'80s Julie TV session

1980年代TVの中のジュリー・・・
って80年代好きとずっと勘違いされたかな今更思う今日この頃(笑)

【番外編】●78年12月23日(土)~12月29日(金)

2013年01月30日 | 78年のじゅりー

 

 

前回に続き、ピンクレディーブームが吹き荒れた78年も押し迫る、年末ムードただようこの週から。
ただし、こちらも同じく中国・四国版で放送局名が「山陽」「TV岡山」「ホーム」「TV山口」とか書いてあり、ここら辺の地方TVの感覚がわからないので放送局名は割愛します。


まず、12月24日(日)「日曜特バン」枠で「78’音楽賞総決算!感動の受賞シーン初めて大集合!」
記事によると、各テレビ局の音楽賞の受賞風景を一挙紹介といった感じで、スタジオにはこの年の新人数名、賞辞退者に直接取材(だれ?)、ジュリーはどうもその受賞VTRと「レコ大」を1週間後に控えてのインタビューでの出演のようです。
”最近過去の映像を振り返る番組が多くないですか?”と、「yahoo知恵袋」にニッポンの未来を杞憂する10代の方の質問を見かけました、ハッキリ言ってその手の番組は”最近”ではなく、これは私が10代前半の80年代の半ばからTVの世界では延々とやってます。
どうもこの「日曜特バン」というのが”懐かしVTR集”的な番組を最初にやり出した番組と聞きました、それがな、なんと!70年代の後半の話。
そんな頃すでに60年代再評価~懐かしのあの頃って始まってたワケで、古マンガや廃盤レコードも徐々にプレミアが付きはじめたのもこのあたりだとか。

それとこの日は、76年から3年連続の武道館公演が行われた日でもありました、音だけでもいいから「ジュリーIN武道館」CDBOXとか出ないかなぁ・・・



翌25日(月)クリスマス、夜7時から2時間枠で「78’ちびっこものまね紅白歌合戦」に出演、他ピンクレディー、小柳ルミ小、渡辺真知子、チェリッシュなど、司会は玉置宏。

こんな感じでちびっこ審査?


同日の夜10時から「夜のヒットスタジオ」にこの年14回目の出演、この日は雪の「LOVE」でジュリーもセットもまっ白。
この回は一般ジュリーファンさんが出演、さすがに歌後のトーク部分などもDVDではカット、芳村真理が「ジュリーパパになるのよね」と言ってるのでこれはやっぱりマズイのかNG?、それに対してジュリーがもの凄い顔を( ̄▽ ̄)、ジュリーってこういうチャーミングというか(←拓郎さんに先に言われた)、一瞬変顔したり変声出したり・・・
ストレートに言っちゃうと特にこの時期のジュリーって男が見ても瞬間的にカワイイと感じる時があります、前記事の「有線大賞」でも突然「Vツー!」とか叫んだり(笑)

 

 


26日(火)、夜7時から同じく2時間枠で、またまた賞番組「78’あなたが選ぶ全日本歌謡音楽祭」が日劇から生中継。
この日は前日の「夜ヒット」DVD収録のMCでも話の通りジュリーは九州でコンサート、コンサート会場の中継、ライブ衣装にハデハデなメイクで登場、近年の”懐かしVTR”番組でもこの時の模様がチラリ放送され放送日テロップと一致。
ジュリーはベストドレッサー賞と大賞の2つを受賞、2回「LOVE」を歌ってるのは確認、あるいはまた受賞前にも歌ってて3回とか?

イントロに「他に追随を許さないファッショナブルなムードはヒーロの風格さえ感じさせます」とMCが入り、確かにこの時代のジュリーはヒーローだなと思います、なぜか男の声で「ジュリー!」とやたら声援が聞こえて、よく考えてみたらコレってジュリーのコンサート、こんなに男が叫んでるのは珍しい(笑)
ハナ肇がトロフィー持って一瞬映り、確かハナさんは当時自宅がジュリーのおとなりさんでした。


