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Adagietto

アダージェット 
大人だって毎日いろんなことを発見し、経験するのだ。
心にのこる 毎日を♪

○ ブリューゲル街道へ・・・?

2011年06月25日 | 旅 ~Voyage~



   

   ガースベーク城からブリュッセルに帰ってきて、バスの時刻を確かめたら、
   目的地までのバスがあと5~6分で出ることが分かった。
   一気にブリューゲル街道モードになってしまった。
   明日は晴れるかどうかわからないし、このまま行ってしまおう。


   

   目的地へのLign118のバスがもう少しでこっちへまわってくる。
   いよいよ行くんだ。あの雑誌で見たブリューゲル街道へ。


   

   今日はそこへ行くつもりではなかったから、バスの路線図も宿泊先に置いてきて
   しまった。だからバスの運転手さんにシント・アナ・ペーデの教会で降ろしてと
   お願いして、一番前に座る。黒人の男前の運転手だった。
   あとから乗ってきたおばあちゃんの話を一生懸命きいている。

  
   

   その男前運転手が突然、「あれがシントアナペーデチャーチだ!」といって
   バス停ではないところで教会を指差した。私も一瞬その教会のシルエットを見て、
   着いたと思った。バス停じゃないとこで降ろしてくれるなんてなんて親切!!
   ところが・・・・歩いて近づくにつれて、これ絶対違うと確信。
   っていうかどこだここはーーー!!??


   

   日本でプリントして持ってきた広域地図一枚。
   なぜかこれだけでも自分はシントアナペーデの教会まで自力で行ける気がした。
   迷って、困っている自分が楽しくなってきた。
   薄気味悪く半笑いで40分くらい歩いていると、さっきの男前黒人運転手が
   どこかの街で折り返して帰ってきてるのに遭遇。窓から本当にすまなそうに
   あやまってくれたけど、もうその時には「あなたのおかげで旅先で迷って困る
   ことができました」という感謝の気持ちになっていたので(笑)、
   とりあえず今歩いている道が正しいのかどうかだけ確認して、サヨナラした。


   

   5キロくらい歩いて、シント・アナ・ペーデの教会らしき建物の先端が見えたとき、
   ものすごく感動した。これまで道を尋ねた人、バスの運転手、今日の天気、
   ベルギーの日の長さ、どこでもビールが飲めること、「そこへは歩いて行くには遠すぎる」
   と助言をくれた人、孤独に歩いていると鳴きながら寄ってきてくれた羊。
   そのすべてに感謝したくなった。


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○ ガースベーク城のブラッスリー Gaasbeek

2011年06月24日 | 旅 ~Voyage~

    Gaasbeek

   

   美しい池から階段をのぼって、ちょっと休憩。
   息切れしたから。それもあるけど、都会の空気に今日は触れたくないなと
   思ったから。これからどうしようかちょっと考えるために。


   

   ちょっとぼ~っとしてたら、このお城の敷地に入ってすぐの門のあたりに
   ブラッスリーらしき建物があったことを思い出した。


   

   あの角をまがったところだ。


   

   ここここ。ここでバスの時間まで考えよう。


   

   どれにしよかな~。知らないのにしよ。

 
   

   マーティンズ ペール エール。
   あまり泡立ちません。最後に苦みが少し残りますが美味しいです。


   

   やっぱ大きな街は歩きたくないな~。気持ちがいいなここ。
   ブリュッセルに一度帰って、もしバスがすぐあったらブリューゲル街道に行って
   みようかなー。まー今日は休日であんまりバスがないから運次第だけど。


   

   バス停で10分くらい待ってたら、地元の人やお兄ちゃんが車から
   「ブリュッセルに行くなら乗りなよ」と言ってはくれるけど、
   本当かどうか疑わしいのでとりあえず適当にことわる。
   バスも結構楽しいし。バスのなかに立派な冊子の時刻表があったりして、
   自分の知りたいバスのルートとか情報収集できるから。
   しかもありがたいことにその冊子は持って帰れる。
   ベルギーってのは親切な国だなぁ。


   フランドルの旅


○ 小道の向こうのあの門まで Gaasbeek

2011年06月22日 | 旅 ~Voyage~

    Kasteel van Gaasbeek

   

   池に降りてきたとき見えていた小道のむこうの門。
   あの門の向こうがどうなってるか知りたい。


   

   遠くからは見えるのに、道の入り口からは見えないんだ。


   

   随分近づいてきた。


   

   ん?向こう側に道はない?


