☆GREEN HEART☆

漫画と本と国府津があれば生きていけるかもしれない「ことは」のブログ。
はじめましての方は「自己紹介」をどうぞ!

池袋ジュンク堂へ。

2006-08-23 | ■日常
池袋にある、ジュンク堂に行ってきました!!

HP上でみたことはあったものの、本当にある本屋さんだとは知らず。
先日とあるブログさまでその存在を知り、行ってみました!!


さて。
どうだったかというと・・・。


これも!あれも!それも!
あるあるあるある。あるはあるは、探していた本たちが!!!

全10フロア。世界最大級の2000坪。
というだけあって、今まで見た本屋での品揃えでは、一、二を争うほど。

結局手に持ちきれないほどの本の値段を計算してみると
6000円コエテ・・。
来月本と漫画を大量に買う予定なので、
3時間ほどそこから悩み、結局3000円ほどのおさえました・・。
頑張ったね、自分。もうすぐ閉店のお時間ですよ。


文庫は2冊ずつ以上そろえてあるし、
漫画「あまつき」もそろってるし、
壁にイラストやら作者からのメッセージやら原画やらなにやら飾ってあるし、
勾玉三部作はちゃんとボックス売りしてるし・・。
すごいぞ!ジュンク堂!

あと、何が素晴らしいって、
漫画のビニール、勝手にはがさないんです!!(重要)
買ってる人みれなかったから、
ビニールを無言でびりびりはがしてしまう本屋だったらどうしよう・・。
と思ったのですが、全くさわらず。素敵!

余談ですが、ビニールを勝手にはがされるのがすごくイヤなのです。
勝手に人の本さわるなーーー!って。
だって、もうそれは私のものだから、べたべたお金とか汗を拭いた(笑)汚い手で、さわるなって思うのです!
(店員さんの手が汚いとかではなくて・・ですね、気持ちの問題で・・)
行きつけの本屋で、ビニール勝手にはずすってわかってるところは、
「すみません、ビニールそのままで」って言いますが、
初めて行く本屋はわからない!
初めからはがさない本屋なのに、
「ビニールはがさないでください」とか言いにくいし(小心者)
ジュンク堂さん、素敵っス。


とにかくたくさんあって楽しかったです。
しかし、ここにくればあることを知ってしまうと、
すぐきてなんでも買ってしまいそうで怖い・・。

購入本
倉本由布さん『アマテラスの封印』
      『天つ恋ふる千世も咲く』
雨川恵さん 『アダルシャンの花嫁』  
西森 博之さん
 「今日から俺は」ワイド版 9巻18巻  中途半端な買い方・・。

読了本
米澤穂信 『夏期限定トロピカルパフェ事件』  春期の方が好きでした。

向山貴彦さん『童話物語』を読んだ・・!

2006-08-23 | ■は・ま・や行の作家
そのとき、セカイは。

向山貴彦さん(宮山香里さん)『童話物語』とは
極めて性格の悪い女の子、「ペチカ」の前に現れたのは
初めて出逢った人間を観察し、世界を滅ぼすかどうか判断しに来た「フィツ」。
世界は滅びるべきなのか?人間は本当に滅びるべき存在なのか?

ーーしかし、世界の最後を告げる「妖精の日」は訪れ始めていた・・。

よくわからない説明ですみません。
世界が壮大すぎて説明不可能・・・。

結論から言うと、
言葉に表せないほどよかったです。
ぬおー。
っとわけのわからない雄叫びを上げるくらいの衝撃を受け取りました。
久しぶりに、続きが気になって一日中どうにもならないという感覚を味わいました


混沌。砂ぼこり。
空になった壜。でこぼこの鍋。
冷たい風。怒り。憎しみ。

はじめてみる光。
優しさ。慈しみ。
やっと得られたと思ったぬくもりーーー
ーーー
燃え上がる炎。
紫。
壊れていくもの。

対するもの。
優しさと憎しみ。光と闇。
虹の色。同時に存在するもの。
青、赤、黄色、緑、紫ーー

「永遠じゃないから変われるんだよ」(本書P490l7より)


などと書いたわけですが、虹の色の概念は世界各国違うわけでして・・。
というつっこみは、不要です・・。

壮大なファンタジーです。
というよりまさに童話?
恋愛要素も含まれていますが、それよりも
友情とか、主人公ら子どもたちの成長物語の方が強いです。
あとは、人間の闇の部分が書かれています。

素敵ファンタジーのふりして
主人公のねじれまっくた性格。
貧しく、辛い人生を送ってきた女の子。
だけど、そんなことがあっても私、心キレイな優しい子なの!頑張る!
じゃないんです。
性格もめちゃくちゃ悪い。
普通は途中でお約束的に何かきっかけがあって、
温かい心を取り戻した!とか優しくなった!
とか嘘くさい展開があるわけですが、それがない。
そこがとても好きでした。
人間は変われるけれど、そう簡単には変われない世界がある。
それが真実であり、でもペチカこそが本当の優しい子どもなんだと。

ファンタジーなのに、現実とリンクしてることを匂わせるものが好きです。
実在しないのに、セカイのどこかでは実はこの町や村や人がいる・・。
みたいな。
初めからそういう演出がなされていたのですが、
最後の最後の付記にまで、それをやるのです。にくいね!