この裏番組でも7時から「飛べ!孫悟空」にも名前が、サブタイトルが「007 V2ジュリー」。

28日(木)夜7時から、「マジカル7大冒険!」、しかしこれだけ連日ゴールデンに出てるって改めて今となっては信じられない(@_@;)
こちらは榊原郁恵や大場久美子あたりが、77~80年にかけ「たまりまセブン大放送」~「UFOセブン大冒険」~「少女探偵スーパーW」~「ミラクルTV大出動」と続いたシリーズ物らしく、Wikiのサブタイトルをたどると、この日はおそらく「ジュリー・百恵の恋物語」という回だと思われます。
この番組にも結構出てらしく、サブタイトルだけ見ても7回も名前がありました。
確か「テレビ探偵団」で”そんなのが流れたよなぁ”と思ったら、やっぱり大場久美子がゲストで出た時にこのシリーズの映像が流れたようでVTRは保存されてるようです、ただ全部の回があるのかはわかりませんが。
その「テレ探」を見たくなり、高校生の頃書いたビデオのノート見てたら発見、しかし肝心のテープに番号書いてないからどれなんだかサッパリわからない(汗)、ついでで榊原郁恵が出た時の「テレ探」が見つかり、見たらこの番組の話はスルー・・・
おかげで、同じテープに87年の「ニューイヤーロック」が入ってて、エンディングで少しだけジョー山中と桑名正博とジュリーと裕也さんが談笑してるいい感じの場面をみっけ♪、こうして記事にしてると自分でも色々と発見があります。

ニューイヤーロックも顔ぶれが年々淋しく・・・

 

大幅に脱線、話は戻ります。

断片的ながら、「マジカル7」の前の番組「UFOセブン大冒険」と思われる映像はあり、これはヒロミGOが出てるので「UFO」の物でしょう、「LOVE」を歌ってるので番組終了間際の9月頃の物だと思います、ウィリアム・テル風衣装から急転「LOVE」へ終わるとコントの世界へ戻り、荒井注やピンクレディーも一瞬登場、こういう番組のでのジュリーもたっぷり見たいですねぇ。

 


同日夜9時から「ザ・ベストテン」、この週は7位で「LOVE」での最後の「ベストテン」入りとか、こちらも詳細不明。
その前週が5位でランクが落ちてしまい、ガックリした様子でミラーゲートから現れ、この最後はさらにダウンでかなり落胆してそう(笑)

ガックリで登場


前回記事の「ベストテン」が少し判明しました、その翌週の見てたらランクが変わらず同じく3位で、「スケート場だったから横スベリ・・・」とMCでジュリーが話して、「有線」受賞後にどこかのスケート場からの中継「LOVE」だったみたいです。



「ベストテン」が終わると早々と深夜モードへ、NHKは0時で終了、民放も0時代、1番遅いので1時20分には全局が放送終了してます、番組も「11PM」に時代劇の再放送やマイナーな洋画、海外ドラマにゴルフなど、TV欄見てるだけで子供の頃にあったホンモノの真夜中の雰囲気を思い出しました。
今は夜中の2時~3時でさえチラホラと外に人も起きてるし、TVやネットも24時間、あの時代の深夜の空気も2度と味わえないんだろうなぁ・・・

 

 

 

 

 


【番外編】●78年12月2日(土)~12月8日(金)

2013年01月20日 | 78年のじゅりー

 

 
幸運にも激安で70年代の「TVガイド」、2冊入手(^^)
しかも1冊は表紙がジュリー♪、そんなんで今回と次回は【番外編】で78年12月の2週を取り上げてみたいと思います、ただこれは両方中国・四国版で番組により関東版とは放送日のズレはありえます。

78年12月2日(土)午後8時、おなじみ「8時だョ!全員集合」茨城県・取手市民会館からの生放送、他に岩崎宏美、研ナオコ、内容等は不明。
歌唱曲は「LOVE」だと思います、まぁこの番組でアルバムやカバー曲をいきなり歌うとは思えません、「全員集合」の「LOVE」は89年の「テレビ探偵団」にコロッケが出た時の、エンディングリクエスト曲で流れたのしか私は見たことがないです。
裏番組のNHK土曜ドラマ鎌田敏夫シリーズ「十字路」の音楽担当に尭之さんの名前もありました、ジュリー以外の仕事も多忙だったんでしょう。

後ろに郷&希木が


翌3日(日)昼0時15分からTV広島では「ヤンヤン歌うスタジオ」、これは東京より先に放送するとは思えないし、前週の日曜日の夜に放送された物が1週遅れで地方で昼間放送してた感じで、この時期の「ヤンヤン」も残念ながら後追いではお手上げ、DVD「ヤンヤンinジュリー」とか出して欲しい(笑)

よく見る楽屋コント


同日の夜7時半より「発表!第11回日本有線大賞~”今夜決まる!沢田研二V2か?ピンク・百恵初栄冠か?新人賞は誰に?”」
ただし山陽と中国で、TBSは夜7時からになっていて地方では30分カット放送なのか、単なる誤植なのか不明。
会場は渋谷公会堂、映像を見ると後ろの扉や壁が確かに渋谷公会堂の感じで一致、昨年に続いてのV2!、ジュリーは渋谷公会堂には数え切れない程のステージと、いくつかの場面があるんでしょう・・・、私も高校の卒業式を渋谷公会堂でやりました(笑)
この時の「ダーリング」は88年の「有線」特番でも、チラりでなく1コーラスほどが再放送されてます。