   

   もう使われてないんだ。


   

   狩りから帰ってくるエグモント伯を迎えていたのでしょうか。


   

   のどかな農村風景、それだけ。


   

   鳥の鳴き声が本当にきれい。


   

   まるになった枝。


   

   木ってすごいなー。


   

   池の向こうに、最初に降りてきた階段が見える。


   

   池に戻らずに少し回り道。


   

   木漏れ日のゆらゆらにしばし陶酔。


   

   教会がみえてきた。


   

   城主のためのものだったのだろうか。


   

   のぞいてみた。使われてはいないんだなーということがわかった。



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○ ガースベークの水辺 Gaasbeek/Pajottenland

2011年06月22日 | 旅 ~Voyage~

    Gaasbeek

   

   ガースベーク城のまわりの水辺には、鳥たちが気持ちよさそうにならんでいる。


   

   みんな仲が良さそうだな。


   

   癒されるわー。一緒にならんでいたい。


   

   黒と白。日本じゃみたことないなぁ。


   

   パヨッテンランドらしい空だな。雲がぽこぽこ。空が円の一部であるように見える。


   

   キンポウゲがたくさん。


   

   ひなげし。好きだなーこの花。


   

   この木々の葉のこすれあう音、忘れられない。


   

   あ、なんだろこれ。いっぱいある。こんなのがにょきにょき。


   

   ここへまた来ようかな。
   今度はガースベークのミュージアムガーデンもちゃんと予約して入りたいな。


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○ ガースベーク城の散歩道 Pajottenland

2011年06月22日 | 旅 ~Voyage~



   

   ガースベーク城の周りの散歩道を歩く。


   

   光が水面に反射して、反射した光がまた木々を繊細に照らす。


   

   強くもなく、弱すぎることもない気持ちのいいメゾフォルテくらいの風が吹く。
   空と水面の両方から光を受けた木々のなんとも言えない輝きを見た。
   あ~日本で分刻みの仕事に追われてるとき、行けたらいいのにな~って思っていた
   パヨッテンランドに来たんだなーって不思議な気分になった。そのとき。


   

   いいな~。こんなところを2人で自転車おして歩く。幸せそうだなー。

   
   

   とてもカワイイ馬に出会いました。
   近寄ってきてくれて、とてもかわいい。なんときれいな目。
   本当に愛おしくてしかたがなくなります。

   

   毎日君に会いたくなるよ。


   

   あ、牛さんもいっぱい。

   

   幸せそうだなー。って思ってたら、急に福島の取り残された牛たちの映像を思い出して、
   ちょっと辛くもなった。彼らもこんなところで過ごすことができたらいいのに。


   

   牛ってこんなにかわいいんだ。


   

   この場所の思い出に、木の葉を一枚持って帰った。


   
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○ ガースベークの美しい池 Gaasbeek

2011年06月20日 | 旅 ~Voyage~



   

   雑誌で見て、こんなファンタジーのような池が本当にあるのかと思ってたけど、


   

   本当にあるんだ。


   

   自然もまた人間の手によって統治できる、という自信も感じられるけど、
   その想いがあるからこそ、ここまで美しい景色が生まれるのだろうと思う。


   

   小道の向こうに門が見える。行ってみたい、あの場所まで。


   

   風がさ~っと吹いてきて、緑が揺れて、葉のざわめく音がして、光が揺らめく。
   池に向かって歩きながら、泣けてきた。


   

   今この場所に立っていられること、そのすべてに感謝しなければ。
   このときの風や音を思い出すだけで、感動してしまう(それは帰国後の話)


   
   
   この場所に出会えて、本当に良かった。


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○ ガースベーク城からの田園風景 Gaasbeek/Pajottenland

2011年06月19日 | 旅 ~Voyage~

    Gaasbeek

   

   ただブリューゲルが描いた景色を見たいというだけでここへ来たけど、お城の中では
   いろいろと勉強になった。13世紀に築かれたこのお城が17世紀にるい14世が
   攻めてきて、ものすごい被害にあったこと、
   スペインの支配に反対したエグモント伯がこのお城に住んでいて、
   最終的にブリュッセルのグラン・プラスで処刑されたこと。
   そしてその悲劇をベートーヴェンが『エグモント序曲』として作曲したこと。
   ほかにもリューベンスが2番目の妻と結婚する時に交わした契約書があったり。

   立派なお部屋でも、やっぱり結構すきま風の音がすごかったり、
   バスルームではこんな素晴らしい香りのアロマを使ってたのかと五感をくすぐられたり。
   キッチンでは日々楽しんだんだろうなーと思われるようなケーキの型やいろんなスパイス
   たちが並んでたり。もちろん景色も抜群だし。

