ひとりごと

ほっとひと息、心がなごむひとりごと

「雪渡り」に向けて…!

2009-12-08 21:18:52 | Weblog
冷え込んだ朝でしたが、ピッカピカの冬晴れ(ちょっと前まで秋晴れだったのに・・・)の青空に吸い込まれそうな気持ちで、電車の窓から真っ白な富士山の姿も眺めつつ、神奈川県大和市に向かいました。

大和おやこ劇場の皆さんが、2月に「幻燈会おはなしきかせて~雪渡り~」の公演に取り組んでくださっているのですが、その公演に向けて「作品の内容や込められた思い」などを勉強し合い深めていこう・・・という「事前交流会」の日でした。
午前10時。小田急線「南林間駅」近くの学習センターに、30人ほどのお母さんたちが集まってくれました!
子育ての経験談も交えながら、「雪渡り」の中に描かれている「偏見や差別のない無垢の信頼と誠意」等々・・・私が惹かれた、この作品の世界のことなど聞いていただき、お母さん達からの感想など、約2時間が、あっという間に過ぎてしまいました!

終了後も、まだまだお母さんたちの思いはいっぱいだったみたいで、担当のNさんから「この続きは、明後日の第二回目に・・・(笑)!」なんて声が掛かりました。

そう、今週(10日~12日)3回の交流会が開かれ、さらに年明け5回の交流会が予定されているのです!
2月の「雪渡り」の公演を「大和市全体の親子の皆さんに観てもらうために、広めていこう!」という熱い思いで取り組んでくださっていることに、本当に感謝しています!!
そのためには、私も往復6時間の道程もなんのその(笑)!!「思い」を届けるためにトコトコ山から下りて行きますよ~~っ!頑張りましょうね!

どうぞ、よろしくお願いします!



ホームコンサート♪

2009-12-06 22:07:05 | Weblog
朝から青空が広がり、今日は千葉市での仕事だったので8時近くに車で我が家を出発。

住宅の坂道を下っていくと目の前の日和田山の中腹に、まるで手でさわれるような雲がたなびいていて、「まあ、面白い!」なんて眺めながら走っていたら、下の県道に降りたとたんに「あれれ!」霧がたちこめていてビックリでした!
いつも通る高麗神社の道もすっかり霧の中!でも、朝日を浴びてシルエットのようになった木立ち・・・とっても幻想的でした・・・。
今日はさおりちゃんと二人旅。関越道に乗っても、まだ霧! どこか遠い国を旅しているようでしたが、首都高速に入る頃、ようやく晴れてくれました!

高速から眺める隅田川も、葛西の海も、キラキラ光ってとてもきれいでした!
さてさて、走ること3時間程、ようやく千葉市内のTさん宅に到着。
今日はTさんとMさんが共通のお友達の「お祝い」のためのホームコンサートを企画してくださったのです。
9月に打ち合わせのためにお邪魔したTさんの家の雑木林がすっかり葉を落として、陽だまりのようになっていて、しばらく切り株に腰をおろして日向ぼっこを楽しんでしまいました!(暖かい季節には、この林の中でコンサートをすることもあるそうで、切り株がちゃんと客席のように並んでいるのです

午後3時、開会。きょうはお部屋の中に、30人程のお客さまが集まってくださって、賢治の「よだかの星」や、小さな昔ばなしなど、聴いていただきました。
小さなお子さん達も参加してくれて、とっても和やかな会になりました!
終演後は、手作りのケーキとコーヒーで、交流会を楽しみました。
地域の中で、音楽や演劇を楽しみ、また自然環境のことなども考え合っていこうというTさんの取り組みに賛同して、機会あるごとに集まっていらっしゃるお仲間たち、とっても素敵だなあと思いました!
今月末にはお餅つき、春には「山菜摘みと天ぷらパーティー」だそうで・・・いいなあ~!羨ましいです!

ゆったりとした環境の中で、楽しい時間を本当にありがとうございました!










