間がない時でも、出会うべくして出会う時は、このタイミングしかない?という時間帯を希望され

必ずお会いできるようになるようです。


詰め込み過ぎているスケジュールも、最近はそれ程強い焦りを感じなくなりました。

流れにのること。それに逆らわないこと。最初の目的を見失わないこと。私自身がぶれないことさえしっかり念頭に

置いていれば、きちんと流れに沿って進むことができると思えるからです。


フロイトとユングの心理学を説明する時、無意識の話をします。

フロイトの唱えた無意識には前意識という考え方があって、自分自身が忘れていても何かの拍子に思いだせる意識だと

言われています。


講座やカウンセリングでお話する時、アドリブで鮮明に過去のエピソード、知識が思い出されて言葉になることが

あります。準備していたことではなく、記憶の引き出しに眠っていたことが私を助けてくれています。


一生懸命付け焼刃で考えたことよりも何倍もそちらのほうが私の真意であることが多く、スキルとは実のところは

そんなものなのかもしれないと感じています。


テキストを書いている時も、一言一句として自分に染みこんでいないことは出そうと思えませんし、私の言葉として

伝えることが難しいと思えば表しません。


すべては私らしくあることからはじまるのだと思っています。

私本位ではなく、きちんと共感して受けとめていくためには、私が私をわかっていないと進めないでしょう。

これが、もっとも難しく、毎日自問自答しています。


さて、今夜は飲まずに休みましょう。

おやすみなさいませ。



山口市宮野のちいさな心療カウンセリングルーム

かきかわ統合医療相談室


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