5月30日もメットライフドームで阪神タイガース戦でした。
先発の平井投手がまたしても期待を裏切っての乱打戦の末8対9での敗戦。
選手のコマ不足の中1勝2敗は悪くはない結果だったと思います。
では、その試合結果を確認します。
2021年5月30日(日) メットライフドーム 阪神タイガース戦 3回戦(1勝1敗0分) 13時試合開始 観客数:4,763人 試合時間:3時間55分 | |||||||||||||||||
T E A M | 1 | 2 | 3 | 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | R | H | E | |||||
T i g e r s | 0 | 2 | 1 | 2 | 2 | 0 | 2 | 0 | 0 | 9 | 15 | 0 | |||||
L i o n s | 0 | 3 | 2 | 0 | 0 | 0 | 3 | 0 | 0 | 8 | 11 | 3 | |||||
球審:秋村謙宏 / 塁審(一):原信一朗 / 塁審(二):西本欣司 / 塁審(三):市川貴之 | |||||||||||||||||
勝利投手 | 及 川 | T | 1勝 | 0敗 | 0S | ||||||||||||
セーブ | ス ア レ ス | T | 1勝 | 0敗 | 16S | ||||||||||||
敗戦投手 | 與 座 | L | 0勝 | 1敗 | 0S | ||||||||||||
本塁打 | T | 糸井3号(2回2ラン)、梅野1号(5回2ラン) | |||||||||||||||
L | 愛斗5号(2回3ラン) | ||||||||||||||||
盗 塁 | T | 中野1個、植田1個、梅野1個 | |||||||||||||||
L | なし | ||||||||||||||||
バッテリー | T | 村上、及川、小林、馬場、岩貞、岩崎、スアレス | |||||||||||||||
梅野 | |||||||||||||||||
L | 平井、佐野、與座、武隈、十亀、森脇、ギャレット | ||||||||||||||||
森 | |||||||||||||||||
スターティングメンバー | |||||||||||||||||
L i o n s | T i g e r s | ||||||||||||||||
投手 | 投 | 投 手 名 | 投手 | 投 | 投 手 名 | ||||||||||||
先発 | 右 | 平井 克典 | 先発 | 右 | 村上 頌樹 | ||||||||||||
打順 | Pos | 選 手 名 | 打順 | Pos | 選 手 名 | ||||||||||||
1 | 中 | 若林 楽人 | 1 | 中 | 近本 光司 | ||||||||||||
2 | 捕 | 森 友哉 | 2 | 遊 | 中野 拓夢 | ||||||||||||
3 | 三 | 中村 剛也 | 3 | 一 | マルテ | ||||||||||||
4 | 指 | 栗山 巧 | 4 | 三 | 大山 悠輔 | ||||||||||||
5 | 二 | 呉 念庭 | 5 | 左 | サンズ | ||||||||||||
6 | 一 | 山川 穂高 | 6 | 右 | 佐藤 輝明 | ||||||||||||
7 | 左 | スパンジェンバーグ | 7 | 指 | 糸井 嘉男 | ||||||||||||
8 | 右 | 愛斗 | 8 | 捕 | 梅野 隆太郎 | ||||||||||||
9 | 遊 | 山田 遥楓 | 9 | 二 | 木浪 聖也 | ||||||||||||
という結果でした。
まずは及川投手のプロ初勝利はおめでとうございました。
先発の平井投手が3週連続期待を裏切る乱調で今季最短の3回3/0でノックアウト。
3回0/3イニングを投げて66球、被安打7、被本塁打1、奪三振0、与四球、失点5、自責点4。
乱打戦の流れを作ってしまいました。
継投も大失敗で、6人のリリーフ投手が出るもしっかりと抑えてくれたのは6回表に登板した武隈投手のみ。
現状の戦力で打ち合いに持ち込むとコマ不足は明らかで、当然と言えば当然の敗戦。
逆に最後の最後まで追い込んだという印象が強いです。
辻監督を始め首脳陣には型にはまった継投では無く柔軟な起用をお願いしたいです。
あと、この3連戦の試合時間をみると、初戦が7対10で3時間50分、2戦目が1対0で3時間15分、
3戦目が8対9で3時間55分、と長過ぎます。
正直緊張感の少ないダレた試合にしてしまった森捕手の責任も重いと思います。
流れを変える意味でも、弱い打線を補強する意味でも森選手をDHで岡田捕手スタメンの試合も作るべきだったと思います。
攻撃に関しても中村選手の打ち損じの多さや山川選手の不調、山田選手の貧打、
9回裏に二死2・1塁から岸選手に出す代打がベンチに居ないなどいろいろとありましたが、
それらが全て吹っ飛ぶほど若林選手の負傷交代のショックが大き過ぎました。
3回表のマルテ選手の打球処理で左膝を痛めて担架で運ばれた若林選手はそのまま交代、
結果、5月31日に登録抹消で、「 左膝前十字靭帯損傷 」 との診断結果が発表されてしまいました。
正式な発表はまだなので、復帰予定などは分かりませんが、
早期どころが今季の復帰は難しいと思っておくべきだと思います。
1番センターの不在を解決してくれていただけに、外崎選手の負傷、源田選手のコロナ感染以上の大ダメージです。
僕的には試合に負けたことが気にならないくらいのショックでした。
嘆いてばかりもいられませんので、攻撃に関して1つだけ。
9回裏の一死からの山川がニゴロ内野安打の1塁へのヘッドスライディングは気迫をみせる場面が違います!
打球の飛んだコース、植田選手の捕球姿勢から考えてヘッドスライディングする必要はありませんでした。
恐らく、7回裏の走塁ミスもあり、余計に必死だったと思うのですが、山川選手が気迫をみせるべきは打席です。
守備や走塁で貢献出来るわけではないし、山川選手に期待するのもそこではありません。
ホームランを狙ってもいい場面、三振だけは避けて欲しい場面、状況が全く違う場面で同じ大振りして凡打。
昨シーズンからの山川選手はフルスイングをしているというよりもオーバースイングで自滅している印象しかありません。
今シーズンも長打になっているのはメチャ振りをしていない時です。
気迫をみせるのならば、打席での集中力を上げてバットが当たらないくらいのボール球を振らない方に意識を傾けるべきです!
長くなったついでにもう一つ。
カープ戦1試合とタイガース戦3試合の交流戦で特に感じるのはセ・リーグとの投手の制球力の差です。
中盤以降になると、例えば二死3・2塁で8番愛斗選手を迎えた時に、申告敬遠で9番の山田選手との勝負を選んできます。
そこで二死満塁にしても、押し出しの四球を出す確率よりも、抑える確率の方が高く、事実そうなっていました。
パ・リーグといっては他チームに失礼になるかも知れませんので、ハッキリ言うとライオンズの中継ぎ陣では押し出しの可能性が
高くて満塁策なんて危ない作戦はほぼ選択できません。
セ・リーグは中継ぎ投手でも平気で9番打者(山田選手や投手)との勝負を選んできました。
これはもうただただ羨ましいというしかありません。
最初にも書きましたが、セ・リーグ首位のタイガースに1勝2敗は悪くない結果だったと思います。
最後に明日の日程を確認します。
次節は6月1日(火)~3日(木)の東京ドームでの読売ジャイアンツ3連戦です。
とにかく目指すは勝ち越し、ノルマは同一カード3連敗だけはしない!
で、源田選手や外崎選手が戻ってくるまでに返せる範囲の借金3以内で凌いで下さい、お願いします。