よく聞く言葉。
「 私ばかり損します。」
「 いつも私は損な役回りなんです。」
ふむふむとお話をお聞きするわけですが、
「 何について損をしているのですか?。」
とお聞きすると、なかなか答えが返ってきません。
理由は様々です。
職場ならば、
「 私ばかりキツい仕事を押し付けられる。」
家だと、
「 私は家事で一日も休むことができないのに、家族は好き勝手なことをしている。」
こうしたことを相談されたのがあなただとしてお友達にどんな言葉をかけますか?
「 断ったら?。」
「 家族に手伝ってもらえばいいじゃない?。」
カウンセリングでは滅多にアドバイスをしません。滅多に...ですから絶対にしないのではありません。
なぜ、アドバイスしないのか?
それは、その人が聞きたい情報でない限りは、受けとめられないからです。
そうした相談をしている相手は、自分の努力がどれ程大変で、それが報われないことがとても苦しいことだとわかって
もらいたいのですから、
「 たまにはゆっくりすればいいじゃない?。」
なんて言われても、染み込まないのですね。
いわゆるお人よしが止められない理由は何でしょうか?
それがその人も好んでしていることなら、それでいいのですが、損していると言うぐらいならしなければいいことです。
あるいは、これらのパターンとは真逆で、どうしても人と上手く関われない。
自然な笑顔で対応できないとおっしゃる方もおられます。
心に思ってもいないことは言えないと...でも、友達とは上手くやっていきたい。
パターンは真逆でもポイントは同じです。いずれも自分の性格は損をしていると思いこんでいる点です。
気付いてください。
自分で損をしていると認識しているのなら、いつでも変えられるということをです。
変える方法は大きく分けて二つです。
一つは、損をしている行動そのものを変えることです。
もう一つは、それは結果的に自分が選んでしていることならば、認めることです。
こうして綴っていますが、変えることが簡単ではないことは十分に承知しています。
変えられないから愚痴が出るのですから。
これは私の直感だったりするのですが、延々とただただ愚痴の部分、損をしているところを共感し続けることがあります。
あるいは、かなり早い時期から、どの部分が損だと考えるのかを合理的に整理してもらうアプローチをすることもあります。
対応の分岐点はカウンセラーとしての直感ですので、一概に言えません。
カウンセリングを求めてこられる時は、これも大きく分けて二つのパターンがあります。
現況に対して心から変えたいと思っておられるパターンと、現況のままを受けいれたいと思っておられるパターンです。
実際には、二つに分かれるのではなく、両方が入り交じっていることが多いです。
みなさん、自分の性格を変えたいと言われつつも、元通りの自分のままでありたいという潜在意識も必ずあります。
自分のままでありたいという潜在意識は、自己肯定感の少ない人はその意識が弱いです。
その場合は、あえて、自己肯定感に気付いてもらうセッションも最初に入れていきます。
産まれたままのあなたは、オギャーと泣いて、自分の存在をこの世に示します。
全身で、「 あるがままで愛して欲しい、認めてほしい。」 と表します。
もちろん、これは本能的なことであり、意図的ではありません。
人それぞれ、様々な成育歴があり、発達段階で学びきれていないこともあるでしょう。
本来学ぶべき段階で学んでいないことは大人になっても宿題を残してしまい生きにくさに繋がることもありますが、
決して遅すぎることはありません。
ボタンのかけ違いがあれば、そこから始めてみませんか? 今に至っても自分を傷つけたり他人を傷つけることに
繋がるその部分に気付いているなら、変えてみませんか?
究極に自分を幸せにできるのは、自分です。
他人の幸せを願う心は大切です。それが出来るのは、自分を喜ばせる術を知ることからです。
山口市宮野の自宅で営む心療カウンセリングルームはひぐらしが鳴き、夕暮れ時はツクツクボウシが鳴きはじめました。
かきかわ統合医療相談室
「 私ばかり損します。」
「 いつも私は損な役回りなんです。」
ふむふむとお話をお聞きするわけですが、
「 何について損をしているのですか?。」
とお聞きすると、なかなか答えが返ってきません。
理由は様々です。
職場ならば、
「 私ばかりキツい仕事を押し付けられる。」
家だと、
「 私は家事で一日も休むことができないのに、家族は好き勝手なことをしている。」
こうしたことを相談されたのがあなただとしてお友達にどんな言葉をかけますか?
「 断ったら?。」
「 家族に手伝ってもらえばいいじゃない?。」
カウンセリングでは滅多にアドバイスをしません。滅多に...ですから絶対にしないのではありません。
なぜ、アドバイスしないのか?
それは、その人が聞きたい情報でない限りは、受けとめられないからです。
そうした相談をしている相手は、自分の努力がどれ程大変で、それが報われないことがとても苦しいことだとわかって
もらいたいのですから、
「 たまにはゆっくりすればいいじゃない?。」
なんて言われても、染み込まないのですね。
いわゆるお人よしが止められない理由は何でしょうか?
それがその人も好んでしていることなら、それでいいのですが、損していると言うぐらいならしなければいいことです。
あるいは、これらのパターンとは真逆で、どうしても人と上手く関われない。
自然な笑顔で対応できないとおっしゃる方もおられます。
心に思ってもいないことは言えないと...でも、友達とは上手くやっていきたい。
パターンは真逆でもポイントは同じです。いずれも自分の性格は損をしていると思いこんでいる点です。
気付いてください。
自分で損をしていると認識しているのなら、いつでも変えられるということをです。
変える方法は大きく分けて二つです。
一つは、損をしている行動そのものを変えることです。
もう一つは、それは結果的に自分が選んでしていることならば、認めることです。
こうして綴っていますが、変えることが簡単ではないことは十分に承知しています。
変えられないから愚痴が出るのですから。
これは私の直感だったりするのですが、延々とただただ愚痴の部分、損をしているところを共感し続けることがあります。
あるいは、かなり早い時期から、どの部分が損だと考えるのかを合理的に整理してもらうアプローチをすることもあります。
対応の分岐点はカウンセラーとしての直感ですので、一概に言えません。
カウンセリングを求めてこられる時は、これも大きく分けて二つのパターンがあります。
現況に対して心から変えたいと思っておられるパターンと、現況のままを受けいれたいと思っておられるパターンです。
実際には、二つに分かれるのではなく、両方が入り交じっていることが多いです。
みなさん、自分の性格を変えたいと言われつつも、元通りの自分のままでありたいという潜在意識も必ずあります。
自分のままでありたいという潜在意識は、自己肯定感の少ない人はその意識が弱いです。
その場合は、あえて、自己肯定感に気付いてもらうセッションも最初に入れていきます。
産まれたままのあなたは、オギャーと泣いて、自分の存在をこの世に示します。
全身で、「 あるがままで愛して欲しい、認めてほしい。」 と表します。
もちろん、これは本能的なことであり、意図的ではありません。
人それぞれ、様々な成育歴があり、発達段階で学びきれていないこともあるでしょう。
本来学ぶべき段階で学んでいないことは大人になっても宿題を残してしまい生きにくさに繋がることもありますが、
決して遅すぎることはありません。
ボタンのかけ違いがあれば、そこから始めてみませんか? 今に至っても自分を傷つけたり他人を傷つけることに
繋がるその部分に気付いているなら、変えてみませんか?
究極に自分を幸せにできるのは、自分です。
他人の幸せを願う心は大切です。それが出来るのは、自分を喜ばせる術を知ることからです。
山口市宮野の自宅で営む心療カウンセリングルームはひぐらしが鳴き、夕暮れ時はツクツクボウシが鳴きはじめました。
かきかわ統合医療相談室