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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ 愛の湖 ~ブルージュ~

2011年06月17日 | 旅 ~Voyage~



   

   通りを歩いてたらまた運河が見えてきました。あ、ベギン会修道院だなきっと。


   

   ボートも満員、鳥も満員。

 
   

   馬車に乗るのも今日は寒いだろうなー。


   

   静かでほんとうに中世のようで、感動的だけど、寒い。寒すぎる。
   5月末だけど、きっと気温は10度くらいしかない。


   

   カモだって寒そう・・・・


   

   きれいに手入れしてるなー、このおうち。


   

   うしろから見ると随分足が開いてるんですね、白鳥さん。


   

   カモさんにちょっかいを出そうとする白鳥さん。


   

   すごく寒いときに歩いた旅先の場所は忘れないという。そうかもしれない。


   

   写真を見るたびに、気温まで体感できるんじゃないかと思うぐらい
   体中でこの日のブルージュを記憶した。


   
   
   愛の湖。こんなきれいなところに一人で立ってるほうが罪なんじゃないかと思えてくる。
   まわりはカップルかファミリーばかり・・・

  
   

   街を振りかえる。聖母教会の塔だ。


   

   愛の湖に沿って駅まで歩く。


   

   ここはなんと静かな水の都だろう。


   

   北海につながる水路で繁栄し、その水路が泥で浅くなったために衰退した街。
   中世の時代に機能しなくなったこの街だからこそ、中世を今に伝えることができる。

   ブルージュの街歩き 終わり。


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○ 気ままブルージュ、それとピカソ。

2011年06月16日 | 旅 ~Voyage~



   

   ブルージュで見ておくべきものはとりあえず見たかな~。
   あとは気のおもむくままにこの街を楽しむだけ。ブルグ広場にきました。


   

   聖血礼拝堂に入ってみた。ここにはコンスタンティノープルから持ち帰った
   「聖血の遺物」とやらがあるらしい。


   

   大道芸人。
   見るからに大変そうな。楽しませるとは苦しいことやな。


   

   まぁまぁへたくそな弦楽器の2人組。でも楽しい。

 
   

   ブルージュではピカソとダリのエキシビションをしてた。
   私がたどり着いたのはピカソのほう。なぜか建物の一部の非常口マークしか写してない。
   ピカソ、天才だったやっぱり彼は。
   ピカソがアクリル板の向こうにいて、次々と白い絵の具で絵を描いていく映像をぼ~っと
   見てた。体はイスに座って休憩してるけど、脳はフル回転させられる。すごい映像だった。
   なんか15世紀フランドルの世界から一気に現代の作品を見て、こんがらがって、
   自分が今どこにいるのか、何をしてるのか分からなくなって楽しかった。


   

   ピカソを楽しんで、帰り道。
   レストランでムール貝を食べている人たちがたくさん。


   

   おもしろそうなお店を発見した。


   

   オールクリスマス!


   

   いつだってクリスマス!


   

   何が何でもクリスマス!


   

   どうしてもクリスマス!


   

   クリスマスかどうか分からない飾り。きゅうりみたいなのとか。


   

   魚とか。(キリストのシンボルってこと?)


   

   ピアノ。これはよし。


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○ ファンエイクの像を見に行こう ~ブリュージュ~

2011年06月15日 | 旅 ~Voyage~



   

   にぎわってるな~、マルクト広場のレストラン。


   

   馬車もあちこちから広場に集まってくる。
   馬ってすごいなー。


   

   この国では馬車もトラムも女性が動かすんだな。
   トラムの運転手に女性が多いことにびっくりした。


   

   ふらふらお店を見てたら、マリオグッズ発見!
   やっぱりどこの国でも人気があるのねマリオ。


   

   魚バッグいかが?


   

   どこに向かってるんでしょう、この人たち。


   

   これ80ユーロくらいです。いかがですか?


