嵐が去って…

凄まじい勢いで列島を縦断していった台風１５号。
昨夜は我が家の周辺も激しい風雨で西武線も不通となっていたのですが、さして大きな被害もなく過ぎ去ってくれました・・・。
今もまだ避難されながら恐怖と不安の中にいらっしゃる方々を思うと、本当に胸が痛みます！
また、各地のお年寄りの方たちが「生まれて初めて」と話される言葉を聴きながら、これから先の「自然と人間」との関わり方も見つめ直していかなければならないのだなと考えていました・・・。

朝になって、久しぶりに少しのぞいた青空とお日様の光にほっとして、家の周りに吹き散らされた小枝や葉っぱなどを掃除して、昨日は吹き飛ばされそうなハウスの中でじっと固まっていたレオンと散歩！
そして、友人Kさんの到着を待ちました。
数か月ぶりで、お互いに「やっと時間ができたから・・・」と会えるのを楽しみにしていたので、予定通り無事に会えたことが本当に嬉しかったです！＾＾

せっかくこの時期に来てくれたのだからと、まずは巾着田の曼珠沙華を見に行きました。
まだ「三分咲き」ということでしたが、それでも林の中に毛氈を敷いたように鮮やかに咲く姿は美しくて、じゅうぶん満足させてくれました！
（でも、やはり林のあちこちに、折れて落ちた枝、根こそぎ倒れてしまった木もあり、昨日の爪痕が残っていましたが・・・）
咲く時を忘れず、こうして姿を見せてくれる花たちに、「感謝だよね・・・」と言いながらしばらく散策しました。

コスモスの畑も、風に少し倒されたようになっていましたが、それでも満開に近く可愛らしい花をたくさん咲かせていて、きっと明日からのお天気でまっすぐに立ち直ってくれるでしょう・・・！　　赤とんぼが群れ飛んでいました！
アルプスの少女二人（笑）、この空気の中にいるだけで幸せでした（私の周囲はこんな少女ばっかり）！！

ポツポツと雨も降り出したので、場所を移し、お食事をしながらゆっくりとお話しました。
長年の教師としての生活にピリオドを打って半年、新しい自分を見つめ直しているKさんと向き合って、社会との関わりも私的なことも、彼女の経験から紡ぎ出される言葉を聴きながら、私もたくさんの「力」をもらったような気がします。