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三國志 Three Kingdoms

2011-08-03 | Television
中国史を語るうえで現在も重きをなす『三国志』時代...
私は20代の頃、吉川英治氏の歴史小説『三国志』でこの壮大な歴史大河ドラマに出会いました。

書籍以外でも映画、TVドラマ、アニメ、ゲーム、etc...
今でも数多く制作されています。

私も今まで映画、TVドラマ、アニメは何本か観ました。
しかしながら実写版の映画、TVドラマにはあまりしっくりきたことがありません。
むしろアニメ版の方がよりリアルに感じています。
特に『横山光輝 三国志』は今まで観た中では最高だと思います。
あとNHKにて1982年~1984年まで全68回で放送された人形美術家・川本喜八郎による『人形劇 三国志』も忘れてはなりません。
こちらも大変素晴らしいです。

とはいえやはり『三国志』は活字で読んでこそです。
読み手がそれぞれの思いで情景を思い浮かべながら登場人物へ感情移入していく楽しさ、そしてあの広大な中国大陸を
闊歩しているような醍醐味は活字ならではです。

そんな中、今春から録り溜めしていたTVドラマ『三国志 Three Kingdoms』を観始めました。

この作品は2010年に中国で総製作費25億円、製作期間6年、名前のある登場人物300人、エキストラ兵士15万人...
物語は曹操による董卓暗殺未遂から始まって、司馬一族が晋朝を築くまでの約80年間の物語を7部構成の全95話で描いています。

まだ第1部を観ただけですが、これほどまでに見事な実写映像であの壮大な『三国志』の世界をあまねく描けていることには驚きました。
全95話だからこそ物語の内容を1話1話丁寧に時間をかけて浸透させ、そして人間同士が織りなす心の葛藤をもリアルに表現している
からこそ物語に引き込まれ心打たれるのだと思います。
映画のように2時間程でサラっと描いてしまうほど『三国志』の世界は簡潔ではないからです。
これはある意味TVドラマ(シリーズ)だからこそできる利点だと思います。


 
左から:張飛翼徳、劉備玄徳、関羽雲長                      左から:諸葛亮孔明、張飛翼徳

 

 

 
©中国伝媒大学電視制作中心  北京東方恒和影視文化有限公司

ストーリー(全95話)
第1部【群雄割拠】1~18話
第2部【中原逐鹿】19~32話
第3部【赤壁大戦】33~42話
第4部【荊州争奪】43~57話
第5部【奸雄終命】58~73話
第6部【天下三分】74~83話
第7部【危急存亡】84~95話

追記:昨日のブログでは『CSI:科学捜査班』を全話観たいと書きましたが、この『三国志 Three Kingdoms』を真っ先に観たくなりました~


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