☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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ルート225

2005-11-25 | ■は・ま・や行の作家
藤野千夜さんの作品。初読み。
どうしても何か本が読みたくて、薄めので一冊買ってから本屋を出たい!と思ったときに、偶然目に留まったので購入。

話は。中学生の兄弟が、変な世界に入り込んでしまう。普段と変わらない様子なのに、何かがおかしい。お母さんがいない?死んだはずの人が生きている?野球選手がちょっと太っている?けんかした友達が、普通に話しかけてくる?
元の世界に戻れるのか。
みたいな感じになっております。

はてさて?薄いせいもあって、結構すぐに読破。中学生がリアルに描かれていると思います。兄弟の関係性がおもしろかった。
あと、パラレルものなのに、そこに重点を置いてないところがおもしろかったです。もっとこう心情?に重点がある感じっす。
これ自体は、特に好きじゃないかな?面白かったといえば、面白かったけど、ジャンル違いだったからなんともいえず。。


途中で意外に不思議なこととか、意味ありげなことを匂わせるのですが、結局不消化。恩田さんの謎を残して終わるとか、そういうのとは違って、ただ単に不消化なまま終わってしまったような気がします。(あくまで私はですが。。。)

本の空気とかを楽しみたい。って人には、向いてません。

というか。。ちょっと苦しくなったのが、主人公の弟ダイゴ君とお姉ちゃんとの関係。。。ダイゴをかわいそう!とか思った人も多いのではないでしょうか・・?
何が苦しいって、私とだぶったから(笑)私も弟がいます。ちょっと前は、あんな感じでしたよ。。。ごめんよ。弟。悪気はないんだ。ダイスキなんだ。ただ私がじこちゅーなだけなんだ。。。

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2 コメント

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コメントありがとうございました (まんだ)
2006-01-16 22:51:05
結末に納得いかない派でしたか。

確かに心の中なんてはっきり決着つくものではないですもんね。

まだまだ消化できていない部分があるというのも

よくわかる気がします。



わぁ、ことはさんはお姉ちゃんなんですね~。

私は逆に兄にベタベタに甘やかされて育ったので、

ただただびっくりでしたよ!

必死にダイゴ君にエールをおくっていました。



他にもいくつか、トラックバックさせていだだきますね!
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こんにちはー (ことは)
2006-01-17 00:05:30
コメント&トラックバックありがとうございます!!



そうなんです。。すっきりしなかった派なんですが、成長期というか、ココロに焦点をあてて読み返すと、「うん、これもありかな」という感じも。マッチョくんもよかったし!なんにしても、藤野さんの他の作品を一冊読もう!と意気込んでます。



読んでる最中、ダイゴ君にはひたすら謝ってました(笑)



またそちらにもお邪魔させていただきますー

気になる記事がたくさんあるので!
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