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'80s Julie TV session

1980年代TVの中のジュリー・・・
って80年代好きとずっと勘違いされたかな今更思う今日この頃(笑)

●夢見る頃をすぎて

2018年04月14日 | その他

 

ここ数日、ヒロミくんの(←ジュリー風に)超名曲「夢見る頃をすぎて」が耳から離れなくて・・・

ネット上にもないみたいだしCDも持ってないし、仕方ないからアナログ盤とプレイヤーを引っ張り出して10数年ぶりに聴いてみました

 

 

ところが何なのヒロミくんの曲に「夢見る頃を過ぎて”も”」”も”ってのがあるんだ、ややこしい知らないよ(笑)

ここで言ってるのはヒロミくんの75年の変則リリーズで出たシングル「バイバイベイビー」のB面、「夢見る頃をすぎて」ですお間違いないように

 

作曲はキャンディーズの一連の作品でおなじみ穂口雄右さん、GS「アウトキャスト」時代はナベプロでタイガースより先輩、穂口さんの「ロング・トール・サリー」のパンク・オルガンは海外のGSマニアからも高く評価されています。

我が家では約30年前からこのケースにジュリーの50枚くらいのシングルと、ヒロミくんの50枚くらいのシングルが仲良く収納されていて、この緑のケース物心ついた頃には2Fの父親の部屋にあったから相当に古い。

マジで75年のリリース当時にあったんじゃないかな?、別にアナログシングル入れじゃなかったと思うけど。

 

 

キャッチーなギターのイントロ、「黄昏ちょ~とず~つ ♪」の転調する部分のヒロミくんの切なさいっぱい+ちょっと色っぽい歌い方が何度聴いてもたまらない。

デビュー当時の少年っぽい歌い方がギリギリ残ってる力み気味のサビ、「ひとりぼっちはウォオ~♪6時で終わりさウォオ~♪」がまた素晴らしい、再びイントロのキャッチーなギター。

このギターもあんまりにも耳から離れなくなってしまいギタコピしました(笑)

まずフレーズを口に出して言うのがコピーでは大事だとか、だからテレッテンテレテレテレン、テレッテ~♪

あぁこの曲もっと知ってもらいたい

 

 

なのに、「郷ひろみ 夢見る頃をすぎて」で検索して出てくんのは「夢見る頃をすぎて」じゃなくて「夢見る頃を過ぎて”も”」の方ばっかり

どこのCDに入ってんのかなこの曲??

 

 

 


と・・・

 

 

 

言いながらヒロミくんで1番好きな曲は昔から決まってて、76年のシングル「寒い夜明け」。

こちらはA面だし漫画家の楳図かずおさんの作詞でそれなりに知られてると思いますが、どのぐらい好きかと言うと・・・

 


「寒い夜明け」をフィーチャリングしたアルバム「街かどの神話」も持ってる(笑)


あと、ラジオで「寒い夜明け」電話リクエストして「リクエストは東京都○○○○くん、高校生?」って驚きと共にかけてくれたことがある

ちなみにその頃8つ上のいとこがヒロミくん好きで、探してた「ぼくのるすばん」のシングルをもらいうれしかったなぁ。

ジュリーで言えば「メモリーズ」みたいなレコードと言えばわかるでしょうか、ちょっと探さないと見つからないという。

 

「ハリウッドスキャンダル」ジャケ違い

 

ヒロミくんのキャーキャーの名作ライブ盤
この辺り昭和末期に買いました

 

 

8つ上のいとこがヒロミくんで、その1つ下の弟さんが淳子好きで、4つ上の姉がマッチ・・・

 

どうしてジュリー(笑)

 

 

 

それからゴローのこちらは有名な、”オーデコロン”が時代を感じる78年のシングル「グッド・ラック」。

 

 


の・・・

 

 


B面「消えたハリケーン」、これがまた名曲中の名曲。

 

数年前、CD「筒美京平ウルトラベストトラック 野口五郎」で知りました、シングル持ってるのこれは気がつかなかった。

作詞の山川啓介さんの「いつもおまえと話たっけな きっとアフリカへ行こうぜと♪」って歌詞。

なんで唐突にアフリカなんだかよくわからないんだけど、男のロマンと言うかこの部分が大好きで何度も何度も聴いてしまいます。

歌詞って意味がどうこうより、受け手のイメージにゆだねた物の方が好きです。

音楽ってわからないから何度も聴くんだし、わかりすぎちゃう物は何度もは聴かないですね。

 

