'80s Julie TV session

1980年代TVの中のジュリー・・・
って80年代好きとずっと勘違いされたかな今更思う今日この頃(笑)

●80年5月24日(土)~5月30日(金)

2013年04月06日 | 80年のじゅりー

 


5月にTBSチャンネル2で、73年の「同棲時代」が放送されるそうですね、しかし1は見れるけど2は見れんのかな?、うち・・・

ドラマのTBSで知られるだけあり、ドラマの保存率の高いTBSでもさすがにコレは持ってなさそうと思ってた通り、やっぱり局側にはなかったんだなぁ・・・、過去VTR集で1度も出たことないし。
いちおう知らない方のために書いておくと、フィルムドラマというのは大抵の作品が残ってますが、VTRドラマは上書きが出来るため、TV版「男はつらいよ」や昔の大河ドラマや連続TV小説など国民的な作品にも関わらず、全話現存してない作品が多々あります、75年全盛期の郷ひろみ・西城秀樹・桜田淳子が豪華共演したドラマ「あこがれ共同隊」なんかも残してないなんて、今の感覚からするとちょっと考えられません(正確には視聴者ビデオが「テレ探」で1部流れたことあり)。



NHKが放送した同時期の73年マイルス・デイビスの2度目の来日時の東京公演も、マイルス側がマスターを海外に持ち帰ってたおかげで近年発掘~再放送されたり、やっぱりこの年代の物はTV局より外部の方が残ってる可能性が高いワケですよ。
でもTBSチャンネル公式サイトの画像から見ると、確かにマスターにしては荒くどうもUマチックか統一1型かなにか家庭用VTRで録画した物のような感じもあります。

私の手持ちの↓と比べてあくまでも静止画で見る限りだと、大幅に高画質とも見えなく、せいぜいこの大元のテープ程度のような気も(汗)、これよりうちの方がキレイだよと言われたこともあり、さらに上の状態もあるようです。



ただし、家庭用と言ってもUマチックはテープ幅が3/4インチあり、TV放送にも耐えられるレベルで劣化もVHSに比べると遥かに少ないとか、音楽テープで言えばカセットとDATの違いみたいなもんでしょうか。
放送されるとなれば多少プロ用機材で補正などもされ一定レベルの物なのでしょう、発掘秘話の方がどちらかといえば楽しみ。

それにしても「同棲時代」、73年のマイルス日本公演どちらの番組もファン間では昔から地下で流通してて、VHSもβもない時代に録画してた人がいて、つくづくファンのパワーと情熱は怖ろしい(笑)
テープが1本1万円、当時はもちろん倍速などなく1本の録画時間は1時間のみ、番組尺は1時間以上あってソレって1万円のテープを2本つないだワケで、当時の1万って今の感覚だと3~5万にもなるのではないでしょうか?、それを消去もせず大元を残してくれた人には畏敬の念さえ感じます、そもそもこんな時代に「交響曲じゅりー」や「ビッグショー74’」など録画してた人自体がファンじゃなくて関係者なのかも。

ちなみに、梶さんの出てる日活ニューアクション物、「野良猫ロック」や「女囚さそり」シリーズ、どれも最高に好きで2年ほど前にあるコンサートで梶さんの「怨み節」生歌見ました、しかもロックヴァージョンの「怨み節」。

 

 



73年にUマチックを購入したグッチさん
思い入れあって今も捨てれない

 


当時価格で49万6千円!

 


グッチ「テープなんかもう高っかくて買えないの」

 


グッチ「ソウルトレインのショーのとこだけつないで曲コピーして」

 




今週の80年ジュリーは、まず24日(土)ジュリー復帰の象徴的イベントになった、「ジュリープレゼンツ80’横浜スタジアム BADTUNING 熱烈歓迎新波」が行われました。

 


このイベントはジュリーの単独公演ではなく、「日本ロック大百科 年表篇」によると他出演者にムーンライダーズ、アン・ルイス&ブラッドショト、BORO&スマイラー、近田春夫&BEEFの名前があり、おそらく5時間を越えるビックイベントであったと想像されますが、当時の「ミュージック・マガジン」なんかを見ても特にレポートも掲載されてませんでした。
近田春夫&BEEFはこの後、ジューシーフルーツへと発展し翌月、「ジェニーはご機嫌ななめ」でデビューし大ヒット。

翌日の日比谷野音では「内田裕也プレゼンツ POPCOLLECTION」というイベントが行われ、ジュリーとの連動企画だったのかもしれません、出演はプラスチックス、リザード、ヒカシュー、Pモデル、アナーキー、一風堂、EXという、いかにもこの時代なメンツ。

このライブで連呼してる「サダハれ、サダハれ」って、王選手にあやかり年をとってもがんばるという意味で、残念ながら王選手この年の10月に引退します・・・



このライブは同年中にはビデオソフトとして発売されたそうですが、かなり初期のビデオソフトだと思います、私はそれ以前の国内アーティストのビデオソフトって話に聞いたこともありません、タイガースの「A-LIVE」のビデオ版なんか確かどういうワケかポニーキャニオンから出てたような、アントニオ猪木のビデオにアリ側に権利があってNGのハズの猪木VSアリ戦の1部が収録されてるのとか、権利関係もまだいいかげんだったんだろうなぁ。

定価が2万5000円とかしたらしいですが、同時期に出てたと噂の「ゴジラ」の第1作の映画ソフトは5万円くらいしたとか(!)、このもう少し後の83~4年頃特撮が好きで色々ともうビデオは出てましたが、のきなみ1~2万は当たり前で小学生にはとても手が出せず、カタログをながめてたのでよく覚えています、プロレス物だと20分程度ので確か7000円以上とかムチャクチャ、初期のビデオソフトはホント高かった。

