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湖国の住人

滋賀県に来て35年。まだまだ知らない湖国の自然、歳時記を日常の出来事、たまに生まれ故郷西条市、西条祭りの事も交え綴ります

寒波と共に2

2005-12-25 10:33:02 | 自然、鳥
第二波の寒波と共にやって来たのかコハクチョウの飛来数が増えていました。グレーの子コハクチョウも含めて現在21羽。

[コハクチョウを愛する会]の人達の活動も開始されていて、今年の監視小屋はアクリル波板で頑丈な物になっていました。
そして岸から数メートルの所にロープも張られ見物者が湖岸に近づき過ぎないように監視しておられます。見に行かれる方は鳥たちを驚かせないよう静かに観察しましょうね。

ユリカモメと監視小屋(右上)

ユリカモメにパン屑をやると相変わらず目ざとく沖のほうからもやって来てすぐ側で様子を伺います。そんな姿を見ているとホント可愛いですよ。
「よっぽど好きなんやなぁ」って声も聞こえそうですが・・・(爆)


寒波と共に

2005-12-11 14:59:02 | 自然、鳥
草津市志那町、志那漁港近くの琵琶湖岸に冬の使者「コハクチョウ」と「ユリカモメ」がやって来ました。

「コハクチョウ」 カモ目カモ科

「ユリカモメ」 チドリ目カモメ科

コハクチョウは数も少なく3羽だけでした。これは第一陣でこれからもっと飛来するのでしょうか?
例年は30羽程の飛来があり、2000年から活動されている「草津コハクチョウを愛する会」の人たちが、この辺りを拠点にして環境整備したり餌付けしていたのに、今年はコハクチョウの飛来が遅かったのかまだその様子もありませんでした。

しかし、ユリカモメは「コハクチョウ」の餌付けのお零れや、見に来る人が餌を与えるのを覚えているのか、近づくと舞い上がって頭上を飛び回るのです。

この画像、アルフレッド・ヒッチコックの映画「鳥」を連想しそうでしょ。
ところでユリカモメの夏の顔をご存知ですか?琵琶湖には冬鳥としてやって来るので夏羽の姿は見たことが無かったので、黒い頭巾を被ったような姿には驚きましたねぇ。目の後ろの灰色の部分はその名残でしょうね。
http://homepage1.nifty.com/CETUS/gull/ws/ws.htm

収穫の秋

2005-09-10 20:58:03 | 自然、鳥
湖国でも稲刈りが始まりました。
草津も市街化が進んで来たとはいえ、まだまだ農耕地の面積の方が多いので、毎年秋になるとコンバインの後をアマサギが親子連れで餌を求めるこのような光景が見られるんです。稲刈りの後は昆虫や蛙が見つけやすくなるのを知っているんですね。

アマサギ集団、首や背中の亜麻色の羽毛が少なくなってます。冬羽は全身白色になりチュウサギと見間違うことがあります。

この近くにはサギのコロニーがあり、アマサギの他コサギ、チュウサギ、ゴイサギ、アオサギ等が営巣していましたし、夜になるとねぐらにもなっているようで夕方には四方八方から集まってきています。
ゴイサギの親子。右側は幼鳥で羽に白い斑点が有りホシゴイとも呼ばれます。
最大のサギ アオサギ



コロニーになっているこの森は神社の裏に有って、自然保護地域に指定され人手の入ってない欝蒼と茂った森なのでのびのびと子育てをしたり、安心して眠れるようですね。
しかし、すぐ近くまで住宅地が迫っていていつまでこの地がコロニーとして存続できるのか心配です。

水鳥の宝庫

2005-07-13 01:26:27 | 自然、鳥
日曜日、蓮の花観賞の後天気が回復してきたので湖岸道路を北上して守山、野洲、近江八幡へと車を走らせました。
野洲川河口辺りの湖上にはオオバンらしき黒い水鳥を十数羽見かけたので、車を止めて湖岸に降り立ち早速観察開始。
ここは湖岸がコンクリートで固められていて葭原が無く見通しが良いので観察には持って来いの場所でした。湖面は水草が繁殖していてどうもオオバンの食餌場所のようです。
オオバンは体長40cmくらいのクイナ科の水鳥で、全身真っ黒ですが額と嘴が白いのが特徴です。琵琶湖では一年中見られ水草や水棲昆虫を餌としているので一家でお食餌に来ていたのでしょうかね。

そして、もう少し沖の方では三組のカンムリカイツブリの夫婦がすっかり夏の装いで水面に浮かんでいました。この鳥は体長60cmほどでカイツブリの中ではもっとも大きく、冬羽と夏羽とで色合いが違い、夏羽では冠羽が伸び後頭部に赤黒い扇の様な飾り羽があらわれます。

やはりこの鳥も一年中見られます。
琵琶湖は他所ではなかなか見られない水鳥が身近に見られてホントに水鳥の宝庫ですよ。