葛神社 奈良県高市郡明日香村大字阪田736番
古くからある龍神さんで、大字坂田と大字祝戸がお守りしている神社。現代の「明日香南無天踊り」と「龍神さんの龍」が絵馬になった。
拝殿
本殿
境内
日本書紀によると、飛鳥時代642年(皇極天皇)に、異常気象で何日も何日も旱が続き、人々は大変苦しんだ。大切にしていた牛や馬の生命を神に捧げて祈ったり市を
別の場所に移したり、河の神に祈ったり、必死にいろいろな事をしたが雨は降らなかった。またその時の権力者で、蘇我氏も寺々で経典を読み仏に祈ったが、涙雨しか
降らなかった。 この時(642年8月1日)皇極天皇が南淵の河上(飛鳥川上流)に行幸され、跪いて、四方を拝み、天を仰いで祈られると、たちまち雷雨がして、
大雨が降り、雨は5日間降り続き、天下は潤い人々は歓喜したと記載されている。
ナモデ踊り
絵馬
降雨を祈願するときには「黒馬」が、止雨を祈願するときには「白馬」が、その都度、奉納される習わしになっていた。