☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
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絵國香織さん『号泣する準備はできていた』読。

2006-07-29 | ■あ行の作家
絵國さん2冊目です。

絵國香織さん『号泣する準備はできていた』とは
17歳のほろ苦い初デートの思い出を描いた「じゃこじゃこのビスケット」
義理の母との恒例の旅行を描いた「洋一も来られればよかったのにね」
完璧な主婦のこだわりの日常を描いた「こまつま」
当たり前にそばにあるものが静かに崩壊していく過程を描いた短編集。


短編集。
むー。
『ホリーガーデン』ほどの感動は得られず。無念。
経験不足からか、なんとなくよくわからないのが。。
不倫とかうわきとか・・・ワケワカメなのです。
そしてなんだか、不幸な話が多いのですね。他の作品もそうなのかな??


デパートで。
余計なものに気を取られたり、ふらふら似たような香水ビンを見たりしてるのは、

「愚かで孤独な若い娘と、暇で孤独な主婦たち」
(「」内引用P115l7)しかいない。

であるって言うのには、笑っちゃいました。
すみません。私、愚かで孤独な娘です(笑)

P156の男の行動には、「あぶないよ!」って叫びました。
今日日、眺めているだけでもダメですよ。

勝手にベスト3
1、「住宅地」
2、「どこでもない場所」
3、「こまつま」
「住宅地」は、これで一本書いていただきたいなぁ~と。
話も交差して、おもしろかった。

絵國さんの本は、表紙がいつも素敵。

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