   

   ビールいっぱい。

   
   

   あ、ヤン・ファン・エイク発見。
   本当にあなたは立派ですよ。


   

   花屋さん。アジサイもあるし、あんまり日本と変わらない気がする。


   

   おじさん重いでしょ?おつかれさま。


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○ ベルフォートからのブリュージュ

2011年06月14日 | 旅 ~Voyage~

    Brugge

   

   ベルフォート登ろうと思ったら、急に曇ってきた。
   
   
   

   チケット買って少し登ったとこから見たマルクト広場。


   

   あ~どこまで上がってきたかな、けっこうしんどいわ。

    
   

   お~カリヨンの自動演奏は、こんな巨大オルゴールみたいなやつだったのかー。


   

   ふ~~。一番上まで上がってきました。
   あ、最初ブリュージュについてどこにいるか分からなかった時に目印にした
   救世主大聖堂だ。曇ってるな~。


   

   あ、あの中央の通りでご夫婦に通りの名前を尋ねたんだっけ。


   

   オステンド方面かー。ってことは晴れてさえいれば北海が見えるのかしらん。


   

   なんかこう、街の中に緑があるっていうんじゃなくて、緑の中に街があるって感じ。
   これがフランドルなのかな。かすんでいても素敵。
   思えば私がどこかの塔から街を眺める時って、曇ってるんだよなー。


   

   ここは見覚えがあるような、ないようなー。


   

   聖母教会方面です。風強い~。
   こんな建物の中にいる私が風にびっくりしているけど、13世紀から建設が
   はじまったこのベルフォート、大変な工事だっただろうなー。
   風はしょっちゅう強く吹くだろうし。男の人ってすごいわーと建築を見るたび思う。


   

   このオレンジ色の屋根たち。愛おしい。


   

   さて、また階段を頑張って降りよう。


   

   もう一度ここからブリュージュを。


   

   じゃあ今から広場のその向こうまで歩いていくことにしよう。


   

   ベルフォートを降りてきてベンチでちょっと休憩してたら、ユーフォニウムを
   かかえたマダムが、かっこ良く制服を着て闊歩してた。


   

   さて、ふたたびマルクト広場へっと。


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○ マルクト広場でビールを。 ~ブリュージュ~

2011年06月13日 | 旅 ~Voyage~



   

   ブリュージュの街の中心、マルクト広場に着きました。
   ビールが飲みたくてしかたがなかったから、とりあえず目についたお店に直行。


   

   晴れてきたから(この時だけ)、ヒューガルデンにした。
   私の大好きなコリアンダーとオレンジの香りがたまらないホワイトエールのビール。
   お昼の少しの時間だけ晴れ間がでて寒くなかったから、これにした。
   朝くらい寒かったらもちろん14~15度くらいで飲むレフやシメイブルーなどに
   するけど、あったかくなって良かったー。

   ビールだけにしよっかなーって思ったけど、今から鐘楼の階段を登るからなにか軽く
   食べとこうと思ってサンドウィッチをオーダーしたら、

   

   むむむー。これサンドウィッチ!?
   サンドできんやん!こんなにはみだして!
   これをどういうふうに食べるのかお手本を見せてほしいわ。
   

   

   全部は食べられなかったけど、おいしかった。
   
   さて、今から目の前のベルフォートに登ってこの街を見よう!


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○ マルクト広場までの300m ~ブリュージュ~

2011年06月12日 | 旅 ~Voyage~

   Brugge

   

   この橋を渡ったら、マルクト広場までもう300メートル。
   なんとなくマルクト広場付近でランチがしたかったから、
   ビールまでの300m、といったところかな。


   

   ところがこの300m。なかなか進めない。おもしろいお店や路地があって、
   ついつい寄り道をしてしまう。
   ランチしたら登ろうと決めてたベルフォートが見えている。


   

   じゃじゃーん。
   こんなんがいっぱいあるから、おもしろくて立ち止まってしまう。
   眼鏡置きです。10ユーロくらい。
   

   

   むむむ。なんでこんなことになったのか、この牛さん。



   

   なぜかこんな昭和~な感じの手提げ袋。「良い女の子」とシールに書いてある。


   

   雨が楽しそう。


   

   ちょっと路地を通って運河の方に歩いてみた。


   

   あっ、左のボートの前にカモが!大丈夫!?