 

 

元々「夢見る頃をすぎて」を知ったのはこのミニコミ誌
歌謡曲の聴き方に多大な影響受けました

ミニコミといえ編集長はその後
レーベルを立ち上げた程の人物

 

 

この号にはこんな記事もあり

 

こんな批判も


 色んな意見あってもいいんだよ(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 


●フィール・ソー・グッド

2018年04月07日 | その他

 

 

ガラにもなくいま何故かロッドがキテます、去年は突如10ccにハマったり自分でもよくわからない(笑)

とはいえ20年くらい前買ったジェフべック・グループだのソロ初期「Every Picture Tells A Story 」のアナログは今も持ってるし、「馬の耳に念仏」も持ってたし初めてロッドを耳にするワケではありませんが

ブラックミュージック好き的には、どうしても”サムクックのそっくりさん”にしか見れなくてぶっちゃけ怒られるかもしれないけど小バカにしてたというか(笑)
まぁロッドだけではなく黒人ソウルシンガーにもサムの影響下にあるシンガーはいくらでもいるんだし、優れたボーカリストであると今更ながら認識を新たにしてます。

 

 


で・・・

 

 

 

ソロの1stからフェイセズとか何枚か聴いてたら、ジュリーがカバーしてた曲が出てきたり、同じくロッド好きだった浅川マキさんもカバーしてた「ガソリン・アレイ」とか出てきたり。
特に気に入ったのはフェイセズの2作目71年の「ロング・プレイヤー」。

「テルエヴリワン」に「フィール・ソー・グッド」ジュリーもライブ盤でやってますねぇ、「フィール・ソー・グッド」はスタジオ盤なのにここではライブテイクを使用。
ライブ向けの曲とジュリーも判断したのかもね。

でも洋楽ってさらにオリジナルがあるから疑ってオリジナルなのかライナー読んだらそれについては書いてない。
そんで作者のクレッジットを見ると「フィール・ソー・グッド」に(willie Broonzy)と。

すぐピンときてYOUTUBEで検索したらやはり原曲が、” Broonzy”と言ったら戦前のブルースマン”ビッグ・ビル・ブルーンジー”

 

”ファーザー・オブ・ザ・シカゴ・ブルース”の愛称の通り、マディ・ウォーターズも影響を受けた大物中の大物。
この人、戦後もかなりの録音を残しており全体像がつかみにくいというか、何枚か聴いたけどコレは知らなかった。

「フィール・ソー・グッド」は中野サンプラの3枚組ライブ盤「ジュリーVII The 3rd リサイタル」の3曲目に収録。
中野サンプラザはとうとう2024年前後に解体が決まったようで、ここ5年ばかりGW中は必ず1回はサンプラでハロプロのライブ見てて今年が最後だ最後だって気持ちで、なんだずいぶん先なんですねぇ今年もGWの中野行くかもね(笑)

 

 

 

 


でで・・・

 

 

 

昨日の「ミュージックフェア」はユーミンの特集、過去VTRを流すというワリに00年代の映像ばかり、ジュリーと出た78年2月の回はサッパリ流れずじまい。
ここでユーミンはソロで「ハルジョオン・ヒメジョオン」歌ってるハズなんですけど、もしかしてVTR残してないのかもしれない。

「ミュージックフェア」のVTR保存状況は謎に包まれており、最古のが69年のディジー・ガレスピー来日時の物、外タレ来日物は比較的古い年代のもあるようです。
なにしろ過去VTR番組でもあまり使われないから実態がわからない、70年代いっぱいくらいまでは抜け抜けの状態なのかもしれません。

 

 

 

 


ででで・・・・・・


 

 

 

1974年のジュリー番組を調べてた時どうしてもどうしても見たくなった、しかしまず絶対見れないであろうとあきらめてたのが12チャンの「きんきんケロンパ歌謡曲」「きんレモ歌謡曲まいったタヌキの大放送」、それからTBSの「火曜歌謡ビッグマッチ」。
なによりアナタ、番組タイトルがいいじゃあないですか、ジュリーはこれらの番組に74年何回も出てるんですねぇ。