   
   

   お城のなかで勉強して、フランドルの歴史の中にいるって感じがしてきました。


   

   今回は行けないけど、シント・ピータース・レーウのコロマバラ園も
   行ってみたいな。なんと3000種、30万本のバラが咲くのです。
   ちょうどバラの見頃なのになー、明日は月曜だから休みだし。
   またベルギーにリベンジだな。

   

   お城から出たら晴れていて、とても嬉しかった。
   これがブリューゲルの描いた風景かー。


   

   のどかだわー。ブリューゲルの世界が現実の空気の中に存在するって不思議。
   この風景メトロポリタン所蔵の「干し草の収穫」に描かれた景色。


   

   教会も描かれているものとそっくり。


   

    お城から下を見下ろすと、散歩道が。行ってみようっと。


   

   それにしても、やっぱり雲がこの土地独特なように感じる。なぜかしらん。

  
   

   さてお城のまわりを散歩しよう。

  
   

   最後に晴れた空バージョンのお城を一枚パシャッ。


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○ ガースベーク城 Pajottenland

2011年06月19日 | 旅 ~Voyage~



   

   大きいバスなのに細い道もぐんぐん走ったりして、ガースベーク城に着きました。
   あらかじめ運転手にはガースベーク城で降ろしてと言っておいたけど、
   もっと人が降りるんだと思っていたら自分一人だった。
   教えてって言っといてよかったー。知らないと絶対通り過ぎるわ。言ってくれないし。


   

   観光客っぽい人はいないけど、近所の人たちかな?
   こんなところでジョギングするなんてなんという贅沢。


   

   緑とちょっとひんやりした空気が気持ちいい。


   

   脇道もいくつかあるけど、どこにつながってるんでしょ。


   

   見えてきましたガースベーク城。
   どんより曇ってるから、お城もずんぐりして見える。
   おかしいな~今日は天気予報「晴れ」だったはずなのに。


   

   あ、むこうに池がある。あれこそ雑誌に載ってた池だな。
   あとで絶対見に行こう。

  
   

   ちょ~っとずつ晴れてきてる気がする。
   このまま晴れて、と何度心の中で思ったことか。


   

   ではお城に入ります。


   

   あ!子どもたち。さては君らも近所のお散歩組だな。


   

   あっ!こけた!

 
   

   あらよっと・・・・・泣くもんかぁ。

   
   

   僕は泣かないぞー。こらー、こんな三輪車ひっぱってやるー。
   っていうか彼のメガネとおしゃぶりはファッション!?

   小さい頃どこで遊んでたの?って聞かれたら、彼らは「お城」って答えるんだろうか。


   

   お城の内部見学のチケットを買って、案内の人が来るまで、
   イタリア式庭園で待ちます。

   
   

   なんとなくフランドルって感じの雲に感じるのは、気のせいだろうか。


   

   ではお城の中を楽しんできます。


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○ パヨッテンランドへ ~ベルギー~

2011年06月19日 | 旅 ~Voyage~



   

   今日は日曜日。ゲントからウィークエンドチケットでお得にブリュッセルまで移動して、
   ブリュッセル南駅からバスでパヨッテンランドへ。
   私がここへ向かおうとしたわけは、何年か前のカードの情報誌が急にひょっこり出てきた
   ことがきっかけ。この情報誌がなかったら多分知ることも行くこともなかったかもしれない。

   本当にそこにたどり着けるのか心配だったけど、バス停まで来てしまえば一気に現実化。
   ブリューゲルが描いた世界へ、私は行けるんだと思ったらもう喜びがあふれてきた。

   まずはブリューゲルも眺めたパヨッテンランドの眺望を見るために、ガースベーク城へ。
   

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○ ゲントでトルコ料理

2011年06月18日 | 旅 ~Voyage~



   

   おいしかった~。トルコ料理。
   昼にすごい量のサンドイッチを食べたから、夜は食べられるかどうか心配だったけど、
   なんと食べられましたよトルコ料理。
   ゲントは中世のギルドハウスや大聖堂の塔が美しく並ぶ街だけど、行くとこに行けば
   トルコ街かーここはー、というぐらいトルコ料理の店が並んでいてびっくり。

   食べていたらイスタンブールへの郷愁が・・・・
   まだ見ぬテオドシウスの城壁に沈む夕日を見てみたい。
   デジタル一眼レフを買って練習はじめよかな。


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