キリストの昇天祭の日。アントワープの大聖堂へ。
とお~く一番奥に、リューベンスのトリプティークが見える。
十字架降下。
美術館でリューベンスを見るのは、ちょっとうんざりだけど、
こうして大きな大聖堂で見ると、なんかやっぱりすどいドラマティック
だなって思う。やっぱりリューベンスには大きな空間がいいわ。
ここはベルギーで一番大きなゴシック教会。
ステンドグラスもとても美しい。
パイプオルガンもすごい。響きが聴いてみたい。
バラ窓。すいこまれそう。きれい。
リューベンスの十字架昇架。
大聖堂に差し込む光もまたドラマティック。
リューベンスが描いた光源と同じ方から光が・・・。
この方向から光が降り注ぐと、キリストの右側のキリストを愛する
人々の方にだけ強く光があたる。左の悪人たちは闇の中。
このステンドグラスを見てると、天上の世界にいつも心においていた
時代の人々の、「なにか」を感じる。
赤い布のおかげで、大聖堂に飾られる絵が、無機質ではなく暖かく見える。
フランドルの旅 INDEX