これもVTRはおそらく壊滅的に残ってないであろうと思われる番組、ところが最近DO~GAサイト見てたらソレらしき番組がUPされていて(歌のわずかな見切れでわかるんだよ)あぁこんなこんな感じの番組だったのか・・・と少しだけイメージが広がりました。
UPされてたのはもちろんジュリーではないんだけども、こんな深い時代でも録画してる人がいるのかと驚きと共にいつの日かこれはジュリーのも手に出来るのではないかという淡い期待が

見れるだけじゃイヤ、「きんきんケロンパ歌謡曲」のジュリーを手に出来るとあえて書く(笑)

 

そしたらさらに「どこを切っても沢田研二 まるで金太郎飴」、そんなオープンリールのテープがあっても絶対おかしくないハズだろとの確信を持たせるもの凄い”昌子マニアさん”の動画を見つけ・・・
「これがジュリーのだったら」、過剰な妄想と共に何度も何度も見入ってしまう今日この頃の四方山話なのでした。

 

 

 

あと、「ステージ101」の発掘VTRを4回に渡り紹介するって、たぶん・・・たぶんジュリーが出た回も出てくる予感。

さて??

 

 

 

 

 

 

 

 

 


●20年前のフィルムは現像出来るのか?

2018年03月11日 | その他

 

コレ、20~27年ぐらい前に撮影した使い捨てカメラ。

昔って現像代も案外高くって何とったかも忘れたし、今度今度と忘れてるうちとんでもない月日が(笑)

電池の液漏れらしき湿り気もあるし、こんなもん今更現像出来んのかい

 

そこでわずかでも・・・と思いネットで安くやってくれる写真屋さんに送ってみました。

1本当たり約400円でCD-Rに入れてくれるとの話し、カメラを送付する代金はこちら持ちで出来た物を返送は無料。

で、戻ってきたのがコチラ

 

 

これ97年秋に東京タワー下の廃盤フェア行った時のだわ
帰り高級車から降りる津川雅彦さん見た記憶が

 

たぶん98年夏某所

 

 

99年3月の渋谷公会堂横、案外思い出せるもんです

 

 

98年秋、前の家の引越し直前の自分の部屋

 

 

1番古いのが91年4月、まだ10代

 

お見せ出来るのはこのぐらい、結果多少色飛んでたけどほぼ全て現像出来たのは驚き。

ろくなもんなかった中へヴィーな記憶が甦る自分史的に超貴重なショットもありました。

みなさんも眠ってるフィルムがあれば捨てる前にお試しあれ

 

でもさ、この歳になると20年前ったってこないだすぎ 

どーしてそんな時間経っちゃったのってぐらい、やっぱ80年代初頭ぐらい戻らないと懐かしいもクソもないわ(笑)

 

 

 

 

 

で・・・

 

 

 

 

 

 

 

\(^o^)/ モラタ \(^o^)/    (白抜きはナイショのお名前)

 

 

 

 

 

 

 

ドラムって引っ込んでるからこんなドーンとせまって目の前で見る機会は少ない

演奏中以外はいくらでも写真撮ってもいいよって珍しいイベントでした

 

 

 

「ジュリー、この前バンド解散したけどお話とかはないんですか?」

 

「うん、こないだみんなにお疲れさまって見に行ったよ」

 

「ど~なんだろうねぇ」

 

 

 

ま、話しあってもいちファンに言うワケないやね(笑)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ど~なんだろうねぇ

 

 

 

 


●深く潜れ

2018年02月18日 | その他

 

 

横アリだSSAだ大箱のお祭り騒ぎ
昨年でもう行くの見るのも♪あなたはすっ~かり~疲れて・・・しまいました

 

 

 

 

 

 

チケット争奪戦・長時間ライブ
今年もと言われてもエェ!

 

 

 

 

 

 

 

やっぱ本質的に少人数のライブハウスが1番好き

 

 

 

 

 

 

 

ナマで見れなかった浅川マキさんの秘蔵ライブ映像上映会

若き日の下山淳さんと元フェイセズ&フリーのベーシスト山内テツさんとの貴重な共演も

 

 

 

 

 

 

 

 

3年半ぶりの所沢「MOJO」
前回は堯之さんの番組でテレビに映っちゃったよ(笑)

昨年夏がんステージ4公表から奇跡の復帰をとげた小坂忠さんのライブをこんなに早く見られるとは!
小坂さんはホンモノの牧師さん神なる力の存在を感じずにいられない

 

 

 

 

 

