9月28日(水)に行われた対北海道日本ハムファイターズ25回戦は、
菊池投手の粘りの投球も実らず、目の前で胴上げを見せ付けられました。
2016/09/27 vs 北海道日本ハムファイターズ 25回戦 対戦成績:11勝14敗0分
18時試合開始 試合時間:3時間1分 西武プリンスドーム 観衆:28,261人
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TEAM | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 | 12 | 計 | H | E |
Fighters | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | | | | 1 | 7 | 0 |
Lions | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | | | | 0 | 1 | 1 |
勝利投手 | 大谷(H)10勝4敗0S |
セーブ | |
敗戦投手 | 菊池(L)12勝7敗0S |
本塁打 | F | レアード39号(4回ソロ) |
L | |
盗 塁 | F | 岡1個、西川1個、近藤1個 |
L | |
バッテリー | F | 大谷 - 大野 |
L | 菊池、岡本篤、大石、牧田、増田 - 森 |
埼玉西武ライオンズ 打者出場成績
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順 | Pos | 選 手 名 | 打
率 | 打
数 | 得
点 | 安
打 | 打
点 | 三
振 | 四
死 | 犠
打 | 盗
塁 | 失
策 | 本
塁
打 |
1 | (中) | 秋山 翔吾 | .296 | 4 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
2 | (三) | 外崎 修汰 | .176 | 4 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
3 | (二) | 浅村 栄斗 | .309 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
4 | (一) | メヒア | .252 | 3 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 |
5 | (捕) | 森 友哉 | .292 | 3 | 0 | 1 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
6 | (指) | 中村 剛也 | .238 | 3 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
7 | (左) | 栗山 巧 | .279 | 3 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
8 | (右) | 坂田 遼 | .245 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 打 | 渡辺 直人 | .309 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
9 | (遊) | 呉 念庭 | .194 | 2 | 0 | 0 | 0 | 2 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 打 | 上本 達之 | .307 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 | 0 |
| 走 | 木村 文紀 | .167 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 | 0 |
合 計 | .264 | 28 | 0 | 1 | 0 | 15 | 1 | 0 | 0 | 1 | 0 |
埼玉西武ライオンズ 投手登板成績
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勝 敗
セーブ | 投 手 名 | 防御率 | 投球回数 | 打者数 | 投球数 | 被安打 | 被本塁打 | 奪三振 | 与四死球 | 失点 | 自責点 |
敗 | 菊池 雄星 | 2.58 | 6 | 25 | 110 | 5 | 1 | 4 | 4 | 1 | 1 |
| 岡本 篤志 | 6.75 | 0.1/3 | 1 | 4 | 0 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 大石 達也 | 1.71 | 0.2/3 | 3 | 10 | 1 | 0 | 1 | 0 | 0 | 0 |
| 牧田 和久 | 1.60 | 1 | 4 | 20 | 0 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
| 増田 達至 | 1.66 | 1 | 5 | 23 | 1 | 0 | 1 | 1 | 0 | 0 |
という結果でした。
1点で抑える懸命の継投をみせるも、大谷投手を打てず、
目の前で胴上げをみることになってしまいました。
先発の菊池投手は6回を被安打5、被本塁打1、与四球4、失点1、自責点1、
と、好投してくれましたが援護に恵まれず負け投手に。
しかしながら、無事6回を投げて規定投球回数を達成しました。
