毎年、冬から梅雨時にかけて、畑をずーっと占領し続ける玉ねぎ。
畑を借りてから初めて植えつけたのもこの玉ねぎからでした。
そうとはいえ、私は、加熱した玉ねぎは用途も広く大好きなのですが、生玉ねぎがそう得意ではありません。
水によくさらしていないと胃がむかむかしてくるのです。
こういう赤玉ねぎなんて、ほとんどサラダに向いている素敵な色合いだし、加熱すると色が悪くなるのでなるべくフレッシュな使い方がいいな~と思うのだけれど、やっぱり私には全部使い切るのは厳しいです。
なのになぜ、毎年作ってしまうのか?
それは赤玉ねぎつくっとってね!とリクエストがくるのからです。
しぶしぶ(?)、50本(苗の販売はほとんどが50本~100本単位で1束で売ってます)植えつけていると、Haradaの奥様が「あら?玉ねぎうえよっと?赤かつのあるけん、植えりんしゃい。」といって、Haradaさんが種から育てた苗を譲りうけ結局気がつけば赤玉ねぎだけでも100本くらい植えつけてしまうことに。
普通の長期保存用の中玉(OP)も200本~300本植えつけてしまって、毎年この時期になると週間天気予報とにらめっこして、収穫の時期を探り、引き抜いたら引き抜いたで、400本からの保存場所を求めてベランダが散乱しそうな季節です。
でも、玉ねぎつくりは簡単で手がいらず、自分で作った玉ねぎを食べたときの甘さと食感のよさはやっぱりやめられません。
特に、食べるのが苦手とはいえ、赤玉ねぎの薄皮からチラっと覗くツヤツヤピカピカのマゼンタ色の見栄えはセクシーですらあって、毎回虜になってしまうほど。
そんな季節の到来です。