 

 

1月に見た頭脳警察とはちみつぱい

西荻ではちみつぱいの渡辺勝さんのライブ
初めて足を踏み入れた27年前と何1つ変わらない「アケタの店」

 

 

 

 

 

地下へ

 

 

 

 

 

 

地下へと

 

 

 

 

 

 

濃いお客さん数名アンダーグラウンドの空気バリバリ
50年近く何ゆえに彼らは歌い演奏するのかメジャーとマイナーとは何なのか考えさせられる

 

 

 

 

 

そしたら渡辺さん、ある曲終わりにふと

 

 


「昔、池袋のジャズ喫茶に毎日朝から来てコーヒー1杯で1日中ねばる客がいた」

 

 


「なんか書いてんだよね」

 

 

「あとで知ったんだけど渡辺えり子って役者さんいるでしょ?」

 

 

「台本書いてたんだよ」

 

 

 

渡辺えり子??・・・

 

 


あ~!、あのジュリーの人か(笑)

 

 

 

 

そういや家にそんな本あったと探してみたら

 

 

 


話と完全一致
おまけにマッコイにフリージャズの闘士ドン・チェリー渋い!

 

 

 

 

いまは「えり子」じゃなく「渡辺えり」さんなんですね

 

 

 


渡辺えりさん、これは単なるみーはーファンじゃない
優れた耳を持つ音楽リスナーだと思います(+歌手だそうで)

 

 

 

 

 マッコイ・タイナー フライ・ウィズ・ザ・ウィンド

 

ドン・チェリー 相対性組曲

 

 

 

 

 

 

 


●今月のトップスターショー予告(1・28放送)

2018年01月17日 | その他

オープニング 追憶

 

 

 

ゴローとコント

 

 

 

ほんきかしら

 

 

 

パリの巡りあい

 

 

 

勝手に

 

 

以上ジュリーだけだと15分くらい

「時過ぎ」はたぶん島倉さんが歌うんだと思う

 

 

 

 

 

【感想】

このCS再放送いいかげんダラダラと2年くらい?放送日も時間もバラバラ録画もすっかりダレました。
ついでにこの回初めて入手したの10年以上前、ファンさんの所有率が1番高いのか手元に4ソースも。
最初はボケボケの画質でもうれしく散々見たから目タコ耳タコ。
文句言いながらも録り逃したくないからもう少しガマンガマン、ジュリー出演回で放送出来るのも残3回分くらいだと思う。
ジュリーのパリをブラブラ歩く回がとりあえず画質悪いんで早くやって欲しいんだけど、やってよ・・・

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 


●1992年の予告編

2018年01月07日 | その他

 92年「VIEWS」インタビュー

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ボクは変わった、ボクは変わらない
みなさんはどー思われますか??

 

 

 

 

 

 

・・・・♪

 

 

 

 

 

 

 

※解説※

92年東芝バズーカのTVCMとして「太陽のひとりごと」をBGMに大量オンエアされたおなじみのCMフレーズ。
当時見てない人は知らないと思われる。

 


●1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代

2017年12月27日 | その他

 

 

たぶん10回くらい読んだ名著「1976年のアントニオ猪木」、作者は柳澤健さん。

続編の「1985年のクラッシュギャルズ」、「1993年の女子プロレス」、「1964年のジャイアント馬場」も面白かった。
いつの間に新作「1984年のUWF」が出てるので、懐かしく今だから話せる的内容も含め興味深く読みました、ほぼリアル体験世代。
ま、格闘技関連もコアなファンさんがたくさんいるので、賛否両論のようですが・・・

作者の柳澤さん、他に読んでないので何か書いてるのかな?
と、調べたら「1974年のサマークリスマス 林美雄とパックインミュージックの時代」というのを発見。

お世話になってる先輩ジュリーファンさんのメールに「林美雄」の名がよくあり、ある世代には大切な方なんだろうなと思いながら1冊だけ格闘技関連じゃないのも気になる。
世代的にパックインミュージックも聴いてないし、林美雄さんもなんとな~く「ユアヒットしないパレード」ぐらいしか知らない。

これは面白そう!さっそく検索~図書館でめっけ。
「買えよ」って自宅から10分、22時まで営業中のわが街の強力な図書館を利用しない手はない(笑)
今はカードでピッでお持ち帰りOK、全国そうではないんだろうけど便利になり利用率がグッと上がりました。


