豪華な嘘の鎧の奥に
すさんだ心を隠し
いかにも立派な善人であるかのような
ふりをして
世間を歩いている
馬鹿者よ
もう終わりが来る
神が愛の蛇口を閉め
おまえに与える光を
すべてやめたからだ
嘘と盗みで作った
幻想の幸福を
厚く着込みながら
魂が飢えていく
瞳が闇に濡れていく
嘘ばかりで生きていれば
こんなことになるのかと
運命の鎖が
したたかにお前を打つ
山のような宝に
囲まれていながら
うつろな心の重さに
しびれる孤独を飼う
だれも愛してはくれない
だれも愛してはくれない
心臓の奥に
瀕死の小鳥のような
疼痛を感じ
助けを求めるために
空を見上げれば
もう愛してはいないと
神の声を聞く
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