甘い言葉に
酔うているのではない
愛の星は
あなたがたのために
盲になっているのだ
安全装置とは
こういうものだ
人類が堕落の底に帰するとき
ただ愛ひとつのみが
人類のためにすべてをやり
人類を助ける
かのじょは
それを請け負うたものなのである
愚か者のごとき
純真な心で
愛の真実をひたすら信じるかのじょは
神の賜物であるあなたがたの真価を信じ
すべてをやってきた
あらゆるものが
あなたがたをののしろうとも
かのじょだけは
あなたがたを 弁護した
すべては
ただただ
あなたがたの
愛の真実を信じていたからだ
ゆえに かのじょは
あなたがたのために
すべてをやった
だが そのために
あなたがたは 馬鹿になった
あなたがたを かたく信じる
かのじょによって
あなたがたは すべて
馬鹿になったのだ
甘いことを
考えているのではない
結局 あなたがたは
一世一代の 進化の試験に
落ちたのである
ゆえに 今あなたがたが
当然のように享受している
人間としての権利や美は
次第に吸いとられていくだろう
たとえ
百万の天使が
敵にまわろうとも
かのじょだけは
あなたがたの側に立つ
そういう愛を
あなたがたは
自ら ちぎり捨てたのだ
