欲望を抑えつけることばかりが、自我の機能ばかりではない。
そんな自我の使い方をしてばかりいると、頭が悪くなる。
実は自我は、欲望の実現機関なのである。
欲望を社会的に無害化して、社会に迷惑をかけないような形で欲望を実現し、あるいは、社会的に無害化した欲望の実現によって、経済的に利益を得る人々もいる。
実は本当の頭の善し悪しというのは、この「欲望を社会的に無害化して実現する。」というところにでてくるのである。
これが本当の自我の働きであり、何でも要求を押さえつけるのが、自我の働きであると思ってはならない。
以上、管内、弥生町でいけもと。