よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
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改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタ ルーメン・テネブライ編2話25

2016-05-04 15:56:59 | 日記
第四章 天の上の存在


 一方、消えたFは別の空間に現れた。
 現れた場所は神ですら恐れ多いと近づかぬ究極の聖域と呼べる場所だった。
 そこにはある存在がいた。
 その存在を表現するのに神や悪魔から順を追って説明せねばならない。
 光の惑星ルーメンに君臨する神御(かみ)も含めた神の軍勢の頂点は真(しんじん)と呼ばれている。
 その真も含めた神という概念そのものを作ったとされている存在を最真(または最深/さいしんじん)と呼ばれている。
 同じように、闇の惑星テネブライに君臨する悪空魔(あくま)も含めた悪魔の軍勢の頂点は超魔(ちょうま)と呼ばれている。
 その超魔も含めた悪魔という概念そのものを作ったとされている存在を極超魔(または極頂魔/ごくちょうま)と呼ばれている。
 その最真と極超魔とあわせて超越存在として数えられる第三の超越存在を総じて、三大超越存在(さんだいちょうえつそんざい)と呼ばれている。
 その三大超越存在の更に上、善悪をも超越した存在が居る。
 その存在は神の上に立つ者という意味で【上立者(しんじょうりっしゃ)】と呼ばれている。
 最真はこの上立者を真似て神という概念を作ったとされている。
 そのため、神にとっても近づくのさえ恐れ多いという存在になる。
 悪魔や第三の超越存在にとっても目上の存在となる。
 正に天の上の存在と言えた。
 この16名の【上立者】よりも上の立場は超存(真超存/しんちょうそん)と呼ばれる存在しかないという正に上の上に存在する者達だった。
 例え、Fと言えども、この究極の存在を前にすると少なからず居竦んでしまう。
 それ程の存在だった。

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