湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

戻ってきました!

2006-05-07 09:42:33 | 自然、鳥
 最近空を飛び交う鷺の数が増えましたね。田植えも始まり水田にも沢山居ます。
そして以前掲載したコロニーも賑わって来ました。
コロニー横の田圃は鷺達の休憩場所になっています。
で、昨日ちょっとそのコロニーに行ってみました。
フィールドスコープにコンデジの画像ですが、光学、デジタル倍率いっぱいにすると画像が粗くなってしまいましたが載せてみます。


五羽の『五位鷺(ゴイサギ)』は2羽水を張った水田にどっぷり浸かってリラックスしマッタリして居るご様子。
茶色の羽に白い斑点があるのは『星五位(ホシゴイ)』と呼ばれるゴイサギの幼鳥です。成鳥になるには三年ほどかかるそうですわ。
この鳥は平安時代に「五位」の爵位を授けられたお偉い鳥さんなんですよ(笑)



こちらはゴイサギとコサギですが一生懸命羽繕いをしていました。こちらもかなりリラックスしている様子。




左から『亜麻鷺(アマサギ)』『中鷺(チュウサギ)』『五位鷺(ゴイサギ)』です。チュウサギと判断したのは嘴の付け根が黄色く見えたからです。
この頃の夏羽は嘴が黒くなってコサギと区別がつき難くなりますわ。
因みに冬羽は嘴が黄色くなりアマサギと区別がつき難くなります。(ややこしっ!)




こちらが『小鷺(コサギ)』と思われます。ボケボケの画像ですが、嘴の根元がピンク色の婚姻色が出ていますから・・・


もう一枚ボケボケの画像ですが巣作りをしているのかなにやら咥えた『アマサギ』です。本当に亜麻色の飾り羽が綺麗です。



この日はアオサギ、ダイサギを見ることが出来ませんでしたが、このコロニーは混合コロニーなのでまた行って見たいと思います。
そしてもう少し鮮明な画像で掲載出来たらと思ってます。

春ですよ~!パート2

2006-04-03 23:59:50 | 自然、鳥
シベリア東部で繁殖し冬鳥としてやってくる『ツグミ』はよく見かける鳥です。冬鳥と言うがけっこう長い期間見かけるような気がします。

先日の溜め池の周りを歩いていると行く先に佇んでいましたので、ゆっくりとフィードスコープにデジカメをセットして、撮った画像はまあまあの写り具合でしたのでUPしてみました。
このようにじっとしていてくれたらデジスコでも撮れるんですが飛びまわる野鳥は手に負えません
息を殺して狙ってましたが感付かれたようです。こっちに振り向きました。



ツグミ君もそろそろシベリアにお帰りですかね?

居残り?2

2006-04-02 06:50:52 | 自然、鳥
草津市内、矢倉町の住宅地内に有る溜め池。
脇の道を通っていると白い羽毛が目立つ鴨が目に入りました。
そうですハーツイースさんのブログで見た「ハシビロガモ」じゃあ~りませんか!(目が金色でちょっと怖い雰囲気)

異様な大きい嘴を水面に浸けくるくる回りながら泳いでいます。
好物はプランクトンや小さな草の実等だそうで、その大きな嘴で水面を濾し採って食餌しているのです。

            

大きさは「マガモ」より少し小ぶりですが頭が緑色である所はよく似ています。
此処の池にはマガモもいて、近づくと雌を2羽従えて向こうも近寄ってきましたわ。(従えてませんね。後を追ってます)

      

人家が近く訪れる人も多いのか人馴れしているんでしょう。
写真を撮るにはいいのですが、あまり人馴れしすぎると危険な場合も有るのではないか心配ですけどね。人は優しい人ばかりじゃないよ。怖いよ。

居残り?

2006-03-25 23:52:20 | 自然、鳥
朝、犬の散歩で新草津川の新幹線橋脚下の溜まり水に居残りの鴨が居るのを発見!