話は1970年代初め、林さんは70~74年夏までド深夜の3時~5時の時間帯、スポンサーなしを逆手に映画やデビュー間もないユーミンや石川セリなど猛プッシュ、自分の趣味で破天荒なラジオをやっていたTBSのアナウンサー。
反面テレビ的には同期の久米アナ、1期下の小島一慶アナの華やかな活躍に隠れ目立たぬ存在だったようで、知らなかったのも当然かなと。
このラジオは当時の1部若者に多大な影響を与え、放送終了に反発する若者集団と林さんを巡る物語に、終了後開催されたイベント「歌う銀幕スター夢の狂宴」、ユーミンの初代ファンクラブ発足、1年後にラジオは格上げ再開されるもスポンサーの制約により以前のような番組が作れない葛藤などなど、林さんの生涯が描かれています。

読んで何が驚いたってそこで紹介してた映画や音楽、これは私のフェイバリットムービーばかりではないか!
そうそう洋画じゃなくて邦画、しかも黒澤明とか巨匠のじゃないマイナーな日活ニューアクションにATG、暗い青春もの、最後にみんな死ぬ奴(笑)
わかるというかわかりすぎて怖いくらい、当時ラジオを聴いてた若者と20くらい世代が違うのにどうして同じことをやっていたのだろう?

「八月の濡れた砂」「暴走集団71’」「反逆のメロディー」「新宿アウトローぶっとばせ」「鉄砲玉の美学」「書を捨てよ街出よう」「竜馬暗殺」「無頼」シリーズ、どれもハタチ前後見た奴ばかりだ・・・
今ではDVD化されて簡単に見れる映画もありますが、90年代初頭くらいだとCS放送もないし中々見れないのも多く、「野良猫ロック」シリーズも全作見るのに3年がかり。
スパイダース、テンプターズ、ジャガーズなどのGS映画も、ずいぶん長い時間かけてようやく見れたおぼえがあります。

知らなかったのがこれらは映画斜陽にあり日活ニューアクションなどリアルタイムでは評価は低く、当時の若者も林さんのラジオの影響から少し遅れて名画座で見てたんですねぇ。
私も本に出てくる場所と同じ、たとえば池袋の文芸座のオールナイトを始めとする東京の名画座で見てただけに、よけいに気持ちを重ね合わせちゃって。
林さんも紹介してたという「あらかじめ失われた恋人たち」は、誕生日に文芸座のオールナイトを見ながら館内で19歳を向かえました、あの時映画館から出て見た朝焼けは今も忘れられない。

目だけやたらギラギラした若者、血と汗と涙とにかく男・男・男!、主役も敵役もみんなカッコイイ。
劣化したヒビの入ったフィルム画面、映画なんか見ないで寝にきただけのおっさん達、ストーリーなんて全然わからないATG映画、期待もしてない作品がとんでもない傑作だったり、名画座のオールナイトの空間、いやいや思えば青春の1ページでした。
名画座通いは22歳くらいまで、全部がマイナーな邦画、いまこの歳で見てもあんな気分にはなれそうにない。


極めつけは本でも度々登場する原田芳雄さんの「赤い鳥逃げた?」。

コレも何の情報もなく浅草のオールナイトで夜中の3時くらいに見て熱くなって、どうしてDVDにもなってないんだろう?
見てからもう1度見たくて見たくて、10年後BSで放送してくれましたけどね。
原田芳雄さんの歌う「愛情砂漠」!たまんねぇ~歌いたくなるよね、「やることなくなったらジジイだ」って最後突っ込んで全員ドッカーン。
若者達が名画座で隠れた邦画の傑作を見るちょっとしたムーブメントがあった、まさか15年以上後に同じような場所で同じ映画見て1人興奮してたなんて・・・


ラジオ終了後の75年1月、林さんはそれらの映画の大物役者さんを総動員し「歌う銀幕スター夢の狂宴」というイベントを開催、演出はあの長谷川和彦監督。
その時、打ち上げで文太さんが長谷川監督に「一緒に映画撮ろうよ」と盛んに話かけていたという話も、75年の話だから結局そうなってああなるワケで。