 

生活クラブの…♪

2009-12-05 22:22:51 | Weblog
午後から、小雨の中、さいたま市の埼玉共済会館に出かけました

生活クラブの「第9回全国ワーカーズ・コレクティブ in埼玉」の会議、研修会が開かれていて、その懇親会にお招きいただいたのです。
2年に一度開催される「全国会議」、前回は熊本で開催されたそうで、今日も地元埼玉はもちろんですが、熊本、福岡、北海道、千葉、神奈川・・・他、それこそ全国から、200人以上のワーカーズの皆さんが参加されていて、会場はぎっしり!開会前からすごい熱気に包まれていました!!

私たちは、パーティーの途中、短い時間でしたが「歌と昔ばなしの世界」を公演させていただきました!
私たちこころ座メンバーも日頃「生活クラブ」の食材を購入している(宅配お世話になってます)こともあり、なんだか皆さんが身近に感じられて楽しいステージでした。(Oさんはじめ地元のワーカーズの皆さんが中心となって進行されていて・・・。ホントにお疲れさまでした~!)
まがい物が氾濫する世の中、食をはじめ、あらゆることに対して、踊らされることなく「本物」を見極める目をもって、大切にしていかなくてはと思いました。

今夜は、またまた、たくさんの嬉しい出会いをありがとうございました!!



映画「1000 年の山古志」 &  「葦牙 - あしかび - 」

2009-12-01 22:45:33 | Weblog
久しぶりに深谷シネマに出かけました。
ドキュメンタリー映画週間ということで、続けて2本観てしまいました!

一作目は、橋本信一監督の「1000年の山古志」。
2004年の中越大震災で壊滅的な被害を受けた山古志村の人々の、復興に向けた4年間を追った映画です。
6月に仕事で長岡に行った時に、案内してもらった山古志の風景と重ねながら、震災直後の映像も、「あっ、あの場所だ!」と思い当たる場所が映し出されていて・・・「知らない土地」ではなくなったことが一層胸に迫りました。
それまで積み重ねて来た人生、夢見ていた将来が一瞬にして失われてしまった絶望的な思いに陥っていた皆さんが、1000年の歴史を持つ故郷への強い思いで復興に立ち上がる姿・・・。棚田に水を引くために険しい山の藪の中を重いホースを担ぎながら歩き回るUさん。亡くなった父親の養鯉の仕事を継ぐために会社勤めをやめて村に戻ったIさんの苦労。多くの牛たちが牛舎の下敷きになって死んでいったことが哀れでならなかったと語る畜産のSさん親子が、再び新しい設計の牛舎で牛たちとの暮らしを始めることができて・・・。それぞれの皆さんの、深い絶望の淵から喜びの笑顔に変わる瞬間の、その表情、言葉のひとつひとつに涙がこぼれました。
「生きていくこと」への強さ・・・「1000年の間、祖先たちはこの土地で色々な過酷な目に遭いながら我々に残してくれたのだから、自分たちもなんとか次に渡していかなければ・・・」と語っていた言葉がずしっと胸に残りました。


「葦牙 -あしかび-」は小池征人監督の作品。
盛岡市の児童養護施設「みちのくみどり園」で生活する子どもたちの生活、生の言葉が描かれている作品です。
虐待によって施設に保護されている子どもたちは全国で35000人にも及ぶ・・・ということに本当に胸が塞がれるような思いですが、この「みちのくみどり園」で、子どもたちが受けた深い心の傷にまっすぐに向き合う職員や地域の人たちの温かなまなざし、取り組みの数々。それでも、簡単に癒されるものではない「心」というものを改めて見せられたような気がしました。
でも、自分たちの境遇を客観的に捉えながら、「虐待という負の連鎖は自分で終わらせたい」と語る子の言葉に、この学園の中で確実に「心」が再生されているんだ・・・という光と生きることへの「強さ」を感じて、とにかく「頑張って!」と叫びたくなりました!

「葦牙」は葦の若芽のことだそうで、生命力の象徴だそうです・・・・!

2本も観てしまって、ずっしり重い荷物を背負ったような気がしていましたが、帰る道々、どちらの映画からも「生きる」ということの本質を受け取ったような気持ちになりました。