conparu blog

ささやかな身の回りの日常を書き綴ります。
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旅の記憶

2013-08-17 21:27:58 | 随想

年をとると遠出が億劫になる。
熱暑の中を長時間のハンドルさばきとなれば、これまた面倒!
ついつい住処の周りをうろつくか、早朝の菜園へ収穫に赴くていどだ。

若いころは、(30代ではあるけれど)連休ともなれば、三浦半島の城ケ島へ行くのが常だった。
ごつごつした岩場に座って相模湾を航行する船を眺め、どこまでも広がる太平洋の水平線の彼方に眼を追いやっていた。(すごくロマンチック)

城ケ島から大橋を渡り、三崎港のマグロセンターに行くと、トロが安く手に入る。
持参した醤油で弁当を食べるのも楽しみの一つ、だった。

鎌倉の夕べの由比ヶ浜は散策にもってこいだったし、文学館の前田侯爵邸も
趣のある雰囲気と容姿で、そこに至る谷戸の道筋が何とも言えない鎌倉らしさを感じるのだった。

夏の尾瀬も青春のメモリーだった。

すべては「だった」なのだが、記憶の映像は色褪せていない。

だから非常に近い記憶の時間として、昨日のように感じてしまう。

過去はこのくらいにして・・・
今朝は日照り畑に水やりをしたが、先に来ていた隣の畑の知人が、フェリーで奥さんと北海道旅行した話を今日もして来た。
洞爺湖畔に立つ「ザ・ウィンザーホテル」に泊まったことが自慢のようだった。
折も折、『洞爺湖サミット』の後に行ったそうで、室内の豪華さといったら!
室内の豪華さと宿泊料の豪華さに熱弁をふるうのだった。

それぞれに思い出があり、胸にとどめる一際インパクトの強い思い出というものが、生命力を高める効果があるのかも知れない。
そう!!私たちは若い!のだ。

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