月の岩戸

世界はキラキラおもちゃ箱・別館
コメントはゲスト・ルームにのみお書きください。

アークトゥルス・61

2021-11-08 05:47:11 | 詩集・瑠璃の籠

おまえがやたらと見栄えに凝るのは
自分の心が寒いからだ

何もないと思い込んでいる
自分を支えるために
妙な服を欲しがる
やたらと飾りをつける
それを美しいことにするために
妙な理屈をつくる

それが神の目から見れば
いかに哀れに見えるか
おまえは知るまい

人間はそのまま人間であるだけで
美しいのだ
神はそういうふうに人間を創っている
いらぬ飾りなど捨てなさい
ほどよく品のいい衣服をまとい
美しい人生を生きる
まことのまなざしで身を飾るのだ

自分には何もないのではない
しっかりと自分というものがある
それさえあれば
すべてがあるのと同じだという
すばらしいものがある

本当の自分の真実を身にまとい
嘘のない清らかな人生を生きなさい
それだけでおまえは
まことに美しいものになれる





コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« ゲンマ・74 | トップ | ルナ・60 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

詩集・瑠璃の籠」カテゴリの最新記事