何が言いたいのか、興奮しすぎで意味不明ですが、
とにかくとてつもなく楽しかったです。
あまりに楽しかったので、下に完全ネタバレ記事も書かせていただきます・・。
ながい・・

完全ネタバレ『童話物語』

2006-08-23 | ■は・ま・や行の作家
どうしても書きたいので、
完全ネタバレです。
私のように、ネタバレを読んでから読書をする方以外は、
読まないように。
信じられないほど長いです。

一応反転?させて。



守頭根性ありすぎるよ・・・!

まさか、守頭があそこまでついてきて、
最後の最後まで関係してくるとは思わなかった・・!
すげぇ執念・・。
最終章の初めのページに、守頭の絵が載ってて、
なんか花とか持ってうつむいて、しおらしい感じがしたから、
オルレアの素敵な心に触れて、心を入れ替えていい人になった・・
だけど、やっぱり紫の力には逆らえなかったから、結局悪者に・・。
とかくるのかと思ったら、そんなのないの(笑)
心入れ替えないの(笑)

あの忘れ物預かり所の雰囲気も番人ミレアも好きですが、
「ここにはありません」(本当は「フィツはここにはいません」?)
には笑いました!
ひでぇよ・・。
まじかよ・・・。
そりゃないぜ・・・。

結構悲惨な展開になってくのかと思い、
ルージャンが死んだときは、本当に死んだのかと思い(いやそうなんだけど)
あぁーー。
ルージャンが死んでおわりなんて悲しすぎる・・。
と思い読むのを止めたくなるほどでしたが、
生き返ってよかった・・!!!
こうでなくっちゃ!
ルージャンとペチカのその後が読みたいような・・読みたくないような・・、
どうせ相変わらずな予感・・(笑)

オルレアが素敵過ぎでした。
さらにペチカのように辛い過去を持ってた・・
そこにハーティーが現れた・・・。
とかいうエピソードもすごく好きです。
ハーティーはハーティーで、緊張しすぎてペチカに話しかけれないし、
それでペチカはおびえちゃうし(笑)
オルレアは、最後までいい人だった・・。
泣かせるではないか・・!


ペチカ×フィツも好きですが、
ルージャン×フィツが大好きです。なんかいい・・。
ペチカと再会したら、ルージャンと話ができなくなってしまったのが
ちょっぴり悲しかったけど、あれはあれで。

前半戦から後半戦の過程で、
おばあちゃんの存在が気になって気になって。
ペチカもわざと逃げたわけではなかったから、
おばあちゃんが元気でいるか、ペチカがわざと逃げたと思って悲しんでないかとか本当に心配でした(泣)
でもなかなか最後にお別れした後出てこなかったから、
もう出てこないのかと心配でした。
会えてよかった。無事でよかった。

ヤヤは後半からちょっと登場しただけなのに、
あの存在感(笑)
とてもかっこいい女の人だ。
別サイドで、ヤヤと最後一緒に汽車をとりに行った人(パートン)の話とか読みたいな・・。
ラブ発生とかないのかしら・・(妄想過多)

泣きそうなところは、何箇所かあったけど、
なぜか下巻のP434で号泣号泣。
「ペチカはこれから幸せになるのに・・・」みたいなところで、
一気にきましたよ・・よよ・・。

ルージャンとペチカ。
なかなか交わらなかったけれど、
両方が持ってる、
最初の出会いの記憶が好きでした。
外で待ってたルージャン。
それを覚えていたペチカ。
いいね・・!
これから交わっていくのかはわからないけど、
本当に「ルージャンがペチカのハーティー」になってくれるといいな。

ルージャンの人気が高いようですが、
私はハーティーが一番好きです!!
オルレアとのエピソードも感動だし、
いちいちかっこいい。
オヤジ好きな私・・。

ってことで。
ネタバレ、誰も読まなくても、やっぱり書いてて楽しい(笑)
書きたいままに書いたから、順序もメチャクチャだ(笑)


ということで、長くなりましたがネタバレ記事でした。