今日のピッチングは先頭打者を5回も出すという危うい内容でしたが、
先頭打者を唯一抑えた4回表に失点したのは皮肉でした。
今シーズンは初の2桁勝利、初の規定投球回数達成と、
確実にエースと呼べる存在に限りなく近づいてくれたと思います。
後は、今年の活躍を来年以降も続けてくれることです。
2桁勝利、規定投球回数、そして自身の貯金が5つ以上、
この成績を3年続けてくれれば押しも押されぬエースです。
来年以降の活躍も期待しています。
岡本篤投手は引退登板で大野選手から空振り三振を奪い、
自身の現役生活の幕を下ろしました。
今シーズンの成績は4試合の登板に終わりました。
通算成績は265試合登板、11勝11敗10セーブ58ホールド、
勝率 .500、投球回数296回1/3、被安打349、被本塁打27、
与四球133、与死球20、奪三振209、失点168、自責点143、
防御率 4.34、という成績でした。
2004年から2016年までライオンズ一筋13年間お疲れさまでした。
記録よりも記憶に残るリリーフ投手でした、ありがとうございました。
大石投手は岡本篤投手の後を受けて、ツーベースを打たれるも後続を抑えてくれました。
大石投手の今シーズンの成績は、36試合登板、1勝0敗3ホールド、投球回数31回2/3、
被安打18、被本塁打2、奪三振36、与四球16、与死球0、失点6、自責点6、
防御率 1.71、と欠かせない戦力となってくれました。
特に、交流戦以降は安定した投球を続けてくれたと思います。
気になるのは登板過多による故障の再発です。
今シーズンオフにはしっかり体を休めてもらって、来シーズンは今年以上の活躍を期待しています。
2016年シーズンは予想を遙かに上回る活躍をありがとうございました。
牧田投手は8回表を四球を1つ出すも無失点で希望を繋いでくれました。
今シーズンは6月中旬から7月中旬までを除いてフル稼働してくれました。
牧田投手の今シーズンの成績は、50試合登板、7勝1敗25ホールド、投球回数78回2/3、
被安打54、被本塁打3、奪三振43、与四球16、与死球10、失点15、自責点14、
防御率 1.60、とハイレベルな投球を続けてくれました。
1つだけ言わせて貰うなら、死球は多過ぎましたので減らして下さい。
投球フォームを考えても、年齢を考えても、明らかに登板過多ですので、
来シーズン以降が心配になりますが、体のメンテナンスをしっかりしてもらって、
来シーズンは先発で2桁勝利を目指して欲しいと思います。
ライオンズの今シーズンのMVP級の活躍ありがとうございました。
増田投手は9回表に二死から四球とヒットでピンチを作るも無失点で凌いでくれました。
増田投手の今シーズンの成績は、53試合登板、3勝5敗5ホールド28セーブ、
投球回数54回1/3、被安打51、被本塁打1、奪三振53、与四球15、与死球2、
失点13、自責点10、防御率 1.66、とクローザーとして予想を大幅に上回る活躍を
みせてくれました。特に防御率が!
当然、来シーズンもクローザー候補の筆頭になると思いますが、
2年続けて登板試合が50試合を超えていますので、故障にはくれぐれも気を付けて下さい。
今年と同様以上の活躍(出来れば30セーブ以上)を来シーズンも期待しています。
1年間クローザーとしての大活躍ありがとうございました。
今日の試合は監督の差を見せ付けられた試合だったと思います。
今シーズンのファイターズで1番の打者である大谷選手を打線から外し、
大谷投手として投げることだけに専念させた栗山監督と、
速球に付いていけない中村選手を日本で一番球の速い大谷投手が先発の試合で
スタメン起用した田邊監督の差。
要所々々での盗塁の使い方。
ファイターズの3盗塁のうちの2つは得点にこそ繋がりませんでしたが効果的でした。
2回表二死1塁から大野選手の打席での1塁走者近藤選手の盗塁。
5回表一死3・1塁から陽選手の打席での1塁走者西川選手の盗塁。
もう一つは、盗塁というか、5回表に一死1塁から牽制球で岡選手をつり出した菊池投手が
ファーストのメヒア選手へ送球し、メヒア選手が2塁へ送球した球が岡選手に当たり、
送球が転がる間に3塁へ進塁されたのが盗塁と悪送球が記録されたものでした。
ライオンズは9回裏に一死から代打の上本選手が四球を選んで出塁し、代走に木村文選手を出した、
一死1塁から秋山選手の場面で盗塁を仕掛けてみても良かったと思いますが、
その気配は有りませんでした。
結局、大谷投手に対して1安打、1四球、15三振と抑え込まれ、
打てない投手からどうやって得点を奪うのかということに対して、
何の策も見出せなかったと言われても仕方の無い采配でした。
優勝したファイターズに守備力で大幅に劣る上に、
1点を奪いにいくといういやらしい攻撃まで劣っているとなると、
勝てないのは当然でした。
むしろ、個人個人の能力だけでここまで良く戦ってくれたと思います。
来シーズンこそは基本中の基本に立ち戻って、
打った後の1塁まで全力疾走、送りバントの成功率の引き上げ、
チーム盗塁数の増加、そして防げるエラーを減らす、
といった課題に取り組んで欲しいと思います。
選手、監督、コーチ、スタッフ、並びに関係者の皆さん、そしてライオンズファンの皆さん、
今シーズンもご苦労様でした。
来シーズンこそはAクラス入りと勝率5割以上を目標ではなくノルマにして戦ってください。
最後に、
北海道日本ハムファイターズの
選手、監督、コーチ、チームスタッフ、並びに関係者の皆さん、
そして、北海道日本ハムファイターズファンの皆さん、
2016年シーズンのパ・リーグ優勝おめでとうございました。
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