この辺りに居ます。
              

7時前だとまだ薄暗く、橋脚の陰なのではっきりとその姿が見えなかったので明るくなってからもう一度行って見ましたらコガモが10羽程お食事中でした。
先日は雨の後だったので水量が増していましたが、今はまた溜まり水になってます。
夫婦でシンクロナイズドですか?
       

最小の鴨なのでコンデジでは点のようにしか写らないのでフィールドスコープで覗いて撮った画像です。
オスは緑の隈取りがあります。手前は潜水中の雌の尻尾です。
       

雌は褐色で地味ですな。

さてこの鴨たちはいつまでここに居るのか?
毎朝の犬の散歩が楽しみになってきましたわ。

寒波と共に最終章

2006-02-27 22:58:11 | 自然、鳥
昨日の雨の後、今日はまた寒さが戻ってきました。
湖西方面は雪でも舞っていそうで、比良山系は雪雲がかかっていました。
明日の朝の大津の最低気温は氷点下一度と言うことです。

三寒四温とはよく言ったもので、奈良『東大寺二月堂お水取り』や滋賀では『比良八講』が終わるまでは暖かい日と寒の戻りが繰り返されるのですね。

そんな中、久し振りに草津湖岸のコハクチョウ飛来地に行ってみましたら、コハクチョウは殆んど北へ帰ってしまって、五羽だけが残っていて、午後五時前頃だったので脇の水門の前で一生懸命水中に首を突っ込んで食餌中でした。
監視に当たっている『草津湖岸コハクチョウを愛する会』の人と少しだけお話ができ、聞く所によると早崎内湖ピオトープのコハクチョウはすっかり北帰したそうです。それは犬を連れて入った人が居たためもう戻って来なくなったとの事です。

しかし湖西にはまだ四十羽ほどは残っているそうですが、北帰するのは時間の問題で草津湖岸の五羽も同様です。
このコハクチョウ家族もこれがここでの最後の晩餐かも知れません。
今日が見納めかもしれないので「気をつけて北へ帰ってまた来年元気に戻っておいでよ」とお別れを言って帰ってきました。

昨シーズンは数は少なかったものの十月から来て三月中旬まで居たのに、今シーズンは遅く来て早く帰ってしまい寂しくなりました。

寒波と共に5

2006-02-05 23:59:59 | 自然、鳥
昨日はこの冬6回目の積雪となりました。
そして今日は路面や日の当たる所の雪は融けましたが日陰にはまだ雪が残っています。
本当に今年は寒い!!これまではだんだんと雪の積もる日が少なくなって来ていたのにね。
後何回雪の積もる日が有るのか、私が草津に来てから記憶の中での積雪記録は更新中です。

記録更新と言えば今年琵琶湖で越冬しているコハクチョウの数も記録を更新したそうで、琵琶湖全体で900羽以上、草津湖岸でも130羽以上がやって来たそうです。
因みに今日の草津湖岸は79羽です。

草津湖岸には次の種類のカモがいます。
中央部白黒で頭部に冠羽の有るのは「キンクロハジロ(金黒羽白)」カモ目カモ科で目が金色です。
キンクロの手前の頭部と首が褐色で背中が灰色ののカモは「ホシハジロ(星羽白)」カモ目カモ科で目が赤くキンクロハジロと同じような場所にいます。
その他はおなじみ「オナガガモ」ですね。

ユリカモメも相変わらず飛び回っています。


今日は風がきつかったので夢風車は機嫌よく回ってましたよ。
夢風車動画

寒波と共に3

2006-01-05 01:08:01 | 自然、鳥
また寒くなって来ました。
10日ぶりに草津沖のコハクチョウの飛来地に行ってみると、現在96羽の表記。
おぉ~、今まで見たことの無い数のコハクチョウが来ているじゃありませんか。
見物の人も沢山おみえで皆さんパンを持ってきてユリカモメに与えていました。
その様子、動画で撮って来たのでまぁ見て下さい。
ユリカモメ動画
ユリカモメに襲われそうでした(苦笑)
コハクチョウ動画
時々喧嘩もしてますコハクチョウ・・・