   
  
   なんとなくこの人たちにこの写真あげたい。


   

   むー、おいしそう!プラリネたちよ。


   

   ここはオランダのユトレヒトではありません。ブリュージュです。
   ベルギーだから、隣国のスター「ミッフィー」だってチョコなんだから。


   

   あ~楽しき散策♪ あっマルクト広場のかわいいギルドハウスだ。


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○ 運河沿いの蚤の市 ~ブリュージュ~

2011年06月12日 | 旅 ~Voyage~

    Brugge

   

   グルーニング美術館でフランドル絵画を楽しんだあと、とりあえず街の中心の
   マルクト広場に向かうことにした。


   

   大勢の人が運河巡りのボートに乗ろうと待っている。
   今日は曇ってて風もとても冷たいけど、晴れ間が少しでもあると体感温度が違う。


   

   聖母教会の塔。もうどこからみてもこの塔が聖母教会ってわかるぞ。


   
   
   うわ~満員。建物にも人が!!って思ったら人形かー。


   

   ややっ!仏までおりますがな。

   

   運河沿いはにぎやかに蚤の市やってました。おもしろいものあるかなー。

   

   うわー。ビールいっぱい!!!有名なピンクのゾウのデリリウムカフェのパラソルだ。

   

   むー。だまされた。なんとキャンドル!!

   

   また満員のクルーズボートが進んでいく。
   柳だ。ベルギーにも柳ってあるんだなー。きれい。

   

   これはこれは男の子が大好きな剣。
   私は剣よりブリュージュの街のエンブレムがいいなぁ。

   

   ニャー。

   

   あっ。あの橋をわたろうっと。


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○ グルーニング美術館 ~ブリュージュ~

2011年06月11日 | 旅 ~Voyage~



   

   初期フランドル絵画の宝庫と言われるグルーニング美術館にやってきました。
   今回はなにも予習せずに来たから、「この美術館でこの作品を観ないと!」って
   いうようなプレッシャーもなく、純粋に美術館を楽しむ準備ができていた。

     
   「参事会員ファン・デル・パールの聖母」ヤン・ファン・エイク作

   ただただ目が釘付けになった。これは「神の手」が描いたのではないか、と思う。
   あまりの繊細な描写に背筋がぞっとして、鳥肌が立つ。ろうそく、金糸、いぼ、皺
   なんかが奇跡のように描かれている。この絵を見た15世紀の人たちは、ヤンのことを
   人間だと思っただろうか。「写実のその先」を見据えるような絵画。画家というより
   魔術師に見えたんじゃないかと思うほどです。ヤンという人が。
   圧倒される・・・・ということをこの絵の前で学んだ。

   
   グルーニング美術館は規模もそんなに大きくなくて、とても鑑賞しやすい。
   ひとつひとつをじっくり鑑賞する元気が湧く。同じ部屋に有名な画家もそうでない画家も
   展示されているけど、やっぱりファン・エイクやロヒール・ファンデル・ウェイデンなん
   かは、全体をさっと見ても圧倒的な存在感を発揮してる。
   メムリンクの絵がいかに優しいオーラを放っているのかも、比べるとはっきりわかる。
   メムリンクのところだけ空気がレガートだから。穏やかで淡い色合いがとけあっていて、
   それこそヘ長調の音楽が聴こえてきそうな。それからニ短調。

   同じ部屋のなかでも突然転調がおこり、ロ短調っぽくなってくるのがフースのところ。

      
   「聖母の死」ヒューホ・ファン・デル・フース

   なんか宿命的な暗さを感じる。聖母の死を悲しむ弟子たち全員が精神病患者に見える。
   聖母の死の悲しみをいろんな表情で描いているのかもしれないけど、全員目がおかしい。
   ラリっているとはこういう感じかもしれないと、想像してしまう。「ファン・エイクを
   超えられない」と悩んだこの画家の精神状態なのかもしれない。


   初期フランドル絵画を贅沢にみたな~と、とっても満足。よし!次はビールだな。


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○ メムリンク美術館 ~ブリュージュ~

2011年06月10日 | 旅 ~Voyage~

   Memling museum

   

   朝一番に行ったのはメムリンク美術館。
   チケット売り場で早速聞かれた。「君は何歳?」
   何歳ったって、クレジットカードで支払うんだから大人に決まってるやないですか。
   おじさんにあまりにしつこく若すぎるって言われるから、そんなに子どもに見えるのかと
   思って意気消沈したわ。身長だなきっと。まぁめげずに楽しもう。


