二匹のドラゴンが壮絶なぶつかり合いをする。
可愛らしくても揺花ちゃんのドラゴンも強い。
負けたら敗退が決まるこの試合に揺花ちゃんは手を抜いたICは持ってこない。
油断しなければ、揺花ちゃんは地球レベルを大きく超えている逸材だ。
危なげなく、彼女は【ツインヘッドドラゴン】を撃破した。
これで一勝一敗、イーブンだ。
問題は、次の大将戦だ。
みらちゃんが負けたらそこで敗退するとあって、彼女はかなり緊張した様子だ。
こんな時どんな言葉をかけてあげればいいのか解らないけど、
「負けても死ぬ訳じゃない。頑張って来て」
と言うのが精一杯だった。
この言葉が適切かどうかは解らないけど、彼女にチーム昴の三回戦進出の命運がかかっているのは確かだ。
「か、監督、これで良いでしょうか?」
震えながらみらちゃんが聞いて来る。
ごめんなさい。
余計なプレッシャーをかけちゃってるね。
監督失格だね、私。
とにかく、私はギュッとみらちゃんの両手を握ってあげた。
すると、少し落ち着いたのか、微かに微笑む。
みらちゃんが用意したICは【武者侍(むしゃざむらい)】だ。
彼女の理想の男性がモデルだという彼女の切り札とも言うべきICだ。
それだけ、この勝負に全てを賭けていると言って良かった。
可愛らしくても揺花ちゃんのドラゴンも強い。
負けたら敗退が決まるこの試合に揺花ちゃんは手を抜いたICは持ってこない。
油断しなければ、揺花ちゃんは地球レベルを大きく超えている逸材だ。
危なげなく、彼女は【ツインヘッドドラゴン】を撃破した。
これで一勝一敗、イーブンだ。
問題は、次の大将戦だ。
みらちゃんが負けたらそこで敗退するとあって、彼女はかなり緊張した様子だ。
こんな時どんな言葉をかけてあげればいいのか解らないけど、
「負けても死ぬ訳じゃない。頑張って来て」
と言うのが精一杯だった。
この言葉が適切かどうかは解らないけど、彼女にチーム昴の三回戦進出の命運がかかっているのは確かだ。
「か、監督、これで良いでしょうか?」
震えながらみらちゃんが聞いて来る。
ごめんなさい。
余計なプレッシャーをかけちゃってるね。
監督失格だね、私。
とにかく、私はギュッとみらちゃんの両手を握ってあげた。
すると、少し落ち着いたのか、微かに微笑む。
みらちゃんが用意したICは【武者侍(むしゃざむらい)】だ。
彼女の理想の男性がモデルだという彼女の切り札とも言うべきICだ。
それだけ、この勝負に全てを賭けていると言って良かった。
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