動画スタートは三角ボタン、戻る時は四角ボタン、再スタートは三角ボタン。

のほほんあきこさんに教えて頂いた
[完全無料のカンタン動画配信ツール!これであなたも動画ブログをはじめよう!「らくちんFLVメーカー」]で動画を撮るのが面白くなってはまりましたぁ!
私のデジカメは音声は録れませんが、最近のデジカメなら音声も録れますよね。
音声も出ますのでここをご覧の皆さん一度お試しあれ・・・

冬の伊吹山と三島池

2006-01-03 07:00:03 | 自然、鳥
またまたやって来ました三島池。
雨の予報が外れて湖北地方は快晴に恵まれ、絶好の写真撮影日和となりました。
伊吹山も頂上付近少し雲が有るものの、ほぼ全景を観る事が出来たのも日頃の行いが良いからでしょうか?(自分で言うな!と突込みが・・・)

三島池は氷に覆われ一部水面が見える所に水鳥が集まって輪になってました。
そして、見物に来られる方がやるパンくずを求めて岸近くに集まるのです。

今回また来たのは雪化粧の伊吹山と三島池へやって来る[ミコアイサ]とかオシドリが見たかったからです。
しかし、期待を裏切られヒドリガモ、オナガガモ、マガモが殆んどです。
ヒドリガモの中に[アメリカヒドリガモ]が居たのはラッキーでしたが・・・でも目の後ろの緑色部分が少ないような?ヒドリガモとのハイブリッドカモかも?

オナガガモのハバタキを撮っていたらその向こうにオシドリが居ました。しかし、おしどり夫婦と言うのにオス1羽だけ?

その後オシドリだけを追いかけていたら一組のペアを発見!大垣からみえていた人にも教えてあげて撮ったのがこれです。氷の上に上がったのでフィールドスコープにデジカメを押し当てて撮りました。ほんとにカラフルできれいでしょっ。

[オシドリ] カモ目カモ科 繁殖期には風切羽の一枚が変化した銀杏羽が美しいが、繁殖期が終わるとエクリプスと呼ばれる雌に似た色に換羽するらしい。


ここここをクリックすると音声はありませんが三島池のカモのスケート動画や羽ばたき動画が見られます。
映像画面が出たら三角ボタンをクリックしてください。もう一度見る時は四角ボタンをクリックし、また三角ボタンをクリックすれば見られますよ。

ミコアイサは見られなかったがオシドリが見られて良かった。潜水ガモのミコアイサは水面が狭過ぎてここには居られなかったのでしょうね。



早崎内湖のコハクチョウ 2

2006-01-03 00:41:26 | 自然、鳥
早崎ビオトープの辺りは日が昇って快晴になって来たんですが、周りは雪、雪、雪で冷凍庫の中に居るようでした。
撮影チャンスを待っていると突然「コォー、コォー」と鳴き始め、数羽がバタバタと追い掛け回して大騒動が始まります。理由は何か分かりませんがコハクチョウを観察していると時々見る光景です。家族の絆が深いと聞いた事が有るので隣の一家といざこざが起こったりするのでしょうかね?

反対側の池では何度か飛び立つシーンも有ったんですが、見ていた所から遠く逆光だったので飛び立つ様子は撮れませんでした。それで後を追いかけ田圃の中に行くとやっぱり居ました。

先日地元のFM局でアメリカコハクチョウがこのビオトーブに5羽飛来していると聞いてはいたのですが、何しろ沢山居るので見つけ出すのは無理だろうと思っていました。偶然ですが帰って画像取り込み加工をしているとアメリカコハクチョウらしき物が写っているではありませんか。
アメリカコハクチョウは嘴の黄色い部分が小さく全体が黒いように見えるだけでコハクチョウと区別がつき難いようですが、多分この画像はアメリカコハクチョウの一家(?)じゃないかと思われます。