 

 

 


TV出演は、27日(火)夜8時から4月より「花のステージ」に変わりスタートした、NHK「歌のビッグステージ」へ出演、これですね↓


 この後、「レッツゴーヤング」にも出てるみたいですが、おそらくNHKは「バットチューニング」映像を持ってないのかもしれません。
91年のBS「美しき時代の偶像」で流れたシングル集映像でも、前の「TOKIO」は「レッツゴーヤング」からで、次の「ダバダ」は「歌のビッグステージ」の映像を出してるのに、「バッドチューニング」の部分はTBSの「ジュリーグラフティ・男の美学」からの借用(なぜか「沢田研二ショー」と誤って表示)、これは無いのはおかしい、たぶん消しましたね・・・

91年に流れた「歌のビッグステージ」、セットも一致

 


29日(木)、TBS「ザ・ベストテン」はこの週は8位に早くもランクダウン、残念ながらこの時の映像は見当たらず、他の「バットチューニング」登場週のは全部あるだけに残念、おそらく出たのではと思います。


28日(水)には、東京FM「音楽の森」に出演とありました、ここら辺のFM番組の出演の全貌なども知りたい所。
当時は他アーティストでもFMでだけ流れたライブや、FMでだけ流れた未音盤化のスタジオ音源などが多数あり、ジュリーともなると過去かなり色々流れたと考えられ、その一端は垣間見れたもののまだまだ色々あるんだろうなぁ、何よりFM番組はAMに比べ高音質なだけに魅力的です。
最近も地方FMでのジャズマスター期のライブを聴く機会があり、20分程度ながらもかなりテンションの高い演奏で、自分が知ってた時代でさえこんなのもあったのかと。

 


他、気になる話題はこの時期、ブルースの世界では知らぬ者はいないマディ・ウォーターズが生涯ただ1度の来日、3年後には亡くなってしまうだけに最晩年のライブで内容は良くなかったようですが、ブラックミュージック好きとしてはこれはどうしても1度は見たかった、この人がいなければロックの歴史も変わってたことでしょう。

 

 

 


話は変わりこの前突然、けっこう近くに「大宅壮一文庫」という週刊誌や芸能誌などのコレクションを収蔵した図書館があったのを思い出し、ようやく時間が出来たので思い切って行ってみました。

目的は、抜けてる「TVガイド」やさらに古いなんらかのTV欄掲載誌の閲覧にあり、当然そこらはあるもんだと期待して行き、入館料300円を払いさっそくパソコンで検索。
すると、なんと!検索にヒットしたのは1988年からの号のみ、何度検索しても出てこない、静まり返った図書館で「なんだ、うちの方があるじゃん」(爆)って、ヘタなライブラリーを上回ってたのには自分でも思いっ切り引いた・・・( ̄▽ ̄)

仕方なくあきらめ、わざわざ時間作って来たんだから他のアーティストの記事や、「沢田研二」で検索すると380件ばかりがヒット、人名索引総合ランキングの堂々32位にランクイン。
ジュリー関連は81年くらいからぼちぼちあって80年代中盤~後半以降はかなりの数あるものの、そのあたりの話題ってやっぱりジュリー没落期にあたるせいか、出てくる見出しが「落ち目の」とか「泥沼」とか「事故」とか暗い話題ばかり(笑)
96年の「2人のビッグショー」NG事件なんてあったの全然知らなかったなぁ、89年のドラマ「幸福な市民」制作記者会見で今後の予定を聞かれ「1本も入ってない、ブラブラ暮らしてます」と失業宣言しただとか。

う~んこれ以上あまり書かない方がよさそうだ、もちろんそんなのばかりじゃないけど、忘れてたあの話この話、ジュリー黒歴史を探りたい方にはもしかしてお薦めかもしれません、あくまでもその手のは芸能誌なので信憑性は不明です。

1回に閲覧可能なのは20冊、返却して再入館に100円払うとさらに20冊で、1日100冊閲覧出来るそうです。
興味のある20冊を書いて2Fで出すと少し待って本が出てきました、コピー代もバカにならないから要点だけで良いのは筆記して(ノートパソコンは窓際席のみOKとか)、インタビューとか資料性の高そうなのはコピー請求して、結局約3時間くらい完全に図書館でジュリー学の研究状態、これは自分自身におかしかった(笑)


ジュリー関連より、他アーティストの昔読んだ記事と、23年ぶりに再会出来たのが大きな収穫。
まぁ、お時間のある方はファンのお友達とでも行って、手分けして興味のある記事でもコピーしてくれば結構楽しめるかもしれません、読みたい記事はたくさんあったけど1人で1度ではとても見切れません。

約1500円のコピー代を支払って退館、クロスバイク(←要はチャリンコ、最近グリップ&チェーン交換して乗り心地UP)で帰宅中たまたま耳元のipodから「Pray」が流れ出し、思わず心の中で「ジュリー、色々あったよね・・・」。
読んできた過去の色んな記事と、夕闇せまる景色と今ジュリーの「Pray」の4曲が重なり何とも言えない光景。

自転車大好きなんですが、自転車乗りながら音楽聴いてると、全てが重なり忘れられない自分だけの名場面になる、そんな瞬間がホントにたまにあるのです。

 

 

 


 
「いつか黄昏」も、しゃ~ない!もう1回だけやったるわ
♪ネバ、ゲトノウ、ネバ、ゲトノウ、ネバゲ~トエノウ、 あの曲1度聴くと耳から離れない・・・



 

 

 


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