話は林さんの愛したブレイク前のユーミンや、「八月の濡れた砂」の石川セリさんの話にも及びます。

ユーミンに関しては全作制覇したくなる程のファンではないです、ただ初期の荒井由実時代、特に最初の2枚「ひこうき雲」と「ミスリム」は私の中でも特別な作品。
荒井由実時代唯一未聴だった4作目の「14番目の月」をわりと最近思い出したように聴いて、予想通りと言うか悪くないけど最初の2枚を越える内容でもなかったなと。
その違和感に対する答えがこの本の中にはありました。

ユーミンの最初のファンクラブを立ち上げたのも林さんを支持する若者達、その彼等も3作目の「コバルトアワー」に共感出来ず中心メンバーも誰も買わないで、数ヶ月には自主解散。
ユーミン自身最初の「ひこうき雲」と「ミスリム」は十代の頃に書いた二度と作れない作品であり、「コバルトアワー」以降はプロを意識した作品だと語っていて、なるほどなーと納得。

1973年の深夜から早朝、「ひこうき雲」「ベルベット・イースター」、番組最後には「雨の街を」。
体験してないけど想像しただけでゾワッ、本物の深夜があった時代フォークでもロックでもない無名の歌手の歌をどう受け止めたのだろう。
明け方の窓に青白い空を見ながら、孤独の中聴いた音楽がどれだけ心に響き忘れられないか、こればかりはネット・ケータイがない時代に育てられて良かったと思う。

石川セリさんの1st「パセリと野の花」のライナーが林さんだったとは持ってたのに気づかず、コレもたまらない作品。
アナログとボーナストラック満載のCDの2枚を・・・あっ、キリないですね(笑)


昔は情報がなくラジオが大切な情報源だったのは理解出来ます、まして1970年代なら尚更。

たとえば私の世代の話だと、とんねるずが「ベストテン」で「大きなお世話サマー」というGS風の曲をGSの大御所をバックに歌ったことがあって、放送後のオールルナイトで「ベストテン」のスタッフにも元GSがいるんだってエドワーズの強烈な「クライ・クライ・クライ」を流したり、楽屋でワイルドワンズの植田さんが「熱狂GS図鑑」という本を持ってたと話したのです。

なんだその本は?この曲は?、神保町に探しに行って見つけてボロボロになるまで読んで、ついでに見つけたのが「我が名はジュリー」だったり。
手にした点のような情報がパズルの1片みたいなもんで、それをガチャガチャと組み上げて行くような作業を当時はしてました。

ジュリーもメディアから流れるのは「勝手に」や「TOKIO」ばかり、過去にどんな作品を出してきたか、これだけじゃないだろう?
基本的な情報すら無い場所から始まりました、今なら楽にネットでポチで終わってしまう話ですが。
時間をかけて組み上げた分思い入れだけは強く、それが結局今でもジュリーがどうこう、ジュリーにこんがらがってるのであって・・・(←ディランの「ブルーにこんがらがって」のパクリ)


おまけに知りたかったTBSの番組「チャーミング奥様」の情報まで。
久米さんや林さんが日替わりで担当し3ヶ月で終わったというこの番組、78年1月9日にジュリーも出てて「あなたが見たいジュリー映像マイベストテン」のたぶん20位内にはランクイン中、見たい!

ジュリーブログ的に寄り道すると、この放送日は「夜のヒットスタジオ」、夕方には「ぎんざNOW」で「あなたに今夜」「ラム酒入りのオレンジ」「サムライ」など4曲を披露、おそらく全部が生放送、新曲「サムライ」のプロモーションまっしぐらの毎日。



さらに本には初期の深夜ラジオの成り立ちについても詳しく描かれ、1970年代の若者文化を知る格好の教材の1つ。
これはちゃんと購入して手元に置き何度も読みたい一冊、最後にきて今年読んだ本のベストが出ました。


「世の中には広く知られてないけど素晴らしい物がある。
本当にいい物は隠れているから自分で探さなくてはいけない。
自分がいいと思った物を信じて、どこまでも追いかけるんだ。」


林さんの教えとなるこの言葉、自分がやってきたことを形にしてくれたような素晴らしい名言に涙。

 

 

 

 










●告白-CONFESSION-

2017年12月21日 | その他

 

 

 

 

 

いやコレじゃなく

 

 

 

 

 

 

先週土曜の「ヤンタン」を昨日聴いたらさんまさんが・・・

 53:25~

 
さんまさん、少し誤解して伝わったようですが大筋は合ってますね。


さんまさんとモーニング娘。、テレビ共演は少なく世間的には接点はないと思われてると思います。
実は両者、通称「ヤンタン」ことMBSラジオ「ヤングタウン」内で、歴代メンバーがアシスタントを務める深く長い関係。