羽ばたいている一羽と右から三番目は右端にいるものと比べると嘴の根元まで黒いように見えるでしょ?その2羽が親鳥で灰色かかった幼鳥はちょっと分かり辛い。
[アメリカコハクチョウ] カモ目カモ科 大きさはコハクチョウと同じくらい。主に北米大陸を南北に移動しているがたまに数羽コハクチョウに混ざっている事が有る。


ビオトープ内でコハクチョウが飛び立つシーンは撮れませんでしたが、田圃の中で飛び立つ様子は撮れました。体が重いのかかなりの助走が必要なんですね。どたどたと走っていました。


その他このビオトープにはマガモとコガモが居ました。しかし、他の場所に沢山居るヒドリガモやオナガガモは見かけませんでした。
[コガモ] カモ目カモ科 カモの中では一番小さなカモ。頭部はヒドリガモのように茶色で目の後ろ辺りに緑色の隈取りが有る。

今回画像が粗くなって見難いです。やはりデジタル一眼レフカメラと望遠レンズが欲しい!

おまけ 鳶がパンくずを取るシーンです。



早崎内湖のコハクチョウ

2006-01-02 18:56:53 | 自然、鳥
早崎内湖(はやざきないこ)はびわ町と湖北町にまたがった内湖(琵琶湖に接する小さな湖を内湖と言う)だったそうで、昭和30年代末頃に湖の水をかい出すことで陸地化する干拓が行われたそうです。
最近その内湖を元に戻そうとするプロジェクトが進んで、その環境変化を見るために17ヘクタールを「早崎内湖ビオトープ」として実験しているそうです。

干拓した土地を新たな利用に用いるのでなく、元に戻すという取り組みは素晴らしい事ですね。マザーレイクをいつまでも良好な環境に保って行くのは滋賀県民の責任でこれからの課題でしょうから、この様な取り組みには大いに賛同したいものです。

近年そこがコハクチョウの沢山飛来する地として話題になっていたので、一度行って見たいと思い昨日朝早く出かけた訳です。

AM5:40に家を出て国道8号線を長浜まで走り、長浜から湖周道路に出て着いたのがAM6:40頃でした。
既に2人来ていて、もう三脚で望遠レンズカメラを構えて居られました。
ビオトープは4っつに区切られた池になっていて湖面は何処も半分ほど氷が張って水鳥たちは冷たそうでした。
実際氷点下で指先は凍え、足元は長靴だったので冷たさが直に伝わり凍傷にでもならないかと心配しましたわ。

しかし、まだ夜明け前でコハクチョウはまだまだお休みで余り動きに変化なく、首を羽の間に入れてピクリともしません。
そうしているうちに東の空が明るんできて日が昇り始め御来光を拝むことが出来たのです。因みに初日の出はAM7:20頃でした。

日が昇るとちょっと動きが出てきてやっと写真を撮ることが出来ました。しかし陣取る場所が悪かったのと、コンパクトデジカメにフィールドスコープでは瞬間の動作に対応出来ず、余り良い写真が撮れていませんがまぁ見てください。

優雅に泳ぐ姿


コハクチョウ幼鳥。嘴の黒い部分が少なく黄色ではなく赤みがかっている。


マガンが一羽だけ混ざってコハクチョウと夫婦気取り(?)この後2羽で何処かに飛び去りました。


[マガン]カモ目カモ科 ユーラシア大陸、北アメリカ大陸の北極圏で繁殖。日本には冬鳥としてやって来る。嘴の根元の白い部分、胸の黒い斑点が無いので幼鳥?夫婦でなく親子気取り(?)だったのかも・・・


コハクチョウの羽ばたき、この光景は水鳥ではよく見ますね。人の背伸びのようなものでしょうか?


画像を大きめにサイズ変更したので次ページでもう少しUPします。