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「親の仕事」は、子どもにとっての社会との接点です

2015年05月20日 | 教室の近況報告
 新緑の美しい季節になりました
じつは、私は日曜日から2泊3日で金沢に行ってまいりました 毎年、この時期はホノルルトライアスロンがあり、夫が参戦するので、2年続けて応援に行きましたが、今年は夫が仕事の調整ができず、ほとんど練習ができなかったために参戦を断念。幸い、ホノルル行きを想定して空けた2日間がポッカリ
 長い休みがあると、暗黙の了解事項として帰省を余儀なくされる長男、一人っ子の私達夫婦。週末を利用して、一泊二日でどこかに・・・というのも難しいとなると、なかなか出かけることができません 
 ということで、半月ほど前に思い立ち、金沢に行ってきました 開通したばかりの新幹線は快適でした。私は、東海道新幹線には乗り慣れているのですが、他の新幹線に乗ることは滅多にありません。もう、ホームで待っている時から、ワクワク
 新幹線の中で、そうだ と思い立ち、卒業生ママにメール Kくんのパパは、新幹線を設計された方!だからです
 早朝の不躾なメールにも関わらず、すぐにお返事をくださいました。そのお返事で知ったことですが、先日の天皇皇后両陛下の石川県ご訪問では、往路で北陸新幹線をご利用されたため、Kくんのお父様は、設計者として、大きな喜びを感じられたと同時に、緊張やご心労も大きかったようです。パパのお気持ちを想像し、私はキューっとお腹が痛くなりました。
 ご自分がお仕事として関わられたものに、両陛下がご乗車される・・・それがどんなに緻密な自信作であろうと、それはそれはドキドキなさったことでしょう

 今、年長児クラスの子ども達は「お父さんのお仕事は・・・」に、悪戦苦闘しています。みなさまも覚えていらっしゃいますか?

 どんなお仕事も、すべて、社会の中で不可欠なもの。
どうぞ、あらためて、機会があれば、パパのお仕事、ママのお仕事について、お子様達に聞かせてあげてください もちろん、幼稚園児が開いてではありませんから、前に座らせて教える・・・ということではありません もう、親の仕事になんて興味を示さないよと、少々諦め顔のご両親のご様子が見えそうですが・・・

 でもね、小さな頃にはあまり興味を示さなかったことにも、少し大きくなると、新しい興味が湧いたりもします。また、世の中が少しでも見えてくると、「仕事」に目が行くようにもなります。いえいえ、敢えて言えば、子ども達にはそういう「目」が育っていなくてはいけませんね 
 近視眼的に「宿題しなさい!」「勉強しなさい!」しか言わないガミガミママゴンになるのではなく、少しずつ子ども達が成長していくからこそ、大きな社会を、世の中の動きを、「見られる目、感じるセンサー」を育ててあげる意識が不可欠 親の大切な役目です

 こんなことを言ってしまうと、身も蓋もありませんが・・・本当に成長してしまうと、漢字の書き順が少し間違っていても、英単語のスペルを1字間違っても、それほど大きな問題ではないでしょう?
 なぜって?そりゃあ、それ以上に大事な、「ものを見る目」「感じる心」「考える力」こそが、人には必要だから、です

 私もそうでしたが・・・親とは、近視眼的になるものです 中学受験準備や大学受験準備をしている時などは、まさにそう・・・仕方のないことではありますが、時には親自身が深呼吸をし、大きな目で世の中を見ること 大事だと思いますよ。

 「親の仕事」とは、子どもにとって身近な社会との接点です。是非、本当の意味での子どもの成長に、活用してくださいね

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