conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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新感染の行き先は?

2020-03-25 19:05:50 | 随想

パンデミックを迎えて世界が恐々と自国に閉じこもる中、個人としてどの様なビジョンで立ち向かい、また見えない細菌の感染に対して、どの様に処したら良いのだろう。
これについては既に医療関係者が何度も語ってきた。感染が怖かったなら人の集まる場所には行かない、最小限の外出に留めて家に閉じこもる。マスクを着用し、うがいや手洗いを励行するなどである。付け加えるならば、パンデミックの脱出口が時間的、地理的に、どの辺に現われてくるのかを、息を潜めて推察し、見つめ続けていくことによって、少なくとも見えざる敵の恐怖心を和らげる一つの方法になるのではないか。

 三大感染源と云われるエイズ、結核、マラリア、これらは現在も地域的な発生領域をもって恐怖の中にあるが、忘れられたかのように先進国の視野から消えている。このような状況下で新しい感染源が発生したことの意味は、つまり、先進国にとっての細菌の恐怖を、足下に植え付けられたに等しい。地球規模の一体感が新しい秩序の構築に向かうのか、それとも分裂の連鎖で地球の滅亡に向かうのか、果たして世界のリーダーの力量が問われる。
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