2年連続のV2達成


翌4日(月)午後8時から「みごろ!ゴロゴロ!大放送!!」、こちらは短い1コーナーでジュリーが語り、「LOVE」のプロモVが流れるというもので、この「LOVE」の時期に集中的に出演してたそうです。
裏が「紅白歌のベストテン」、この番組へは73~77年まではナベプロとの確執で出れなかったとの話で、77年に歌謡大賞を受賞した時のスペシャルステージ以外見たことがなく、その後も「トップテン」に変わるまでジュリーはこの番組には結局あまり出てないの?という印象がありますが。

PVも時代を先取り


翌5日(火)、コレが驚き。
朝7時半より「おはようこどもショー」に出演\(@o@)/、まさかこんな番組にまで進出してたとは・・・
やっぱり当時ピンクレディーが子供にうけてたから、そこらへんのファン層の獲得を狙ってたとか(笑)
どんなもんか見てみたいけど、この年代のこの手の番組はTV局にはもうないでしょう、「『アイドルさん』出・沢田研二、太川陽介、大場久美子」とだけ書いてあります。
TV局が残すというのは、ジュリーだけを残すという考え方はありえないし、かと言って放送した奴全部残せたかと言うとやはり当時のテープ代、保管(テープもデカイ)などの点からしても、再利用の見込みのない放送素材は放送が終わったら、上書きするのが当然だったんだろうなぁと。



同日の夜8時から9時24分まで「発表!FNS歌謡祭・78’優秀賞」、19日に行われる「FNS」本選のノミネート番組で、この時代は賞番組の数の多さに加えてわざわざノミネート番組まであるからタチが悪いというか何と言うか・・・
内容等ノミネート版はこれもまったく見たことがありません、会場は中野サンプラザ。
他にもこの号の記事に前月11月22日に行われた、「第22回日本レコード大賞」のノミネート・部門賞の発表が帝国劇場で行われたと掲載されてました。



「レコ大78’」のノミネートから



続いて7日(木)夜7時半から「木曜スペシャル」枠で「輝け!栄光の星座~ 第11回全日本有線放送大賞グランプリ最終決定」の模様が大阪フェスティバルホールから生中継、それにしても大ゲサなタイトル(笑)
司会に宮田輝と浜村淳、果たして3日に放送した「有線大賞」とどう違うか??
なんとなく前々から”2つあるよなぁ”と薄々は気にはなってて、記事にTBS製作版とよみうりTV版があり、よみうり版は「11PM」が昭和43年からスタートした「夜のレコード大賞」が元だとあり、Wikipediaにもこれと同じようなことが書かれていました、だから「11PM」と密接な関係があったワケですね。
TBS側も名称変更のクレームはしてたようで、まったく同じ「第11回」というのも困ったもんです、こうなると完全にプロレスのチャンピオンベルト、WWFヘビー級チャンピオンとWWFインターヘビー級チャンピオンの違いとかと同じような世界(笑)
この映像は以前動画サイトで見ることが出来、大賞はこちらもジュリーが受賞で、この時期のジュリーはどれもキレイだけど、モミアゲがはらりと顔にかかって男の目線から見てもホントに魅力的。
受賞決定から表彰~歌へ、研ナオコが両手がトロフィーと賞状でふさがったジュリーのマイクを後ろから直してあげる微笑ましい場面、空からこの番組では恒例という紙吹雪、野外中継の桂文珍・笑福亭鶴光らと肩組みする人々、コンピューターのピコピコ音と共に地域別売り上げが表示、歌い終わると加瀬さんと大野さんが花束を・・・、そのすべてが主役を盛り立て短い映画でも見てるかのような感じさえして、やはりこれだけ絵になる人は今のTVの世界には見当たりません。


終了後の夜9時からは「ザ・ベストテン」、この週は3位にランクイン、これまた内容不明。
この時は「有線」が生放送でこちらも生放送だから、会場か近辺からの中継だったと想像、この年「ベストテン」は40週以上出演でほとんどレギュラー番組状態。

たぶん初登場「LOVE」


さらにまだ続きます、深夜11時15分から「11PM」へ出演。
司会が藤本義一と浜村淳からしてこの時の物であろう映像から、こちらにも加瀬さんと大野さんが出演、衣装は「有線」の黒のスーツから白スーツに着替え、「50になったら何してるかね?」の問いに「いや、結構ねキンキンキラキラでまだやってるんじゃないか・・」と答え、その後この日3回目の「LOVE」を歌ったようです、いや「有線」では受賞前にも1回歌ってそうだから4回かも。

う~ん、それにしてもこの週だけでも、歌謡曲全盛・ジュリー全盛の当時の熱気みたいな物をヒシヒシと感じ参りました、リアルで体験したかった・・・

 

 

 


こんなTVが(笑)