        
   Portrait of a young woman 1480

   メムリンク作品ばかり集められた改まったお部屋に入ると、すぐ左手に若い女性の肖像がある。
   美術史家のパノフスキーはメムリンクを「偉大なる二流画家」なんておっしゃるけれど、この
   ポートレイトを見たら二流画家なんてとても言えないような気がする。浅野温子さんのような
   顔のこの女性、夜中にはしゃべってるんじゃないかと思うような、なにかしらの妙な「気」の
   ようなものを感じて、じ~~っと見てしまった。まさか作品には触れられないけど、この手に
   触れたら「体温」があるんじゃないかと思うぐらい、驚くべきものだった。

       
   「聖ウルスラの聖遺物箱」 1489

   誰もが美しいと絶賛するこの作品。何度もガラスケースのまわりをぐるぐると回って見入って
   しまう。描かれた内容は聖ウルスラの殉教の物語なので、決して穏やかな内容ではないし、
   絵画技法も北方絵画の驚くべき写実性というものではないけれど、完成された全体のなんとも
   言えない美しさ。呼吸することをときどき忘れてしまう。さすがベルギー7大秘宝のひとつ。

       
   Portrait of Martin van Nievwenhove 1487

   のちにブリュージュの市長になったマールテン・ファン・ニーウェンホーフェが聖母子に祈り
   を捧げているこの絵は、額縁も当時のままのオリジナル。ちょうど私の目の高さに作品があり、
   ものすごく間近で鑑賞できる。画集なんかで見慣れた作品だったけど、ここにきてオリジナル
   を目の前にすると、今までよく観なかったような窓の外の風景に驚く。ブリュージュの愛の湖。
   中世に水運で栄えたこの街の美しい景色が描かれているんだ。ブリュージュでこの作品を見る
   ことができて幸せだなって思った。

   
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○ ブルージュをさまよう

2011年06月09日 | 旅 ~Voyage~



   

   ベルギーでの街巡りの最初はブルージュ。
   駅から街の中心に歩いてきたつもりだったけど、なんか違ってたみたい。
   あの塔はどの聖堂かなー。
   こういう時ガイドブックの一冊でも持っていたらすぐに分かるのにな。


   

   こっちはなんか複雑でおもちゃみたいに見える塔だな。
   あそこまで歩いてみよう。地図でどの教会か確認できたら歩きやすいしね。

 
   

   この塔はブルージュで一番古い救世主大聖堂の塔でした。
   

   

   あっ、工事中。ベルギーは工事が多い気がする。
   ゲントの駅前も派手に工事をしていたし。


   

   大聖堂の周りをぐるっとまわってみる。

 
   

   お店ものぞいてみる。かわいいチョコレート。
   ショーウィンドウを見てるだけでおもしろい。

   

   いろいろあるなー。このピンクや黄色のかたまりはマジパンかな?

   
   

   ベルギーのお菓子屋さんやキャンディー屋さんのかわいいこと。
   女の子ならみんなお菓子屋さんになりたいんじゃないだろうか、と思うぐらい
   夢があふれています。


   

   このカラフルなのはなんでしょう?


   
  
   ブルージュの聖母教会に入ってみた。
   ぷぷ。この「静かに」って文字がなんかかわいい。


   

   立派なパイプオルガンがあります。

 
   

   ピアノもあります。あっ!あのイコンは・・・・・


   

   ロシアの国宝級イコン、ウラディーミルの聖母。(の写し)
   こんなところでも実力を発揮していましたか。ははー。
   イコンってのは忠実に写せば写すほど神聖さが増すというものですけど、
   その概念でいけば大塚美術館の陶板なんかがそのままの写し(転写)で
   すごい神聖ってことになるのかしらん。
   まさかね・・・・。
   今のようにコピーが簡単にできない時代の概念だよね。
   ちゃんとイコンを描くに相応しい自然顔料を使ってるものに限るのかなぁ。
   そのへん人間の「概念」というものは難しいから勉強しないといけないな。

   でもこのウラディーミルの聖母のイコン、イコンにとって大切なくぼみが
   ないように思う。まっいっか。


   

   なんかここのステンドグラス、静かでいいなー。


   

   教会にはぬりえコーナーまであります。


   

   あ、ついにブルージュらしい運河を発見。
   そろそろ楽しみにしてた美術館に行こうっと。


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