仕事の関係で、コーヒーのメーカーさんに、おいしいハンドドリップコーヒーの淹れ方を教えてもらいました。
そこでは、アラジンの魔法のランプに独特の細長い曲がった注ぎ口をつけたような、使い込まれた銅製のアンティークなコーヒーポットを使って手順を守ってそっと大事にコーヒーを淹れる方法を学びました。
お手本をみせてもらった後、素人(シロウト)の私たち5人が順番に同じように同じ手順を踏んでハンドドリップするのだけれど、全員が全員とも違うコーヒーの味がするのが非常に驚きでした。
うちは、電動式のサイフォンを使って毎日コーヒーを飲んでいますが、教えてもらった手順でいくと、サイフォン式では、苦味が出すぎてしまうらしいのです。
ほんとかな?
まあ、ことの真相はわかりませんが、そっとお湯を注ぐとコーヒー豆がガスを吐き出してまあるく膨らんでアロマを湛(たた)えていく様子はとても感動的で、自分の淹れかたひとつでアロマが引き出されたり、酸味が出すぎてしまったりする微妙な加減がなんともいえずおもしろくて、うちでもハンドドリップを楽しみたくなってしまいました。
そうだな。誕生日を機に私も一日一日をもっと丁寧に過ごしたいな。
丁寧の代名詞として、コーヒーのハンドドリップはいいかもしれない。
そんな風に思って、誕生日の記念にこのコーヒーポットを買い求めました。
わりと良いお買い物だったと思います。