よったろーのせーさく日記3

よったろーのせーさく日記からの引き継ぎです。
ちょちょいのよったろーと申します。
改めましてよろしくお願いします。

ファーブラ・フィクタ ルーメン・テネブライ編4話30

2016-05-30 17:12:55 | 日記
 だからこそ、フォールにも怪妖との満足いかなかった戦いを諦めてもらった。
 フォールもそれが解るからこそ、黙って、指示に従ったのだ。
 この幽界に来てしばらく経つが、キャリア達は心の成長もしていった。

 その成長に影響されたのか、新生キャリアの背中から生えている帯の様なものが形を少しずつ変えていって、二本の突起物になった。
 その二本の突起物には何らかの結晶が何種類かついている。
 これがどのような力をもたらすのかはまだ不明だが、元々の帯の様なものは頭上のオレンジの光体と連動していて、現在に至るまで幽界の宇宙世界の状況を感じ取り、この宇宙世界に特化した形態へと形を変えたのだ。
 この突起物はその場の宇宙空間と連動し、それに見合った結晶を作り出す。
 その結晶を使って、幽界での戦いを有利に進める事が出来るというものだ。
 キャリアはこの自身の体内構造をオレンジの光体を利用し、理解した。
 また、キャリアだけがスキルアップした訳ではない。
 フォールとキャトラもまたスキルアップしていた。
 二人はどちらも見た目に大きな変化があるという訳ではなかったが、属性などが体内でめまぐるしく変化していた。
 それは、絆玉(ボンドボール)を通して、キャリアの成長が直に影響するという事でもある。
 絆玉(ボンドボール)はもう無い。
 フォールやキャトラが完全に身も心も仲間になった時、その役目を終えるからだ。
 だが、その絆玉(ボンドボール)からの影響はフォールとキャトラにずっと残る。
 キャリアの成長は同時にフォールとキャトラも成長しているという事に繋がるのだった。
 スキルアップの同調現象をもたらすのが絆玉(ボンドボール)の大きな特徴だった。
 キャリアの背中の突起物で作られる結晶はフォールとキャトラにも良い影響を与える事になるのだ。

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