情けないことに、責任といえば罪と罰しか思いつかず、功績と賞賛など、今まで全然思いつきもしなかった。
それは私が悪いことばかりして叱られていた悪人だということを意味するのでは全然なく、
私が自分をプラスに評価するという精神生活習慣自体、まったくなかったのだ。
自分をプラスに評価するというのは、我々日本人の精神生活習慣には、まったくない精神生活習慣である。
でも周りから責められ自分にも褒めてもらえなければ、あんまりにも心が可愛そうだし、心の立つ瀬がない。
故に、自己批判、相互批判なんて言う精神生活はやめて、自己賞賛、相互賞賛してもいいではないか!
なぜなら、横文字の責任(responsibility)を分解すれれば、
response+ability。つまり応答能力である。
だったら自分の悪だけに応答するのではなく、自分の善にも応答しようではないか。
そんなことを思ったいけもとであった。