この番組ファン人気も高いラジオで面白いんですが、私的にはさんまさんメインの番組と捉えてるので普段耳にする機会は少ないです。

 


ところが先週、私の好きな道重さゆみさんこと・・・ちゃゆ!
いや・・・、ここはおさえておさえて「さゆ」で

黙ってましたすみません告白します、ファン歴14年デビュー時から好きで去年2年ぶりにブログが更新された時は泣きました(笑)
古参のおっさんファンと信者さんのような女性ファンが増え、やっと世評が追いついた昨今のようで。

さゆは「ヤンタン」アシスタントを7年務め、さんまさんもお気に入り。
先週は今年3月の芸能界復帰後2回目か3回目の「ヤンタン」登場。
(ちなみに3月のコットンクラブでの復帰公演はもちろん見に行った)

それで聴いてたら、アララ?突然こんな場所でジュリーの話が。



それにしても10期メンの飯窪さんと(飯窪さんはファンにも飯窪さんで通ってる)、13期メンの新人・横山怜奈ちゃんと道重さゆが声を合わせて「カッコイイ」ってなんなの(笑)


89年生まれのさゆがジュリーを知ってるとは思えなけど、あの3人にジュリーを「カッコイイ」と言わせたさんまさんに拍手を

 

 



 

ジュリー、お姉ちゃん達カッコいいってさ良かったね( ̄▽ ̄)

 

 

 

 

 


●HIDEKI NHK Collection

2017年11月26日 | その他

 

 

1週間が早っ

 

 

 

 

 



先週の青梅の後はブドーカンホールで、juice=juice2回目のブドーカンを見に。

CS生中継で映像も早い。

 



蝶野選手のコレでおなじみ、確かにおっさん多すぎ(笑)


もうアイドルはいわゆるハロ系しか興味ないんで、興味尽きたら終了なんですが今やハロ系の1部グループは女性ファンが男を上回る時代になりつつあります。

 

 

 


今回は1F中央関係者席近くの良席、どうしてあそこが関係者なのか良くわかりました。
この数年武道館で10回以上ライブ見てますが、2Fや角度が悪いとアイドルライブに不可欠なモニター演出が全然見えなかったりしちゃうのが、全体が良く見渡せる最良の場所なんですね、あんなリアルに見えてるとは思いませんでした。

同じ1F席でもステージ寄りだと全然見えませんからね、ジュリーもいつだか知らんけどやるようなら良席が当たることを祈ります
アイドルの方々がラジオなどでよく話てるのが、武道館はステージからびっくりするぐらいお客さんの顔が判別出来るそうで、メイクはバッチリ決めてと・・・

武道館、改修されるので思い出の旧・武道館とは近々お別れになるかもしれません。

 

 

 

 



で・・・


 

 

 

 

 





今回はこの人何が言いたいって、こないだ「日本有線大賞」がどうこう書いたら、武道館のオープニングアクトが「日本有線大賞」最後の新人賞を獲得した”つばきファクトリー”で「新人賞受賞しました~」って喜びの報告するからいっしょに「おめでとう!」って拍手しちゃったよ。

じゃなくて、なんでもヒデキサイジョーのNHKに出た時の映像をあるだけ集めたDVD「HIDEKI NHK Collection 西城秀樹 ~若さと情熱と感激と~」が出るだか出たそうで。

 

 



コレも入るのかな?




該当出演回はたぶんコレかと、DISC1「YOUNG MAN (Y.M.C.A.)」(1979/2/18「レッツゴーヤング」)。


3枚組み1万6500円(税別)、ジュリー&ヒデキの両刀使いのファンさん、自己責任での購入を(笑)

 

 


実は81年に「レッツゴーヤング」の番組観覧行って、確かヒデキが出てた記憶がぼんやりあって。

あの頃って番組観覧2~3000円くらいもらえたんだよねマジ(なにかに登録してるとかも)、「ひょうきん族」の時だったかな?小学生の2~3000円は大きいからうれしかったおぼえあります。

ひかる一平の「青空オンリーユー」は絶対見た記憶あって、だから81年のはずなんだけど時期的に「リトルガール」だったのかな??見たい・・・