天井川の桜並木は今年もまた

今年の夏も猛暑で、九月になって大量発生した毛虫によって、旧草津川の桜並木は見てのとおり丸裸にされています。ネットで調べてみるとアメリカシロヒトリというヒトリ蛾科の蛾の幼虫で戦後まもなくアメリカから渡来し、桜等百数十種類もの樹木の葉を加害する悪い奴だそうです。
葉は食いつくされ路面は大量の糞で茶色に染まり、雨が降ると茶色の飛沫が飛んで来るので困ったものです。先日も琵琶湖でピラニアが捕獲されたり、ブラックバスやブルーギルの外来魚の被害で騒がれているのに、こんな所にもアメリカからの侵入者の被害が出ていて本当にフンガイです。
葉がなくなると桜の樹は落葉してしまったものと勘違いして、花芽を付け十一月頃になると狂い咲きの花を付けるんですが、そんな事を毎年続けていたら樹勢が衰えてしまうのではないかと心配です。ソメイヨシノの寿命は六十年くらいといわれてますがその寿命も縮まり枯れてしまうのではないかと懸念されます。現に枯れかけているのが数本あるのですが・・・



最後の桜の紅葉した写真は冷夏だった一昨年のものです。葉が残っていればこの様な紅葉シーンも見られるんですよ。
いつまでもこの様な景観が保てるように行政で害虫駆除を行うわけには行かんのかと思いますわ。